G Force聴いてたら、やっぱりコレが出てきちゃいました。
長い前振りでしたが(笑)私がギター好きとなった原点とも言えるかもしれない一枚です。
前にも書きましたが、ロックに目覚めたあとすぐに洗礼を受けたのがKISSだとしたら、エレクトリックギターに走らせたきっかけがこの作品だったんですね。
ある意味Jeff Beck御大より重要な位置を占めてます。
何時かは挙げなきゃなぁ・・って思ってましたが、丁度潮時のようです。
・・大げさだって!?(笑)
「なんじゃこれ?」が最初の感想でしたね。
ラジオで聞いた‘You Really Got Me’に痺れて、レコードショップに走った事を覚えています。
当時はアコギでアルペジオなんかがある程度弾けるようになってたし、パワーコードやいわゆる3コード進行ってのは既に知ってたのですが、エディのやってることがさっぱり分りませんでした。
‘ライトハンドは凄いらしい’なんて、今から思えば‘お前、左手さえ不満足やんか’って自分で突っ込みたくなるような状況だったと思います・・でも我慢できなかったんですね・・譜面を手に入れて、無謀にもコピーしようともがいてました。(笑)
そんな感じでカルチャーショックというより絶句したといった方が正しいのかも知れませんね、当時は。
今更ですが、彼らのデヴュー作となったこの作品は'78年のリリースでしたが、当時の面子はEdward Van Halen(g) David Lee Roth(vo) Alex Van Halen(d) Michael Anthony(b) の黄金カルテットでした。
プロフィールをおさらいします。
まずEdward・・ギターのEddie(エディ)は'55年1月26日生まれで現在52歳、ドラムのAlex(アレックス)が'53年5月8日生まれで53歳というVan Halen兄弟中心のバンドです。
共にオランダはNijmegen(ナイメーヘン)出身で、'67年に一家でカリフォルニアに移住してます。
バンドとしては、当初エディがヴォーカルを兼務してたMammoth(マンモス)というトリオ編成だったのが、金銭的事情(というのが面白いんですが)で、'54年10月10日生まれ(現在52歳)のヴォーカリストDavid(Dave) Lee Roth(デイヴ・リー・ロス)を加え4人編成となり、パブリッシング問題もあり現バンド名に改名。
その後ベースが'54年6月20日生まれ(現在52歳)のMichael Anthony(マイケル・アンソニー)に変り、この面子が揃った訳ですネ。
彼らはハリウッドやパサディナあたりでギグを繰り返し、一時KISSのGene Simmons(ジーン・シモンズ)に認められデモまで創ってますが、バンド名の変更要求を呑めず関係を解消。
その後、偶然ワーナーのエライさんと後のプロデューサーとなるTed Templeman(テッド・テンプルマン)が偶然あるギグを目撃し、アメリカンドリームを掴むこととなったのでした。
何が凄かったかというのは今更の感もありますが、やはり‘ライトハンド奏法’による世界的規模の衝撃に尽きると思います。
Allan Holdsworth(アラン・ホールズワース)先生のコピーをする上で止む無く編み出した技というのが定説となってるようですネ・・私はちょっと疑ってますが。
それに加え、アルバムジャケットになってた初期のフランケン・ギターのルックスとフルスロットルパワーのマーシャルアンプ&フランジャーで生み出されたあのスペーシーなサウンドも憧れでしたネ、個人的に。
・・それと、腰まで伸びてたデイヴの胸毛かな・・ギャラン・ドゥ!(爆)
1.Runnin' With The Devil(悪魔のハイウェイ)
まずはオープニングの若干簡単メのこの曲からコピーしましたネ。
でも冗長的なバッキングにすぐ飽きちゃうんです。
2.Eruption(暗闇の爆撃)
当時一番気に入ってたトラックで、Player誌上のRock'N'Roll Highschoolという企画で、北島健二師匠が図入りで解説してた記事を見ながら死ぬほど練習しました。
成果が上がらなくて、かなり凹んだものでしたネ・・また挑戦してみようかな。
3.You Really Got Me
前の曲からの流れが大好きで、大抵続けて聴いてました。
Kinksが'64年に出した1st作からのカヴァーですが、このヴァージョンが元でオリジナルのアレンジがかなりハードに変ったと聞きます。
当時も今も大好きな曲です。
4.Ain't Talkin''bout Love(叶わぬ賭け)
マイナー調の割りにはノリが良く、アルペジオのリフが印象的でした。
コレをコピー出来た時にはかなり嬉しかったですね・・初心者にとってはかなり練習になるリフです。
5.I'm The One
ギター初心者には鬼のように超高速に聞こえた曲でしたね・・今聴くと普通かも・・とてもこんな風には弾けませんがネ。(笑)
ドゥワップのコーラスも意外にカッコいいものです。
6.Jamie's Cryin'(ジェイミーの涙)
キャッチーでいい曲です。
これも単純な構成なので、結構初心者向けでしたネ。
ただボトルネックのソロが結構厄介でした・・単純なフィンガリングさえもまともに再現出来ない状態でしたからなおさらです。
7.Atomic Punk
勢いだけでストラクチュアとしてはかなり無理がある曲なんですが、ベースが意外と上手くツボを抑えています。
よく聴いて初めて気が付いたのですが、マイケルは辻褄合わせが上手いというか、テケトーに合わせることに長けてたのがエディにウケたのかもしれませんネ。
8.Feel Your Love Tonight(お前は最高)
リフとしてはこの曲が一番好きでしたネ・・ん、#3と双璧かな。
ただ、このグルーヴが全然再現出来ず仕舞でした。
キャッチーだしコーラスがきれいなのでライヴ向けだったんですが、クラブでは一緒に出来る面子が揃わず残念でした。
9.Little Dreamer
マイナー調でちょっと演歌っぽいのが鼻について、あまりいい印象が当時からなかった曲でした。
・・今聴いても、やっぱダメですネ。
10.Ice Cream Man
John Brimって方が'53年頃に書いた曲のカヴァーです・・完全にデイヴの趣味だそうです。
デイヴのアコギから始まるブギーで、シンプルでいい感じです・・歌詞がまた凄く変だけど。(笑)
エディのソロがかなりカッコいいので、昔から結構好きなトラックでした。
11.On Fire(炎の叫び)
小出しにかかってるフェイザーの使い方がカッコよすぎます。
マネして色々試して見たことがありましたが、あんな風には絶対できませんね、なぜか。
これぐらいシャウト出来るヴォーカルと環境があれば、バンドでぜひやってみたかった1曲でもあります。
今回ほんとはエディだけフューチャーしたかったんですが、彼にはソロ作なんて概念が無いので断念しました。
まあ、彼の音楽性がこのバンドの核となってる訳ですから、改めてオリジナルでソロをやる意味もないのかもしれません。
そんなエディですが、彼は変に甘やかされてビッグになっちゃったんで、言動が未だに大人げないというか子供のままですね。
この作品が世に出たのが彼が24歳の頃で、‘1984’あたりで大ブレークしたのも20代最後の頃・・仕方が無いといえばそれまでかも。
才能があってすばらしい音楽が奏でられれば、パーソナルな部分は関係ないってのが、この世界の昔からの常識みたいなものですが・・なんか違う気がするんですがネ。
また、このデヴューからサミー期最後の‘Balance’までは、どの作品もそれなりに凄いと思わせる部分があったのですが、‘Van Halen Ⅲ’に限っては最悪だと感じたのは私だけでしょうか。
空回りというか・・なんかリスナーをなめてるようなヴァイヴを感じます。
死を意識して創ったと思われる‘Balance’で感じられるような異常なほど高かったテンションの痕跡みたいなモノが皆無だったのがすごく残念でした。
・・それだけに、このデヴュー作での衝撃が懐かしく思います。
バンド復活も決まったようですが、性根入れてがんばってくれい!
最後に余談ですが、本日所要で外出してたついでに見つけたモノです。
SOUND誌4月号・・最新のヤツに、エディのサウンドに関する記事が詳しく載ってます。
アンプのオーヴァーロードはウソだった!・・とか。
・・これ読んどいて良かったです・・今回の下書きでいっぱいウソ書いてたので恥をかくところでした。(爆)
おもしろいんで、興味のある方はぜひお読み下さい!
長い前振りでしたが(笑)私がギター好きとなった原点とも言えるかもしれない一枚です。
前にも書きましたが、ロックに目覚めたあとすぐに洗礼を受けたのがKISSだとしたら、エレクトリックギターに走らせたきっかけがこの作品だったんですね。
ある意味Jeff Beck御大より重要な位置を占めてます。
何時かは挙げなきゃなぁ・・って思ってましたが、丁度潮時のようです。
・・大げさだって!?(笑)
「なんじゃこれ?」が最初の感想でしたね。
ラジオで聞いた‘You Really Got Me’に痺れて、レコードショップに走った事を覚えています。
当時はアコギでアルペジオなんかがある程度弾けるようになってたし、パワーコードやいわゆる3コード進行ってのは既に知ってたのですが、エディのやってることがさっぱり分りませんでした。
‘ライトハンドは凄いらしい’なんて、今から思えば‘お前、左手さえ不満足やんか’って自分で突っ込みたくなるような状況だったと思います・・でも我慢できなかったんですね・・譜面を手に入れて、無謀にもコピーしようともがいてました。(笑)
そんな感じでカルチャーショックというより絶句したといった方が正しいのかも知れませんね、当時は。
今更ですが、彼らのデヴュー作となったこの作品は'78年のリリースでしたが、当時の面子はEdward Van Halen(g) David Lee Roth(vo) Alex Van Halen(d) Michael Anthony(b) の黄金カルテットでした。
プロフィールをおさらいします。
まずEdward・・ギターのEddie(エディ)は'55年1月26日生まれで現在52歳、ドラムのAlex(アレックス)が'53年5月8日生まれで53歳というVan Halen兄弟中心のバンドです。
共にオランダはNijmegen(ナイメーヘン)出身で、'67年に一家でカリフォルニアに移住してます。
バンドとしては、当初エディがヴォーカルを兼務してたMammoth(マンモス)というトリオ編成だったのが、金銭的事情(というのが面白いんですが)で、'54年10月10日生まれ(現在52歳)のヴォーカリストDavid(Dave) Lee Roth(デイヴ・リー・ロス)を加え4人編成となり、パブリッシング問題もあり現バンド名に改名。
その後ベースが'54年6月20日生まれ(現在52歳)のMichael Anthony(マイケル・アンソニー)に変り、この面子が揃った訳ですネ。
彼らはハリウッドやパサディナあたりでギグを繰り返し、一時KISSのGene Simmons(ジーン・シモンズ)に認められデモまで創ってますが、バンド名の変更要求を呑めず関係を解消。
その後、偶然ワーナーのエライさんと後のプロデューサーとなるTed Templeman(テッド・テンプルマン)が偶然あるギグを目撃し、アメリカンドリームを掴むこととなったのでした。
何が凄かったかというのは今更の感もありますが、やはり‘ライトハンド奏法’による世界的規模の衝撃に尽きると思います。
Allan Holdsworth(アラン・ホールズワース)先生のコピーをする上で止む無く編み出した技というのが定説となってるようですネ・・私はちょっと疑ってますが。
それに加え、アルバムジャケットになってた初期のフランケン・ギターのルックスとフルスロットルパワーのマーシャルアンプ&フランジャーで生み出されたあのスペーシーなサウンドも憧れでしたネ、個人的に。
・・それと、腰まで伸びてたデイヴの胸毛かな・・ギャラン・ドゥ!(爆)
1.Runnin' With The Devil(悪魔のハイウェイ)
まずはオープニングの若干簡単メのこの曲からコピーしましたネ。
でも冗長的なバッキングにすぐ飽きちゃうんです。
2.Eruption(暗闇の爆撃)
当時一番気に入ってたトラックで、Player誌上のRock'N'Roll Highschoolという企画で、北島健二師匠が図入りで解説してた記事を見ながら死ぬほど練習しました。
成果が上がらなくて、かなり凹んだものでしたネ・・また挑戦してみようかな。
3.You Really Got Me
前の曲からの流れが大好きで、大抵続けて聴いてました。
Kinksが'64年に出した1st作からのカヴァーですが、このヴァージョンが元でオリジナルのアレンジがかなりハードに変ったと聞きます。
当時も今も大好きな曲です。
4.Ain't Talkin''bout Love(叶わぬ賭け)
マイナー調の割りにはノリが良く、アルペジオのリフが印象的でした。
コレをコピー出来た時にはかなり嬉しかったですね・・初心者にとってはかなり練習になるリフです。
5.I'm The One
ギター初心者には鬼のように超高速に聞こえた曲でしたね・・今聴くと普通かも・・とてもこんな風には弾けませんがネ。(笑)
ドゥワップのコーラスも意外にカッコいいものです。
6.Jamie's Cryin'(ジェイミーの涙)
キャッチーでいい曲です。
これも単純な構成なので、結構初心者向けでしたネ。
ただボトルネックのソロが結構厄介でした・・単純なフィンガリングさえもまともに再現出来ない状態でしたからなおさらです。
7.Atomic Punk
勢いだけでストラクチュアとしてはかなり無理がある曲なんですが、ベースが意外と上手くツボを抑えています。
よく聴いて初めて気が付いたのですが、マイケルは辻褄合わせが上手いというか、テケトーに合わせることに長けてたのがエディにウケたのかもしれませんネ。
8.Feel Your Love Tonight(お前は最高)
リフとしてはこの曲が一番好きでしたネ・・ん、#3と双璧かな。
ただ、このグルーヴが全然再現出来ず仕舞でした。
キャッチーだしコーラスがきれいなのでライヴ向けだったんですが、クラブでは一緒に出来る面子が揃わず残念でした。
9.Little Dreamer
マイナー調でちょっと演歌っぽいのが鼻について、あまりいい印象が当時からなかった曲でした。
・・今聴いても、やっぱダメですネ。
10.Ice Cream Man
John Brimって方が'53年頃に書いた曲のカヴァーです・・完全にデイヴの趣味だそうです。
デイヴのアコギから始まるブギーで、シンプルでいい感じです・・歌詞がまた凄く変だけど。(笑)
エディのソロがかなりカッコいいので、昔から結構好きなトラックでした。
11.On Fire(炎の叫び)
小出しにかかってるフェイザーの使い方がカッコよすぎます。
マネして色々試して見たことがありましたが、あんな風には絶対できませんね、なぜか。
これぐらいシャウト出来るヴォーカルと環境があれば、バンドでぜひやってみたかった1曲でもあります。
今回ほんとはエディだけフューチャーしたかったんですが、彼にはソロ作なんて概念が無いので断念しました。
まあ、彼の音楽性がこのバンドの核となってる訳ですから、改めてオリジナルでソロをやる意味もないのかもしれません。
そんなエディですが、彼は変に甘やかされてビッグになっちゃったんで、言動が未だに大人げないというか子供のままですね。
この作品が世に出たのが彼が24歳の頃で、‘1984’あたりで大ブレークしたのも20代最後の頃・・仕方が無いといえばそれまでかも。
才能があってすばらしい音楽が奏でられれば、パーソナルな部分は関係ないってのが、この世界の昔からの常識みたいなものですが・・なんか違う気がするんですがネ。
また、このデヴューからサミー期最後の‘Balance’までは、どの作品もそれなりに凄いと思わせる部分があったのですが、‘Van Halen Ⅲ’に限っては最悪だと感じたのは私だけでしょうか。
空回りというか・・なんかリスナーをなめてるようなヴァイヴを感じます。
死を意識して創ったと思われる‘Balance’で感じられるような異常なほど高かったテンションの痕跡みたいなモノが皆無だったのがすごく残念でした。
・・それだけに、このデヴュー作での衝撃が懐かしく思います。
バンド復活も決まったようですが、性根入れてがんばってくれい!
最後に余談ですが、本日所要で外出してたついでに見つけたモノです。
SOUND誌4月号・・最新のヤツに、エディのサウンドに関する記事が詳しく載ってます。
アンプのオーヴァーロードはウソだった!・・とか。
・・これ読んどいて良かったです・・今回の下書きでいっぱいウソ書いてたので恥をかくところでした。(爆)
おもしろいんで、興味のある方はぜひお読み下さい!
Stuffの記事にコメント有難うございます。
こちらも思わずヴァン・ヘイレンの記事に反応してしまいました。
朝から縁起がいい~(笑)。
私は「プリティ・ウーマン」あたりがリアルタイムで、本作は後追いでしたが、今でも大好きなアルバムです。elmarさんの記事も熱いので、よほどお好きなのでしょうね。
私はマイケルアンソニーの超高音コーラスが大好きです(かなりマニアック??)。もちろんエディの奏法にもショックを受けたましたが。
名盤ですね。
こちらこそ気持ちの良い朝を迎えられたことを感謝します。
そうですね、大好きですよ!(笑)
私は完璧にリアルタイムな世代で、未だに追いかけてますから。
マイケルはちょっと残念なことになっちゃいましたが、ヘイガーバンドでも頑張ってほしいですね。
ついにこのアルバムの登場ですか・・・名盤ですね。
本当にこのアルバムは衝撃的でした。今聴いてもあの感動が蘇ります。当時のギター小僧の自分に瞬間的に戻れる作品です。大好き!!!
このアルバムを一言で言うと・・・物差し・・・でしょうか。基準ですね。
今、久々に聴きながら書いています・・・うん、やっぱり最高!!!
やはりギター小僧にはマストだった(笑)作品ですね。
最近の子達なら誰なんでしょうね?
・・物差しですか、なるほど。(笑)
最初にこのアルバムを聴いたときは「オーヴァーダビング」していると思い込んでたのが、ライトハンド奏法だったのです。。。嗚呼若かったなぁ~
サミーヘイガーになってからは、あまり聴いてないなぁ~
べつに嫌いなわけではないのですが、ヴァンヘイレンにはギターは一本で良い!と頑固に思い込んでましたゆえに(笑)
完璧に同世代のようですね。(笑)
Unchainedに燃えたクチじゃないですか?
ロス期が私も好きですが、サミー期も結構いいですよ。
機会があれば是非‘F・U・C・K’あたりをお試し下さい。