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D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

SMV Live in Billboard LiveOsaka

2008-09-19 23:09:16 | bassist&drummer
9/17(木)Billboard Live OsakaにてSMVのライヴに図らずも?参戦してきました。

悪友Sから、当初の殴り込みメンバーにドタキャンが出たんでどや?とライヴ二日前に打診あり。
スタンか・・いいかも、と深く考えずにOKしてしまった訳です。
一度生でスタンを見てみたかったんですよ、実はね意外に好き。
マーカスは昨年に続き2回目だけど、ウッテンもちょっと興味あったし。
・・渡りに舟とはまさにこゆことですね。

Personnel:
Stanley Clarke(スタンリー・クラーク:B)
Marcus Miller(マーカス・ミラー:B)
Victor Wooten(ヴィクター・ウッテン:B)
Federico Gonzalez Pena(フェデリコ・ゴンザレス・ペニャ:Kb)
Derico Watson(デリコ・ワトソン:D)

ベーストリオのSMVは、超絶3人組のファーストネーム“Clarke-Marcus-Victor”からとった名称なんでしょね。
おやおや、“Thunder”なんて作品がでてるようですね。
ホントに全くノーマークでした。
そういうことで、予習する間もなく、予備知識ゼロで出撃しました。

久々・・といっても2回目のこのハコは、BlueNote時代とほとんど変わってないような気がしました。
前回もそうでしたが、PAのヒスノイズが凄く気になるくらい酷かったです。
アーチストさん達は気がついてないのかな?
静かなJAZZを楽しめる環境じゃないと思うんですがネェ。
ま、この日は幸い爆音&重低音の嵐という感じでしたので誰も気にならなかったのかな?

ステージは全体で1時間半くらいでしたかね。
ラストのアンコール以外知ってる曲はほとんど無し!
そういいつつ、TutuやJean PierreあるいはCome TogetherやBirdlandなどのメロディもちょこっと織り交ぜてたと思います。
しかし、鬼のような重低音の応酬で、曲名は分らずも充分楽しませて頂きました。

まず、ヴィクター・ウッテンは3人の中で一番背が低く、意外と小オトコって感じでした。
・・出っ歯で河童みたいにちょとハゲてるし、でも愛くるしい感じもして、ちょっとカワイイかも。
主にメロディラインを担当だったのかな。
4弦に専念してて、割とナチュラル目の音色中心で超高速でマシンガンのようにチョッパーをかましてました。
ソロのコーナーでは、まるでギターのソロ・パフォーマンスって感じのアルペジオ&コード弾きみたいなクラシカルな響きで攻めてくるんですね。
しかも終盤ではかつてのジャコのようにループさせたラインに被せながら独り多重奏も演ってました。

次に、マーカス・ミラーは背丈も真ん中で、相変わらずカッチョエエですな。
それなりにソロも織り交ぜながら、3人の中では主にボトムを支える役割だったのかも。
ベース以外に、例のバスクラとなぜかアルトまで引っ張り出して来てましたね。
ソロタイムではバスクラ抱えて客席を回りながらのプレイで大サービスでした。
よさげな女子を見つけては擦り寄ってサービスしまくりつつ(笑)とりあえず私の20センチ位すぐ横もゆっくり通り抜けて行きました。
・・オトコ達にはさすがにサービスなしでした。(笑)

で、御大スタンリー・クラークはやはりスタンでしたよ・・デカイ。
ハッキリ言って別の意味でも怪物ですね、あのひと。
アレンビックの新しめの茶色い4弦がメインで、メーカー不明で白っぽくて小ぶりの4弦をちょこっと使ってました。(↑のやつね)
エレべではエフェクトかけたコード弾きや爆音ソロなんかが、ヴィクターとツインギターを担ってたような感じでもありましたね。
それ以外は、例の古いコントラバスをガンガン歌わせてました。
しかも、あのデカイのをボーイングでまるでチェロみたいな音色で響かせたり、ゆったりした指弾きでソフト&ジャジーに攻めたと思えば、仁王立ちでネックを掴んでまるでピート・タウンゼントが如く風車ピッキングのようにデカイ手でシバキまくったりして来ます。
よくまあ、あんだけ乱暴に激しく扱えるもんですね。(呆)
しかも、繊細なハーモニクスなんぞも超正確にバシバシ決めてくるし。
元気なうちに観れてホントに良かったですわ。
そうそう、彼は今回かなりシェイプアップしてましたね。
・・ホントにかなりなもんです。(笑)

こんな3人が横並びで揃いながらバキン!ドカン!ペチペチ!と演ってくれるわけですよ。
カッチョエエったらあなた(笑)もう体の芯まで重低音で揺らされるんですわ。
オーラスのアンコールは予想通りスタンの“School Days”で、会場は総立ちのジュリアナ状態。
・・古いって?
彼らのJapan Tourもこの公演がほんとにオーラスだったようで、多分過剰にサービスしてくれてたんじゃないかなって思います。

サポートのキーボード&ドラムもさすがに上手い連中でしたね。
良く知らないけど、スタジオ系かな?
ファーストネームがフェデリコ&デリコと似てるんで、マーカスから茶化されてました。

ちなみに、ベーシストのPaul Jacksonもステージの袖で客に混じって観戦してましたよ。
あのハンコックのHead Huntersなどで弾いてたオッサンね・・まじデカかったすよ。
マーカスの紹介で知らされました。


いやいや、ほんとに久々に燃えたライヴでしたよ。
ウイークデーだったんでサイン会はパスしましたけどね。
ベース抱えた兄ちゃん達がいっぱい残ってたんで、多分あったハズです。
私は終電で帰ったんで、翌日は寝不足で仕事になりませんでした。(苦笑)


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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桃猫様 (elmar35)
2008-09-21 09:39:17
コメントありがとう御座います。
・・棚ボタでしたがね。(笑)
以前教えて頂いたNight Schoolみたいにスタンは活発ではなかったけど、若い2人が張り切ってましたよ。
マジ凄いオッサンでした。

聞く処によると、BlueNoteは阪神電鉄の子会社がブランド契約してたライヴハウスなので、昨年の契約満了に伴い、東京・大阪・福岡がそろってBillboardLiveに模様替えしたそうです。
記事のとおり中身はそのままみたいですが。
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おぉ~ (桃猫)
2008-09-21 09:11:42
観てこられたのですね。年末のHIROMIも行くし、テリボジも行くし、来年のジェフ・ベックにも参戦ゆえ、自粛しましたよ。

三人のなかで、唯一、やっぱりスタンリークラークは、別格本山、歴史に残る逸材だと思いますね。

大阪ブルーノート閉店してたんすか?へぇ~5つ。
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FUSION様 (elmar35)
2008-09-20 07:58:11
コメントありがとうございます。
・・観ちゃいました。(笑)
Thunderからは“マングース・ウォーク”と“ミラノ”の2曲は曲名コールされてました。
3人ともとんでもない連中でしたよ。
スタンは前半かなり押さえ気味でしたが後半の為に体力を温存してたとしか思えませんね。
めっちゃ楽しかったけど疲れました。(笑)
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ライヴ・レポートに感謝 (FUSION)
2008-09-19 23:50:14
お邪魔します。

えええええ!!!!LIVE見ちゃたんですか!!!!羨ましいです!!!
勿論、私も「Thunder」買いましたよ!予約までして・・・しかし、このアルバムのサウンドを直に体験できるとは・・・3人が奏でた「School Days」・・・マジで私も聴きたかったです。ライヴ・レポートに感謝致します。
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