A HeadBashing Tribute ~ドタマかち割りトリビュート?~
では、今年一発目のレヴューは昨年後半に出たビートルズものからいってみましょう。
ジャケットの趣味や「ビートルズをブチ殺せ!」ってコピーは最悪ですが、豪華アーティストによるメタルヴァージョンという切り口がなかなかいいですね。
このブログの初回で採り挙げた‘Come Together~Guitar Tribute to The Beatles’などとは全く違い、熱い熱い!(笑)
熱気ムンムンです・・元気が出てきます。
出典や面子のデータは、ほぼ邦盤の酒井康氏によるライナーから拝借しました。
1.Hey Bulldog【from Yellow Submarine('69)】
Alice Cooper(vo) Steve Vai(g) Duff McKagan(b) Mikkey Dee(d)
ザッパ、ガンズ&モーターヘッドの揃い踏み・・っていうか、バックは最強かも。
ヴォーカルの弱さはまあ愛嬌ということで・・参加してることに意味があると言うかネ。(笑)
ヴァイ師のギターは良く練られてます・・さりげにオーケストレーション入れたり・・かなり音を重ねてますね。
この方のプレイ聴きたさに買ったもんですから・・当然一押しで大満足。(笑)
2.Back In The USSR【from The Beatles('68)】
Lemmy Kilmister(vo,b) John 5(g) Eric Singer(d)
元マリリン・マンソンのジョン・ファイヴ・・初めて聴きましたが、ヴァイ大好きというのがとても良く伝わって来ます。
結構上手いという評判は聞いてましたが、確かに好感度が高い演奏ですね・・ルックスは別として。
レミーのヴォーカルの歪み具合&爆音ベースもサイコーです・・エリックはミッキー風にわざとモタついたフリして芸が細かすぎ。
3.Lucy In The Sky With Diamonds【from Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band('67)】
Geoff Tate(vo) Michael Wilton(g) Craig Goldy(g) Rudy Sarzo(b) Simon Wright(d) Scott Warren(kb)
ジェフ&マイケルのクイーンズライク隊とその他現ディオ隊の混成チーム・・地味ですが聞き応え有りますね。
オリジナルに限りなく近いテイストで攻めてます・・さすがプログレ関係者らしいというか・・。
4.Tomorrow Never Knows【from Revolver('66)】
Billy Idol(vo) Steve Stevens(g) Blasko(b) Brian Tichy(d)
ビリー&スティーヴ・・黄金のコンビです・・ビリーはまるでボノみたいに唄ってます。
ブラスコはオジーさんちの方のようですね・・ジェイソンその後傷は癒えたのかな?
スティーヴのコーラル・シタール&ワーミー・ペダルが冴えてます・・やっぱベック風ですね。
5.Magical Mystery Tour【for movie(')/ The Beatles1967-1970】
Jeff Scott Soto(vo) Yngwie Malmsteen(solo-g) Bob Kulick(g) Jeff Pilson(b) Frankie Banali(d)
ギター割れ気味だけどインギー節炸裂ですね。
ジェフってこんなに上手かったとは知りませんでした・・かなり芸達者です。
6.Revolution【for single c/w Hey,Jude('68)/ The Beatles('68)】
Billy Gibbons(vo,g) Vivian Campbell(b-vo,g) Mike Porcaro(b) Greg Bissonette(d) Joe Fazzio(d)
予備知識無しで聴くと「レミー、また歌ってるの?」と思ってしまうくらいビリーのダミ声が利いてます。
ヴィヴィアンってこんな泥臭い方が合ってるようですね・・結構ブルージーです。
ジョー(ジョセフ?)はスーパージョイント・リチュアルってとこの方だそうです。
・・ツインドラムの効果は・・疑問ですがね。マイクのベースがさりげに走り回ってます。
7.Day Tripper【for single c/w We Can Work It Out('65)】
Jack Blades(vo) Tommy Shaw(vo) Doug Aldrich(g) Marco Mendoza(b) Virgil Donati(d)
元ダムヤンのコンビによる歌がいいですね・・ハモリがさすが。
ダグも爆音で頑張ってますよ、オヴリがいちいちねちっこいし(笑)ソロも濃い濃い!
8.I Feel Fine【for single('64)】
John Bush(vo) Stephen Carpenter(g) Mike Inez(b) John Tempesta(d)
アンスラックス、デフトーンズ、アリス・イン・チェインズ、カルトの関係者たちですが・・ガレージ風というか、グランジらしいというか。
音の壁をつくって爆音で攻めてます・・スラッシュでもよかったのでは?と思うのは私だけ?
9.Taxman【from Revolver('66)】
Doug Pinnick(vo) Steve Lukather(g) Tony Levin(b) Steve Ferrone(d)
今回私の一押しに限りなく近い次点!メンツに関しては説明不要?・・ドラムはクラプトン人脈ですね、よく知らないけど。(爆)
トニーが変態グルーヴで強引に攻めて・・ルーク&スティーヴも煽られてガンガン来るし・・ダグの歌もソウルフルで超強力。
・・これは必聴です!カッチョ良すぎ。
10.I Saw Her Standing There【from Please Please Me('63)】
John Corabi(vo) Phil Campbell(g) CC Devil(g) Chris Chaney(b) Kenny Aronoff(d)
元モトリー、モーター・ヘッド3人目、ポイズン、ジェーンズ・アディクション、スマパン関係の面々・・何となく類は友を呼ぶって感じかな。
バッド・ボーイズ風でええんではないでしょうか・・ちっともメタルじゃなくてパンクですな。
11.Hey,Jude【for single('68)】
Tim“Ripper”Owens(vo) George Lynch(g) Bob Kulick(g) Tim Bogart(b) Chris Slade(d)
多分、一番ジミで素人臭さナンバー1かも・・面子の割りに、いまいちパッとしませんね。
ジョージは意味も無く速弾きやってるだけだし、オーエンスはイマイチ味が無いし、ボガート&スレードのジジイコンビはダラダラやってるだけ?
・・いい曲だけに泣けてきます。
12.Drive My Car【from Lover Soul('65)】
Kip Winger(vo) Bruce Kulick(g) Tony Franklin(b) Aynsley Dunbar(d)
実にまじめな一曲です・・#3に通じるものがあります・・キップもまじめなんだから。
硬いのは多分ブルースの完コピのせいですネ・・ヤツはあまり自分のテイストを出したがらないタイプなんで・・損ばかりして歯痒いったら。(涙)
当然、全曲が良いわけではありませんが、半分以上は聴いて損はしない演奏だと思いますよ。
欲を言えば、へルター・スケルターやアンド・ユア・バード・キャン・シングなんかも演ってほしかったような気もしますネ。
仕掛け人の一人ボブ・キューリックが今回あまり前面にでておらず、今回はおそらく裏方に徹したと思われます。
・・いつになったら本気出して一発かます気なのかな、ボブちゃん?(笑)
では、今年一発目のレヴューは昨年後半に出たビートルズものからいってみましょう。
ジャケットの趣味や「ビートルズをブチ殺せ!」ってコピーは最悪ですが、豪華アーティストによるメタルヴァージョンという切り口がなかなかいいですね。
このブログの初回で採り挙げた‘Come Together~Guitar Tribute to The Beatles’などとは全く違い、熱い熱い!(笑)
熱気ムンムンです・・元気が出てきます。
出典や面子のデータは、ほぼ邦盤の酒井康氏によるライナーから拝借しました。
1.Hey Bulldog【from Yellow Submarine('69)】
Alice Cooper(vo) Steve Vai(g) Duff McKagan(b) Mikkey Dee(d)
ザッパ、ガンズ&モーターヘッドの揃い踏み・・っていうか、バックは最強かも。
ヴォーカルの弱さはまあ愛嬌ということで・・参加してることに意味があると言うかネ。(笑)
ヴァイ師のギターは良く練られてます・・さりげにオーケストレーション入れたり・・かなり音を重ねてますね。
この方のプレイ聴きたさに買ったもんですから・・当然一押しで大満足。(笑)
2.Back In The USSR【from The Beatles('68)】
Lemmy Kilmister(vo,b) John 5(g) Eric Singer(d)
元マリリン・マンソンのジョン・ファイヴ・・初めて聴きましたが、ヴァイ大好きというのがとても良く伝わって来ます。
結構上手いという評判は聞いてましたが、確かに好感度が高い演奏ですね・・ルックスは別として。
レミーのヴォーカルの歪み具合&爆音ベースもサイコーです・・エリックはミッキー風にわざとモタついたフリして芸が細かすぎ。
3.Lucy In The Sky With Diamonds【from Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band('67)】
Geoff Tate(vo) Michael Wilton(g) Craig Goldy(g) Rudy Sarzo(b) Simon Wright(d) Scott Warren(kb)
ジェフ&マイケルのクイーンズライク隊とその他現ディオ隊の混成チーム・・地味ですが聞き応え有りますね。
オリジナルに限りなく近いテイストで攻めてます・・さすがプログレ関係者らしいというか・・。
4.Tomorrow Never Knows【from Revolver('66)】
Billy Idol(vo) Steve Stevens(g) Blasko(b) Brian Tichy(d)
ビリー&スティーヴ・・黄金のコンビです・・ビリーはまるでボノみたいに唄ってます。
ブラスコはオジーさんちの方のようですね・・ジェイソンその後傷は癒えたのかな?
スティーヴのコーラル・シタール&ワーミー・ペダルが冴えてます・・やっぱベック風ですね。
5.Magical Mystery Tour【for movie(')/ The Beatles1967-1970】
Jeff Scott Soto(vo) Yngwie Malmsteen(solo-g) Bob Kulick(g) Jeff Pilson(b) Frankie Banali(d)
ギター割れ気味だけどインギー節炸裂ですね。
ジェフってこんなに上手かったとは知りませんでした・・かなり芸達者です。
6.Revolution【for single c/w Hey,Jude('68)/ The Beatles('68)】
Billy Gibbons(vo,g) Vivian Campbell(b-vo,g) Mike Porcaro(b) Greg Bissonette(d) Joe Fazzio(d)
予備知識無しで聴くと「レミー、また歌ってるの?」と思ってしまうくらいビリーのダミ声が利いてます。
ヴィヴィアンってこんな泥臭い方が合ってるようですね・・結構ブルージーです。
ジョー(ジョセフ?)はスーパージョイント・リチュアルってとこの方だそうです。
・・ツインドラムの効果は・・疑問ですがね。マイクのベースがさりげに走り回ってます。
7.Day Tripper【for single c/w We Can Work It Out('65)】
Jack Blades(vo) Tommy Shaw(vo) Doug Aldrich(g) Marco Mendoza(b) Virgil Donati(d)
元ダムヤンのコンビによる歌がいいですね・・ハモリがさすが。
ダグも爆音で頑張ってますよ、オヴリがいちいちねちっこいし(笑)ソロも濃い濃い!
8.I Feel Fine【for single('64)】
John Bush(vo) Stephen Carpenter(g) Mike Inez(b) John Tempesta(d)
アンスラックス、デフトーンズ、アリス・イン・チェインズ、カルトの関係者たちですが・・ガレージ風というか、グランジらしいというか。
音の壁をつくって爆音で攻めてます・・スラッシュでもよかったのでは?と思うのは私だけ?
9.Taxman【from Revolver('66)】
Doug Pinnick(vo) Steve Lukather(g) Tony Levin(b) Steve Ferrone(d)
今回私の一押しに限りなく近い次点!メンツに関しては説明不要?・・ドラムはクラプトン人脈ですね、よく知らないけど。(爆)
トニーが変態グルーヴで強引に攻めて・・ルーク&スティーヴも煽られてガンガン来るし・・ダグの歌もソウルフルで超強力。
・・これは必聴です!カッチョ良すぎ。
10.I Saw Her Standing There【from Please Please Me('63)】
John Corabi(vo) Phil Campbell(g) CC Devil(g) Chris Chaney(b) Kenny Aronoff(d)
元モトリー、モーター・ヘッド3人目、ポイズン、ジェーンズ・アディクション、スマパン関係の面々・・何となく類は友を呼ぶって感じかな。
バッド・ボーイズ風でええんではないでしょうか・・ちっともメタルじゃなくてパンクですな。
11.Hey,Jude【for single('68)】
Tim“Ripper”Owens(vo) George Lynch(g) Bob Kulick(g) Tim Bogart(b) Chris Slade(d)
多分、一番ジミで素人臭さナンバー1かも・・面子の割りに、いまいちパッとしませんね。
ジョージは意味も無く速弾きやってるだけだし、オーエンスはイマイチ味が無いし、ボガート&スレードのジジイコンビはダラダラやってるだけ?
・・いい曲だけに泣けてきます。
12.Drive My Car【from Lover Soul('65)】
Kip Winger(vo) Bruce Kulick(g) Tony Franklin(b) Aynsley Dunbar(d)
実にまじめな一曲です・・#3に通じるものがあります・・キップもまじめなんだから。
硬いのは多分ブルースの完コピのせいですネ・・ヤツはあまり自分のテイストを出したがらないタイプなんで・・損ばかりして歯痒いったら。(涙)
当然、全曲が良いわけではありませんが、半分以上は聴いて損はしない演奏だと思いますよ。
欲を言えば、へルター・スケルターやアンド・ユア・バード・キャン・シングなんかも演ってほしかったような気もしますネ。
仕掛け人の一人ボブ・キューリックが今回あまり前面にでておらず、今回はおそらく裏方に徹したと思われます。
・・いつになったら本気出して一発かます気なのかな、ボブちゃん?(笑)
仰るように、コンピは選者のセンス次第でほぼ良し悪しが決まりますよね。
面子の組み合わせなんかも、なかなか効果的な1枚ですよ。
かなりビートルズを聴いてないと、絶対#1なんか出てきませんものね。(笑)
これは結構いいですよ!
sorapapaさんなら#2のJohn5が一押しです。
それと#1のVaiや#9のLukeは当たり前すぎる(超お勧めですが)ので、あえて#6のVivianなんかどうすか?・・私は彼をちょっと見直してしまいましたよ。(笑)
でもやっぱヴァイ師匠かなあ、、、