住宅が何軒か建ち並ぶ集落の一角に小さな駅はありました。ちょうど、山の北側の影になっているため、まだ、雪が解けきっていない状況でした。駅舎は、コンクリートブロックの簡素な造りで、これは、三江線では何駅かがこのタイプ。ちなみに桜並木で有名な潮駅もその一つ。
石見川本~浜原の間にある駅が三江線でも特にローカルな一帯。現在も利用客も少ないようで、この駅も1日1~2人。列車の本数を考えれば当然の数値ですが、それでもその昔は30人近く利用客があったときもあったそうです。
訪ねたときは、廃止を前にしながら大雪のため列車は運休中。何とも郷愁だけが漂う木路原駅でした。

なんだかとても寂しい感じの木路原駅。ちょうど日も差さないような山の斜面にへばりつくように立っていました。

同じコンクリートブロックの待合室の潮駅。こちらは2008年にサクラの時期に撮影した写真です。こちらの方は少しですが華やかです。