ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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高千穂にて~2日目

2006-03-30 22:42:54 | 
曇り

今日は高千穂峡を見た後に、天岩戸神社を訪れる。
天岩戸の神話は非常に有名であるが、郷里が宮崎でありながら実は一度も訪れたことがなかった。

今回初めて訪れて分かったことなのだが、天岩戸の物語はよく聞く割にどんなところなのか、
観光パンフレットやポスターの類でも見た記憶がなかった。
それは天岩戸それ自体が聖地であり、写真撮影が許されていないからだったのだ。

天岩戸は天照大神が身を隠した洞窟でそれを怪力でこじ開けたのが手力男命(たぢからおのみこと)。
こじ開けた岩が飛んでいったところが長野県の戸隠村なのだとか。

さて、その天照大神をどうやって天岩戸から出すかということを八百万の神々が集って相談したといわれるのが、写真の「天安河原」。
賽の河原のようなところで、石が無数に積まれていて神秘的で霊的な空間である。

日本書紀や古事記に出てくる神話の世界が展開されている宮崎は、「日本のふるさと」といわれている。
宮崎にはそうした古(いにしえ)の地名やゆかりの場所が数多くあって、いろいろと調べてみると面白いのだろうなと思う。

神話の世界がどのくらいまで史実なのかということを考えるのは詮無いことなのかもしれないが、
リアリストの私(笑)としては天岩戸なんてどう見てもこじつけのようななんでもない渓谷なんだけどなあ。

阿蘇に移動し始めた頃から天気が俄かに崩れ始め、春の嵐になってしまった。
結局阿蘇は断念してそのまま熊本市内へと降りた。


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