ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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Shades Of Blue + Family Reunion/Lou Rawls

2007-04-26 22:01:40 | 音楽
例によってフィラデルフィア・インターナショナル・シリーズ。
今回はLou Rawls。昨年の1月に72才で亡くなった。

シカゴの出身で元々はゴスペル・シンガーとして出発したが、
R&Bからジャズまでを歌いこなすアメリカを代表する黒人ポピュラー・シンガーと言ってよいと思う。
グラミー賞も受賞している。

PIRと契約したのは75年のことで彼のキャリアの中でも脂の乗り切った時期をPIRで過ごし、数枚のアルバムを残している。
『Shades Of Blue』は80年のリリースで、『Family Reunion』は87年の作品。

『Shades Of Blue』はどちらかというとブルースっぽい作品が多い。PIRの中にあっては珍しい作風だと思う。
あるいは彼自身のルーツに迫ったのかもしれない。

『Family Reunion』は一転、華やかでコンテンポラリーなサウンドに滑らかなLouの声が溶け込む、PIR然とした作品。
時代がの音がするけれども、こちらの方が作品的にはLou Rawlsのキャラクターには合っているような気がする。