「強い女性」というイメージのコンドリーザ・ライス前国務長官(愛称コンディ)。
才能と努力による、すごい才女。かつ、人格者らしい。
学校は2年飛び級。
大学は最初、プロのピアニスト目指して、ピアノ演奏コースに入学(後にソヴィエト研究に転向)。
黒人初、女性初、最年少(38歳!)での名門スタンフォード大学副学長。
フィギュアスケートとフットボールを愛し、ジムでのトレーニングを欠かさないアスリート。
幼少期の育ち方はというと、教育熱心な両親のもと、「のびのび」とは正反対という印象。正直言って、よくまっすぐ育ったな、と思う。
両親からの愛情をしっかりと感じられたことが、大きなポイントなのかもしれない。こうして自尊心と自信を身につけた。父親が牧師で人格者だったこともあるだろう。
あと、知識一辺倒にならず、ピアニスト/オルガニストの母親のおかげで、芸術活動(音楽)に親しんだことも大きいのかな。協調性を求められる室内楽もやったり。
コンディはもともとは軍事干渉に反対の立場をとる中道派だった。
が、9・11後、強硬姿勢をとるようになる。(←私がもっていた印象はここから生まれたのだ)
議会公聴会での堂々たる質疑応答の様子を読むと、日本の国会の証人喚問で見るのらりくらりした「記憶にございません」との大違いに、こればかりはアメリカがうらやましくなる。
凡人の感想を一言でいうと、、、
「恐れ入りました!」
<アントニア・フェリックス著、渡邊玲子訳『プライドと情熱――ライス国務長官物語』角川学芸出版、2007年>
才能と努力による、すごい才女。かつ、人格者らしい。
学校は2年飛び級。
大学は最初、プロのピアニスト目指して、ピアノ演奏コースに入学(後にソヴィエト研究に転向)。
黒人初、女性初、最年少(38歳!)での名門スタンフォード大学副学長。
フィギュアスケートとフットボールを愛し、ジムでのトレーニングを欠かさないアスリート。
幼少期の育ち方はというと、教育熱心な両親のもと、「のびのび」とは正反対という印象。正直言って、よくまっすぐ育ったな、と思う。
両親からの愛情をしっかりと感じられたことが、大きなポイントなのかもしれない。こうして自尊心と自信を身につけた。父親が牧師で人格者だったこともあるだろう。
あと、知識一辺倒にならず、ピアニスト/オルガニストの母親のおかげで、芸術活動(音楽)に親しんだことも大きいのかな。協調性を求められる室内楽もやったり。
コンディはもともとは軍事干渉に反対の立場をとる中道派だった。
が、9・11後、強硬姿勢をとるようになる。(←私がもっていた印象はここから生まれたのだ)
同僚によれば、九月十一日の攻撃によってコンディの世界観が変わり、より保守的な路線を歩むようになったようだ。あの攻撃後、コンディの外交政策の展望は、大統領や政権内のネオコン(新保守主義)の人々の見方をさらに色濃く反映するものとなった。 (p.238)
議会公聴会での堂々たる質疑応答の様子を読むと、日本の国会の証人喚問で見るのらりくらりした「記憶にございません」との大違いに、こればかりはアメリカがうらやましくなる。
凡人の感想を一言でいうと、、、
「恐れ入りました!」
<アントニア・フェリックス著、渡邊玲子訳『プライドと情熱――ライス国務長官物語』角川学芸出版、2007年>