エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ぼかしとコンポストで家庭ごみ大幅減量!!

2009年12月02日 | エコ
 ぼかしを始めて約1カ月でひとつめの容器がいっぱいになった(以前の投稿を参照になりたい方はこちらをクリック)。台所のゴミ(野菜くずなど)を毎日せっせと容器に入れては、EM菌をパラパラっとふりかけ、上から重石をすることを続けた結果がこれ。



 見た目はまさに生ゴミだけど、ゴミ臭さはなく、子供のころおばあちゃんと一緒にかき混ぜた、年季の入った糠底のようにおいがする。

 容器は二重になっていて、内側の容器の底に穴が空いており、ぼかし液(発酵の過程でできた液体)が外側の容器へと滴り落ちる。そして、2~3日に1回ほど、ぼかし液が溜まったら捨てる。



 この液体は、カビと発酵の混ざった感じのかなり強烈なにおいで、処理をするときに、無意識で息を止めてしまうねむりねこです。大さじ1杯のぼかし液を5リットルの水で希釈すれば液体肥料としても使え、そのままお風呂場の排水溝などに流すと臭い消しに効果があるらしい。



 ピッチリとフタをした状態で10日から2週間ほど、暗くて暖かい場所で発酵が進むのを待つばかり。発酵が終了したら、穴を掘って土と混ぜて、それから数日でぼかし肥が完成。

 庭仕事で出たゴミ(剪定した庭木の枝、芝刈りの芝くず、引っこ抜いた雑草など)はコンポストへ。コンポストに放り込んだ直後は、中が山盛りになってるけど、時間が経つと半分以下の量に減っているから、遠慮なくどんどん捨てられる。

 段ボール、プラスチックなどはリサイクル物資として分別収集されるので、いわゆる「普通ごみ」がたまらず、60リットルの町指定ゴミ袋がいっぱいになるのに1カ月近くかかる。役所のお題目みたいに感じてた「環境に優しいゴミの減量」が、ぼかしとコンポストを使うことで、でもこ~んな簡単に実践できたなんて

 これまで普段ゴミとして捨てていたものが、肥料となって庭木の美しい花々を咲かせ、エコ菜園の無農薬有機野菜を育て、暮らしと食卓を豊かに彩る…… 環境に対する優しさが、めぐり巡って、最終的には生活の質の向上や、自分の体をいたわることにもつながるのね う~ん、エコ生活は奥が深いゾ

 もうひとつおまけに、町指定のゴミ袋、以前は無料配布してたのに、だんだん値段が上がって、今では一袋3ドル近くもするから、ゴミの少量化はおサイフにも優しいのだ。

 これといった計画性もなく、単なる思い付きで始めたぼかしとコンポスト作戦は、これまでのところ順調に進行。これを堆肥として使ったら、野菜たちや庭木がどんなふうに育つのか、気の早いは、結果が出るのが今から待ち遠しい。


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2 コメント

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Unknown ()
2009-12-11 03:00:10
こんにちは。ご無沙汰しています。
先日ルートバーンでリズからハウスウォーミングの話を聞きました。
今度おじゃまさせて下さい。

ボカシを始めましたか。
EM教に一歩足を踏み込んでしまったわけですね。
うちは何年か前からやってるけど、野菜が信じられないくらい美味しくできます。
野菜達が喜んでいるのが分かるんです。
液肥は臭いがきついけど、慣れてくると臭いで出来不出来が分かるようになります。
失敗した時はとんでもなく臭くなります。

近いうちに寄らせてもらいます。
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お待ちしてま~す (ねむりねこ)
2009-12-12 16:53:13
いやぁ、よく私と分かりましたね。さすがです(見る人が見りゃ、バレバレだったりして)。

どうぞ、気軽にわが家へおいで下さいね。ちなみに、猫かぶりは21日に戻ります。詳しくはテキストください

聖さんがぼかし名人とのウワサ、風の便りに聞いています。お会いした時にいろいろ教えてくださいね
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