猫かぶりです。先週から、雨模様の日が多くなっているニュージーランド全域ですが、これが山々では雪になり、たくさんの新雪が積もっています。おかげでスキー場は絶好の状態で、クイーンズタウンもハッピーなスキーヤー、スノーボーダーで賑わいを見せています。
コロネット・ピークスキー場
8月21日から30日にかけては、ウインタースポーツの総合競技会、「ウインター・ゲームス」がクイーンズタウンを中心に開催されますのが、良いコンディションで実施できそうで、ますます楽しみになってきました。
しかし雪が多すぎるのも考えもの。このところの天候不順(雨、風、日中の温暖な気温)とあいまって、これを投稿している今現在、クイーンズタウン周辺の山々では、雪崩の危険性を示す山岳安全協議会(New Zealand Mounain safety Countil)の
「山岳雪崩警報」のレベルが、5段階評価の上から2番目の危険度の"HIGH"になっています。具体的には「山の積雪が緩んでいるため、自然および人的要因による雪崩がほぼ発生する」という状態を指します。この辺でHIGHの危険度になることは珍しく、実際あちこちで雪崩が発生しています。スキー場では、雪崩のコントロール作業が行われているので安心ですが、それ以外の区域へ行く時は、細心の注意が必要。先週はクライストチャーチ近郊の山でヘリスキーを楽しんでいたオーストラリア人男性が、雪崩に巻き込まれて死亡するという、残念な事故も起きています。
ダート・トラックにて。夏山の雪崩の連続写真です。
猫かぶりはツアーガイドの仕事で、この時期よくミルフォード・サウンドへ出かけますが、数日前1週間ぶりに行って見て、その景色の変わりっぷりに、唖然としました。道路のすぐ脇にまで迫ってきた雪崩の跡は迫力満点。雪化粧した山々は、いつにも増してきれいでした。でも、冬山トレッキングはしばらくお預けですね。