日本中の小川や田んぼからメダカが消えつつありますが、ミズガキやロジガキも同じ運命をたどるのでしょうか? ミズガキとは、川で遊ぶ子供たち。ロジガキとは、路地で遊び回る子供たちの群れ。子供たちが、自然の中や屋外、又年齢の違う集団に入って遊ぶことで、学んで行くことは多いはずです。
服部祥子氏による「副腎皮質と ストレスへの耐性」の報告がされています。寒さなどを体験して生きる野ネズミに比べ、バターなどを食べさせ温かいところで育てたネズミの副腎皮質ははるかに小さく、副腎皮質が大きいほどストレスへの耐性が強いそうです。
年齢の違う子供たちが一緒に遊んで、年長者から刺激されることで自律神経が発達し、ストレスへの耐性ができてくると指摘する発達心理学者もいます。
ちょっとしたことで「キレる」少年が増えているのは、このような環境や体験が少なくなっていることが要因に思えてなりません。 (参考:読売新聞 5/15)