2日、午後2時頃に竜巻の渦が目撃され始め、消滅までの約10分間に越谷市小曽川近くから野田市岩名付近にかけて北東方向に進み、被害は約19㌔にわたっています。
3日、被害状況は負傷者64人、建物被害600棟を超えています。内、8棟が全壊。中学校2校が休校。電柱が倒れるなどして6万7千世帯余りが停電しました。
今回の竜巻は、竜巻の強さを表す国際尺度「藤田スケール」のうち、6段階の上から4番目の「F2」の強さで、風速は50~69㍍とされています。日本では、年に1~2回程度観測されます。
竜巻から身を守るポイントを、防災システム研究所・山村武彦所長は、「屋外にいた場合は頑丈な建物に入るのが一番だが、側溝やくぼ地に逃げ込み、首筋を押さえて頸動脈を守る方法もある」と助言しています。
気象庁は「竜巻は動きが一定でなく一気に近づくこともある。すぐに避難してほしい」と呼びかけています。
(参考:読売新聞・報道スステーション)