これまで1種類とされていた国内の野生メダカのうち、青森県から兵庫県の日本海側に生息するメダカは別種であることを、近畿大学の大学生らが突き止め、新種として認められました。
1980年代に新潟大・酒泉満教授が「北日本集団」と「南日本集団」とは遺伝子に違いが有ることを報告しましたが、形態の違いは詳しく調べられず、1種類とされてきました。
〔メダカは地域を超えて放流しないで!〕
メダカは、日本の地域ごとに異なる遺伝子型集団が分布しています。出身地の異なるメダカを川や池に放流すると、メダカの交雑により、その地域特有の遺伝子を持った個体群が絶滅する恐れが有るため、十分な配慮が必要です。
ヒメダカは鑑賞用に品種改良された養殖魚で、野生のメダカでは有りません。ヒメダカを放流すると、野生のメダカと交雑して地域の固有種を絶滅させることがあり問題です。
(参考:読売新聞、NPO法人メダカのがっこう)
この所の暑い日差しが誕生を促したのかも知れません。