今年は、国際自然保護連合(IUCN)と世界動物園水族館協会(WAZA)が提唱する「国際カエル年」です。
今、カエルやサンショウウオなどの両生類が危機的状況にあるといわれています。
上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園では、一年を通して情報発信やイベントなどを通して、両生類がくらし続けていくことのできる環境の保全に取り組んでいきます。
カエルは、皮膚から色々な物質を吸収するので、とても環境に敏感です。
中南米で広がっているカエルの「ツボカビ病」は、カエルの皮膚の機能に障害を起こします。
「ツボカビ病」が広がった原因は、病気を持っていた「アフリカツメガエル」(陸に上がらず、水中に棲む)が、人の妊娠検査薬に使われたためといわれています。
(参考:2008.1.21 NHKラジオ)