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自然・環境・フィットネス・コミュニティ

講演会 「子どもの脳を育てる」

2006年03月16日 | 子供の健康

 ~バーチャルではだめ、実体験でないと五感が発達しない~

 2006年3月21日() 会場:東海大学 代々木キャンパス 主催:NPO法人メダカのがっこう。 詳細は、ここからご覧下さい。

 私たちが、自然耕田んぼ・ミニ田んぼ・メダカ・ビオトープなどを知るキッカケになったのは、「メダカのがっこう」さんとの出会いからです。

 「メダカのがっこう」は、自然や環境について、情報発信や様々な体験活動に取り組んでいますが、今回は、「子どもの脳・身体の健全な発育を取り戻そう」というテーマのもと、講演会を開催します。

 講演会の主なタイトル

・子どもが危ない!メディア漬けへの警鐘。

・子どもとおむすびを作るパワーボール教室の教育力。

・田んぼのどろんこ生き物体験の教育力。

 これからも、「メダカのがっこう」の活動に注目したいと思っています。


子供の運動と、心と体の発達

2006年03月13日 | 子供とスポーツ

 スポーツをすると、脳の「前頭連合野」の働きが活発になる。自分を理性的にコントロールでき、社会性や協調性、思いやりなどの人間らしさを育む効果があることが分かっている。

 「前頭連合野」の発達には、8歳ぐらいまでの幼少期が重要で、子供の頃、妨害する物をよけながら目的を持って動く、サッカーかラグビーのような、集団的な身体運動をすると特に効果的だ。

 子供が好奇心に従って自分で好きなことを見つけ、一つのことをやる楽しさを感じ、達成した充実感を持つことで、前頭連合野の働きが高まって神経回路もよく発達する。

 親がほめてやることも効果的だ。本当は失敗していても、ほめられると成功したのと同じ充実感を持てて、脳はどんどん発達していく。これはスポーツに限らず、勉強も同じ効果がある。反対に、過保護や過干渉は逆効果になる。

参考:2004.6.23 読売新聞 「子ども、すこやかスポーツ塾」   シンポジュウム・ 北海道大学院医学研究科 沢口俊之教授 


子どもの体力と運動能力…遊ぶ子の輝く目

2006年03月12日 | 子供の体力作り

 文部科学省の体力診断テスト(反復横跳びや垂直跳びなど)の合計点を見ると、小6・中3・高3とも、テストを始めた東京オリンピック(1964年)頃と同じか、その数値を上回っている。

 一方、50㍍走やハンドボール投げなどの運動能力テストでは、近年、全体的に低下傾向が見られる。特に、小6は歯止めがかからない印象だ。つまり、体力は高いレベルを保っているが、運動の場面で力を出すところがうまくいかない。体力づくりの面では成果は出ているが、投げる、跳ぶなどの動き方を身に付けていないのではないかと思われる。

 子ども期に脳や神経の機能が十分発達していないのではないか、それが運動能力や心の問題に影響しているのではないかという懸念もある。興奮したり、気持ちを抑制したりする前頭葉で司っているが、その働きが育っていないという調査結果もある。

 宇都宮市のさつき幼稚園では、先生や友達に馬乗りになったり、追いかけたりする「じゃれっこ」という遊びに取り組んでいるが、毎朝集中して遊ぶことで、汗をかき、目が輝くようになった。目が輝く時は、前頭葉の働きが活発になっているということ。特定のスポーツをするだけでなく、原始的な遊びをすることも大切だと思う。

参考:2004.6.23 読売新聞 「子ども、すこやかスポーツ塾」   シンポジュウム・基調講演 日本体育大学・正木健雄名誉教授 

 


遊びの効用…触れ合いから脳が発達

2006年03月11日 | 子供の健康

 「身体の運動機能は相応に発達しているが、言葉数が極端に少ない。表情が乏しく、視線を合わせない子もいる。そんな幼児をここ数年診ることが多くなった」と、倉敷市の川崎医科大小児科教授・片岡直樹さんは指摘している。片岡さんは「ビデオなど一方通行のメディアにさらされ、他人とのコミュニケーション不足が大きな原因」と判断した。或る症例では、幼児にビデオを見ることをやめさせ、母親と一緒に体を使って遊ぶように指導した。動くことで、子供の体を活性化させ、母親への愛着を深めるのが狙いだった。この結果、この子は次第に言葉が増えていった。

 日本体育大学名誉教授(教育生理学)の正木健雄さんは「接触型の遊びは、脳の前頭葉の発達にいい。多くの保育園や幼稚園で取り入れて欲しい」と話す。

 鳥取大教授(保育学)の村山祐一さんは「子供の育ちの中で、遊びの役割は軽視されている。親や地域、行政は子供の遊びを、それぞれの立場で保障する事が大切。それにはまず大人の意識を高めることが必要だ」と言う。

(参考:読売新聞 2002.6.22)


子供の屋外遊びの機会が減り、衝動抑える力を奪う?

2006年03月10日 | 子供の健康

 「思いっきり遊ばなくなった事が、興奮や衝動を抑える子供の力を奪ってきているのではないか」。信州大学教育学部(精神生理学)助教授・寺沢宏次さんは、これを裏付けるような研究発表をした。

 長野県松本市内の幼稚園児から中学生までの男女合わせて446人を対象に、脳の興奮と抑制のバランスを調べる実験を行った。その結果、興奮・衝動を抑制する働きがある脳の前頭葉の発達が、遅くなっていることを示すデータが得られた。

 寺沢助教授は、「子供たちは、外遊びの中で社会の約束事を学んできた。しかし、今は、テレビゲームなど個人遊びが主流となり、人と交わるのがヘタになってきている」と嘆く。

 前頭葉の発達と、外遊びの因果関係は断定できない。だが、家の中にこもる傾向が心の育成を阻んでいるなら、楽観できない。

(参考:読売新聞 1997.6.14)


子供の体力低下や視力未発達など、子供の変調を指摘する保育、学校関係者が増えている

2006年03月09日 | 子供の健康

 普段は挨拶ができ、ニコニコしているおとなしい子が、なぜか時々乱暴になる。同様の子が何人かいて、周囲が引きずられて乱暴になる。ある保育園長は、「理由無く乱暴する子の存在に気付いたのはこの数年のこと」と話す。

 この様な現象を、信州大学助教授(精神生理学)の寺沢宏次さんは、「食生活、生活リズムなど様々な理由が考えられるが、外での遊び、人と触れ合う機会が減っていることも原因では」と指摘する。

 運動や遊びなどで仲間と体を動かすことにより、脳の「前頭葉」の働きが活発になることがわかってきた。「前頭葉」は、感情や意志を司るとされている。

 寺沢さんは「今の子の脳は“運動不足”。他人と触れ合いながら、どんどん体を使わせることが、脳を育てることになる」と強調する。

(参考:読売新聞 2002.6.18)


子供は「早寝・早起き・朝ごはん」

2006年03月08日 | 子供の健康

 子供の夜更かしや食生活の乱れをなくそうと、文部科学省は4月から、「早寝・早起き・朝ごはん」を合い言葉に、朝のラジオ体操や学校での早朝読書会など、子供の生活リズムを改善させる様々な地域活動の支援・推進に乗り出す。

 具体的には、親子での早朝ゴミ拾いやラジオ体操、始業前にパズルやクイズを解く「頭ほぐし運動」など、地域や学校が独自に実施する取り組みについて、文科省がその効果を検証したり、フォーラムを通じて全国に紹介する。2006年度予算案に1億3000万円を計上している。

 活動の推進母体として、全国の各種30団体などからなる「全国協議会発起人会」を設置した。

(参考:2006.3.7 読売新聞) 

 私たちの地域活動も、土・日の午前中におこなっていますが、朝日を浴びて行う、スポーツやお花の手入れなどは、爽やかな一日のスタートを約束してくれます。

 又、私たちのHPとリンクしている「早起きサイト」は、早起きの様々な効用を紹介しています。

 尚、このブログのカテゴリ「子供の健康」からでも関連情報を閲覧できます。


私たちにできる後押しは…

2006年03月03日 | 子供とスポーツ

 荒川選手の見事な活躍は、時の首相をも動かすインパクトで、ウインタースポーツを楽しむ皆さんや子供たちにとっては、大きな後押しになるかも知れません。

 私たちの地域コミュニティスポーツ活動は、「子供から大人まで、いつでも誰でも楽しめる」ことをスローガンに活動しています。子供たちには特に、「スポーツや体を動かすことは楽しい」と思ってもらえるような、体験や機会の場を作ってあげたいと思っています。


荒川選手、時の首相を動かす…

2006年03月01日 | 子供とスポーツ

 今晩もNHKTVに生出演して、相変わらず超多忙のようです。そんな荒川選手の活躍が小泉首相を動かすキッカケとなりました。報道では、アイススケート場を含むウインタースポーツ施設の多くが経営危機に瀕している現状を、行政や民営活力を生かして支援体制を検討するように指示を出したと伝えられています。

 荒川選手の活躍に触発された子供たちの夢や希望を強力に後押しするためにも、息の長い恒久的な支援体制を整えて欲しいですね。