山口県周防大島町で、12日から行方不明の2歳男児が無事に保護される。15日に男児を発見したのは、大分からボランティアで捜索に加わった、78歳の男性。山中に分け入って僅か20分余りで、男児を発見したとの事。以前にも女児の捜索に参加した時の経験などから、「子どもの習性は、上に登る」との勘が働き、発見に繫がったと話している。
また、無事生還に繫がった要件として、沢の水・日陰が多い場所・速乾保温性の着衣・好天が続く・体力の温存など、幾つかが上げられている。
また、男性は、登山道の整備・徒歩の列島縦断や、東日本大震災・中越地震・熊本地震などでのボランティアも行っている。
インタビュー中の手先に、トンボが止まるほどのどかな地域で、嬉しい結末になって、本当に良かった。
(参考:ANN NEWS・HUFFPOST・TBSTV)
子供たちが放課後も学校に残って勉強したり、遊んだりできる…。そんな「居場所づくり」の事業が来春から公立の小学校でスタートします。文部科学省と厚生労働省の「放課後子どもプラン」で来年度、226億円の予算が計上されました。
午後5~6時頃までの時間帯には、教室・体育館・校庭を舞台にした、多彩な活動の場が用意されます。授業の予習・復習・補習等を行う「学びの場」もあります。教員OBや教職を目指す大学生らが指導します。塾に通わない子にも、授業以外の学習の機会が提供されるようになり、多くの保護者が歓迎する事になると思います。
スポーツや、文化活動をする「体験の場」もあります。地域の大人たちとの「交流の場」や「遊びの場」もあります。こちらは、地域のボランティアが担当します。文科省が3年前から実施している「地域子ども教室」事業がベースです。現在約8,000の小学校で放課後、地域住民と子どもが一緒に遊びやスポーツをしています。その内容を一層充実させた上で、全国に拡大するのが今回の事業です。
夕方以降の時間帯は、共稼ぎなどの10歳未満の子どもが対象になります。保育士などの資格を持つ専任の指導員が遊びの場を提供して面倒を見ます。従来の「学童保育」を継承する形になります。活動の場を児童館や民家利用から、全て小学校とする事で、未実施地域の解消を目指します。こちらは有料ですが、子育て支援の意味でも、できるだけ保護者の負担が軽くなるように望まれます。
何より、児童が安心して過ごせる安全な放課後にする事も重要です。学校の内外で様々な事件・事故が起きています。各小学校に「安全管理員」が配置される予定ですが、地域の大人全員が最大限の注意を払う必要もあります。
残念なのは、来春にスタートできるのは全国2万の小学校の約半分に留まることです。財政難を理由に、導入に及び腰の自治体も有ります。でも、国が補助金を出し、自治体の負担分も地方交付税で手当されれば、やる気さえあれば始められる事業のはずです。
「地域で子どもを育てる」という意識も欠かせません。かつては、そういう時代でした。「おやじの会」や老人クラブ、青年会議所、ボランティア組織など地域全体を巻き込んで、充実した放課後を演出されることを願っています。
(参考:読売新聞 2006.12.24 社説)
「放課後プラン・地域の教育力を再生する場に」と題した社説ですが、とても分かり易くまとめられた記事なので掲載しました。
私達も、地域コミュニティ活動として、上記の内容と一部重なる活動をしています。「新宿コミュニティクラブ」として情報も発信しています。
大阪府富田林市では中学1年の女子生徒が、埼玉県本庄市では中学3年の男子生徒が、北九州市の小学校長が…。文科省には、いじめを苦にした自殺予告の手紙が相次いでいます。
TV・新聞などでいじめの実態や事件が逐次報道される一方、行政の取り組みや、教育界の識者の提言も紹介されています。様々な意見・提言を結集して、非常事態解決の糸口にしたいものです。
17日、秋田県藤里町で小一男児が事件に巻き込まれて亡くなりました。又、同町では先月9日にも小4女児が亡くなっています。二人の子供の冥福を心から祈ると共に、事件の速やかな解決を願ってやみません。
翻って、それぞれの地域の子供たちの安全確保の活動にも、まだまだ私達ができることがあるかも知れません。
私の場合は、防犯意識をいつも持てるように、常に防犯情報に接するようにしたり、「防犯パトロール」の腕章を付けたり、そのパトロールに参加したりしています。
・防犯情報 「大東京防犯ネットワーク」 「警視庁・地域別不審者情報(新宿区版)」 「地域環境ネット」(小学生の下校途中の事件事例・自治体などの防犯対策)
子供の安全を脅かす事件が続発する中、全国各地で様々な安全対策の取り組みが行われています。
私達の地域でも「子供を守る会」の臨時会議が開かれました。この会は、昭和38年に発生した「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を契機に結成され、以来、定期的な活動を継続しています。当時、都内各地で結成された「守る会」も、現在ではほとんど存続していないと聞いています。
何か重大な事件が発生すると、数ヶ月位なら活動も活発に行われますが、そのうち段々と下火になるのが通例です。私達も、「緊急の対策」と「継続対策」を明確にして、事件の再発を防がなければいけないと思います。
広島市と今市市(栃木県)で、下校途中の小1女児が、相次いで心痛む悲惨な事件に巻き込まれました。そして今日のTV報道では、長野県岡谷市で小5男児が行方不明と報じられていました。現状では、事件・事故とも判断がつかない状況のようですが心配です。
3日付けの読売新聞に、登下校途中の子どもが悲しい結末になった主な事件が掲載されていました。それによると、1992年から2005年まで、1年から、長くても3年程で重大な事件が発生しています。
私は地域で学校の施設開放を利用した活動をしているので、日頃からその安全が気になっています。そこで、「地域環境ネット」を立ち上げ、学校と地域が関連する事件や、自治体の安全対策を掲示していますが、その中でも感じるのは、事件が発生し新聞報道などが一段落して暫くすると、悲しいことに決まったように同じような事件が再発する事です。
私達の地域活動クラブでは、防護盾を学校に寄贈したり、活動中に「警備専任スタッフ」を配置していますが、学校の登下校の安全にまで、学校や地域との連携がとれていないのが現状です。
先日、地域の小学校で行われた会議に出席しました。先生方から、学校運営や、学校の防犯等についての説明が有り、地域への協力要請も提言されました。
意見交換の中で、出席者から、「本校地域は、近隣他校に比べて地域の学校への協力意識が低いのではないか?」との意見が出されました。
私達は毎週、学校開放事業に運営に参加している立場から、とてもくやしい思いをしました。と同時に、指摘の通りの現状が有るのなら、少しでも改善を試みる事が必要と思いました。
先ず、私的な提言をマトメて見ました。
1.学校・PTA連名による、防犯に関する地域会議の開催。
2.学校に、「仮称・地域クラブハウス」のスペース設置。
・事務スペース+活動室。
・地域の皆さんが、いつでも立ち寄れる→地域交流。
・学校の安全を見守る。
3.地域活動の情報収集。
・「新宿区生涯スポーツシンポジュウム」への出席。
(主なテーマ)・総合型地域スポーツ・文化クラブづくり。
・学校開放の意義と課題。 他。
4.新宿コミュニティスポーツクラブとしての、自主活動案。
・防犯器具の購入→学校へ寄贈。
・学校地域防犯意識の共有→ワッペン・バッジ等の作成。
・学校を花でキレイに飾ろう。
・子ども達と協働→総合学習の一端を担う。
・地域の自然を大切に→「学校は、私達の大切な里山だ!」
・スポーツ活動用具置場の確保→専用ラック・机。
5.行政へ、支援・アドバイスのお願い。
昨日起きた、大阪・寝屋川小学校の事件を契機に、渋谷区では区立の20校有る小学校全てに、本年4月より専任警備員を配置します。警備会社と契約し、校門の脇に詰め所を作り、朝から夕方まで警備をするそうです。
又、多摩市立小学校では、校内各教室を防犯インターホンで結ぶ対策を取るそうです。
私達の新宿区ではどのような対応が取られるのでしょうか。
そして、私達や地域にできることも考えて行かなければならないと思います。
地域環境ネットでは、学校や地域を取り巻く防犯の課題解決の一助に、情報を発信しています。
この小学校卒業の17才の少年が、職員3人を殺傷とのニュースが飛び込んできました。またも起った、痛ましい事件です。
私達は毎週地元の小学校で、地域コミュニティ活動をしていますから、日頃から学校の安全に関心が有ります。
私達にできる活動には限界が有りますが、次の点に気を付けています。
①「防犯活動中」のサインボードを掲示する。
②遠目にも目立つように、「腕章」を着ける。
③刃物を防ぐ、「防護盾」を身近に置いている。
でも、こんな事件が起きると、もっとできることはないのかと不安になります。
幸い地元の小学校は、1963年に起きた吉展ちゃん誘拐殺人事件を受けて、「子供を守る会」が今でも存続していて、その意識が高い地域ですから、何かしらの方策が取られる事と思います。
私達の小学校での地域活動、「新宿コミュニティスポーツクラブ」では、本年度の活動計画の中の、「安全活動」で、「防護盾」の追加購入を予定しています。
又、地域の防犯活動の啓蒙の一助にと、「地域環境ネット」のHPサイトが有ります。 (運営 : ECONESSNET)