新年明けましておめでとうございます。
元日の朝日新聞の第1面に「環境元年」の題字が掲げられていました。
読売新聞でも、「温暖化異変」と題し、環境問題の特集が組まれていました。
ECONESSNETでも、「自然・環境・フィットネス・コミュニティ」をキーワードに情報の発信を続けたいと思っています。
秋川(東京都・あきる野市)の日の出町の棚田では、この時期に、「夜も眠れないぐらい」のカエルの鳴き声がしているそうです。
鳴いているのは、この時期にしか鳴かない「ヤマアカガエル」です。早春に産卵するアカガエルの仲間にとって、棚田の環境は好都合のようです。棚田は、山からの湧水で水が湛えられているからです。この場所の水田には、田んぼ一面にヤマアカガエルの卵が産み付けられていました。 (参考:2007.2.17 土曜ワイド・ラジオ東京)
NHKラジオを聞いていたら、「ヤマアカガエルが鳴き出した」というリスナーからの報告を紹介していました。昨日は、関東以西で、昨年より20日も早く「春一番」が吹きました。そんな陽気に誘われたのでしょうか。もともと、アカガエルの仲間は、他のカエルの種類より、早く活動を始めるようです。
でも、里に住むアカガエルには、とても厳しい環境が待ち受けています。アカガエルは、田んぼなどの水辺に卵を産みますが、最近の田んぼは、アカガエルが卵を産む早春の頃には、水が張られていません。このため、繁殖ができず生息数が激減しています。
田んぼを耕さない「不耕起農法」は、冬季に水を張る「冬季湛水水田」に取り組んでいます。こうすることで、アカガエルが産卵できる環境が整います。又、水鳥が飛来したり、保水効果、温暖化の防止など、様々な効用が期待できます。
私達の地域の、東京・新宿の小学校には、タタミ1枚分の「ミニ田んぼ」が有りますが、「冬季湛水水田」として世話しています。ここには、毎年「ガマガエル」が産卵し、オタマジャクシが誕生します。去年は、3月10日に卵を見つけました。暖冬の今年は、果たして何日になるでしょうか?
母校小学校の5年生の授業の一環で行われる「バケツ稲の田植え」に招かれました。私達は5年程前から、小学校にタタミ一枚分ほどの「自然耕・ミニ田んぼ」を作っています。その経験をいかして、「バケツ稲の特徴・田植え・自然耕田んぼ」などの話をさせて頂きました。
「世界環境デー」の日に「自然や環境に優しい自然耕田んぼ」の話をする機会を得られたことに感謝しています。
モーツァルトやベートーベンなど数々の有名な作曲家を生み出したヨーロッパ。その、ドイツの森は、自然林は国土の約30%と以外に少なく、日本は約70%も有ります。
ただし、その違いは、ドイツの森はなだらかな平地に点在し、ほとんどが人の手による人工の森で、日本の森は、急峻な山地に多いのが特徴です。
ドイツの森は「子供や人間を守るところ」というイメージが強く、人々も森に入るのがとても好きです。日本の森は「天狗が住むところ」など、怖いイメージが多いようです。
ヨーロッパは、日照が弱く短い為、樹木が成木となるには100年~150年もかかります。日本では、「女の子が産まれたら桐の木を植えて、嫁に行くときタンスにする」といわれるぐらい木の成長が早いです。
そんな厳しい自然環境の中で、「この世が明日滅びようと、私はリンゴの木を植える」という、ドイツ人気質を表す言葉が有るそうです。
(参考 NHKラジオ 2006.2.1)
食料不足解消へ役立つお米が開発されたニュースが伝えられた。
日本の栽培技術が一役買っているお米がアフリカで開発された。そのネリカ米は、アフリカ種とアジア種の特徴を併せ持ち、生育期間が短く収量も多い。(2005.12.17 読売新聞)
東大助手らが、葉を直立させる事で株がコンパクトになり密集して植えられる稲を開発した。普通の稲より収量が30%増えるという。(2005.12.19 読売新聞)
私達は、農薬を使わない自然や環境に優しい「自然耕」の稲作りに取り組む農家と交流を持っています。地域の小学校の小さな田んぼで稲を栽培しています。そんな体験を通して、子どもたちの自然や環境を大切にする心を育てる一助になればと思っています。
(参考:読売新聞 2005.8.12)
私達の地域の小学校には、ミニ田んぼが有ります。夏休みは毎日ラジオ体操の時に、水やりなどの世話をしていますが、5年生の「プランター田んぼ」で、初めて、うすいブルーとオレンジ色のイトトンボを見つけました。小さな細長いヤゴがいるのは分っていましたから、羽化したのかも知れません。
以前には、別のミニ田んぼで、ムギワラトンボが羽化していました。毎年繰り返しトンボたちが生まれ育つ環境を作り守りたいものです。
もっとも、本気で提唱しているというよりも、「地球の温暖化をみんなで考えよう」というアピールが目的のようです。
(参考:2005.7.22. TBSラジオ)
アニマル浜口さんは、「気合いだーっ!」を連呼して打ち水。午後3時頃の気温は30.5度でしたが、区の測定では、打ち水後は、約1.5度下がったそうです。 (参考:2005.7.22 読売新聞)
どんな計測結果が出るか楽しみですね。打ち水は目にも涼やかでいいものです。
以前、テレビ出演していた僧侶が、暑いときの気持ちの持ち方に話しが及んだ時、「水盆から何本か突き出しているフトイ(水性植物)を、一本だけ折ってその涼やかな風情を楽しみます」と語っていました。一本だけ折るのを「風折れ」というのだそうです。そんな話しを聞いて以来、少しはエアコンへの頼り方が違っているように思います。
毎朝、草花への水やりの時、一陣の風が爽やかです。
トップ評価のフィンランドをはじめ、上位を北欧諸国が占めました。日本は30位で、ドイツ・フランス・米国・英国など欧米主要国を上回りました。
日本は大気汚染や社会の過密度にマイナス点がついたが、環境保護への民間企業の取組みや国際社会への貢献、水質の良さなどが評価された。 (参考:2005.1.26 読売新聞)
思っていたよりも、国際的には環境保護への取組みが評価されている部分が有ったのですね。市民や個人の身近な所ではどうなのでしょうか? 例えば、「森や里山の自然を大切にしよう」という一方で、地域や学校の身近に有る「草花」がしおれて放置されたりしていることは無いでしょうか?