日本で絶滅後、36年ぶりに自然界でトキの「二世」が1羽誕生しました。
自然界で育ったトキの「二世誕生」は初めてです。
元気そうで、首を伸ばして親鳥にエサをねだるようなしぐさが見られました。
佐渡・トキ保護センターではトキのヒナが次々と生まれ、将来トキを野に放し、大空を舞う姿を見る事が期待されています。しかし、トキが野生化して生きていくためには、安全で豊かな食べ物が得られる田んぼを再現するなど、多くの不可欠な課題があります。
佐渡島では、まだ多くの地域で農薬の空中散布が行われていますが、将来のトキの野生化を支える為に、平成13年、佐渡島で7件の農家の人たちが、トキの餌となるドジョウやタニシなどがたくさん増え、自然生態系がよみがえる自然耕に取り組み始めました。
(参考:NPO法人・メダカのがっこう資料)
12日に佐渡トキ保護センターで、100羽目のトキのヒナが誕生しました。同センターでは、1999年に中国から贈呈されたトキのつがいによる繁殖に成功し、昨年は22羽のヒナが生まれ、今年に入っても20羽が誕生し、順調に成長しています。 (参考:読売新聞)