夜半までの本降りの雨が一端上がりましたが、朝方には強い風を伴って再び降り出しました。
荒れ模様の天気で、東京では気温が23℃に上昇し、5月中旬の陽気になるとの予報です。
また、南よりの強い風が吹き、「春一番」となるようです。
「春一番は、立春から春分までの間に吹く、風速8㍍以上の南風」の事です。
6.4の地震発生から日を追うごとに被害の拡大が報告されています。特に、台南市で倒壊した16階建てビルでは、地震発生3日目までに36人の死亡が確認されました。更に死者が100人を超える可能性があると報じられています。
災害で生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が、9日早朝に迫り、現場では捜索・救出活動が続けられました。
日本政府が現地視察のために派遣した、警察庁や東京消防庁職員によると、倒壊ビルの周りには、台湾各地域からの救助隊が700人ほどおり、救助人員は足りているとの報告がありました。また、資機材も豊富に備えられており、日本への救助要請は無いとのことです。
台湾南部の地震を受け、港区にある台湾の対日窓口機関・台北駐日経済文化代表処には、被災者を支援したいとの申し出が相次いでいます。
東日本大震災の被災者支援で、台湾からの寄付金は200億円を超えました。代表処には多くの支援の電話やメールが寄せられ、義援金を申し出る人もいます。代表処・広報部は「日本と台湾の絆の深さに感謝しています」としています。
日本赤十字社は、8日夕、「台湾赤十字組織」への救援金受付を始めました。
日本政府は8日、今回の地震災害や復旧・復興のため、台湾側に100万㌦(約1億1700万円)規模の支援を実施すると発表しました。
地震発生から1週間経った13日現在、死者は113人になりました。倒壊した16階建てビル内には、なお5人が取り残されていると見られています。
また、倒壊したビルの基礎部分に近いコンクリートの柱の中からは、サラダ油や塗料の缶が発見されるなど、「手抜き工事」の可能性を指摘する地元メディアもあります。 (資料:読売新聞)