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子どもの体力と運動能力…遊ぶ子の輝く目

2006年03月12日 | 子供の体力作り

 文部科学省の体力診断テスト(反復横跳びや垂直跳びなど)の合計点を見ると、小6・中3・高3とも、テストを始めた東京オリンピック(1964年)頃と同じか、その数値を上回っている。

 一方、50㍍走やハンドボール投げなどの運動能力テストでは、近年、全体的に低下傾向が見られる。特に、小6は歯止めがかからない印象だ。つまり、体力は高いレベルを保っているが、運動の場面で力を出すところがうまくいかない。体力づくりの面では成果は出ているが、投げる、跳ぶなどの動き方を身に付けていないのではないかと思われる。

 子ども期に脳や神経の機能が十分発達していないのではないか、それが運動能力や心の問題に影響しているのではないかという懸念もある。興奮したり、気持ちを抑制したりする前頭葉で司っているが、その働きが育っていないという調査結果もある。

 宇都宮市のさつき幼稚園では、先生や友達に馬乗りになったり、追いかけたりする「じゃれっこ」という遊びに取り組んでいるが、毎朝集中して遊ぶことで、汗をかき、目が輝くようになった。目が輝く時は、前頭葉の働きが活発になっているということ。特定のスポーツをするだけでなく、原始的な遊びをすることも大切だと思う。

参考:2004.6.23 読売新聞 「子ども、すこやかスポーツ塾」   シンポジュウム・基調講演 日本体育大学・正木健雄名誉教授 

 


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