17日、琉球大学(動物生態学)の研究グループは、国内で38年ぶりに野生のカワウソを長崎県・対馬で確認したと発表。
日本にいた「ニホンカワウソ」は絶滅したとされており、今回のカワウソの種類は特定できていない。
〔ニホンカワウソの生息状況〕
明治頃まで、日本各地に生息。その後、生息環境の悪化に伴い激減。江戸時代には、対馬にも生息。
昭和54年、高知県・須崎市で目撃される。その後、生存は確認されていない。
平成24年、「絶滅種」に指定される。
平成29年2月、対馬で撮影される。2頭生息の可能性もある。
〔ニホンカワウソとユーラシアカワウソ〕
ニホンカワウソは、日本固有の種。遺伝的には、ユーラシアカワウソに近い。
ユーラシアカワウソは、中国大陸に生息している。
フンを調べた所、ユーラシアカワウソの可能性が高いと思われる。
ユーラシアカワウソとすると、大陸側と対馬では、約50㌔離れている。
どのように渡ってきたかは不明。
どちらの種としても、対馬で発見されたインパクトは大きい。
(参考:読売新聞・NHKTV)
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