5月12・13日に、江東区文化センターで「全国トンボ市民サミット」が開かれました。全国13都道府県から参加者が集まりました。
その中で、日本全国で赤とんぼが激減していることが報告されました。例えばアキアカネは、都会でも穀倉地帯でも減っているそうです。減少の割合は、約1万頭の単位が→10頭位の激減ぶりだそうです。
サミットでは、3年がかりで全国調査を行う計画を立てています。一般市民が調査を行いネットで報告するシステムを検討しています。
(参考:2006.5.16 TBSラジオ)
先日、地域の小学校のミニ田んぼの田植えに備えて、水草の整理を行いました。タタミ1枚分位の小さな田んぼですが、小さなヤゴが何匹も見つかりました。見つけたのはシオカラトンボのヤゴですが、昨年は、イトトンボのヤゴもいました。
この田んぼは、冬にも水を張る「冬季湛水水田」にしてあるので、メダカが泳ぎ、オタマジャクシも誕生する生き物たちがいっぱいの田んぼです。
沢山の蛍が見られる事で有名な熊本地方では、蛍鑑賞のツアーが始まっています。ツアーのコンダクターの方が、蛍について興味深い話しをしていました。その話しによると…。
日本の源氏蛍の光り方には、二つのパターンが有ります。西日本の源氏蛍は、2秒光り2秒休む明滅を繰り返します。東日本では、その明滅が4秒に変わるそうです。
オスの蛍はグループ毎に明滅を繰り返し、数の少ないメスに効果的にアピールします。メスを見つけても一斉に飛び寄ったりせず、先ず、グループの代表者(?)が、メスに近寄ります。しかし、メスに気に入られないと、すごすごと元のグループに飛び戻りますが、グループもこれを迎え入れます。
メスは集団でうっすら光ながら産卵しますが、その時オス達はメスが産卵に専念できるように、目立つのを控えます。
(参考:2007.5.16 NHKラジオ)