エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

終戦記念日

2016-08-16 18:35:36 | エコ情報

昨日(8月15日)は、終戦記念日でした。

昼の12時に、「1分間の黙とうをお願いします」というメッセージが防災放送から流れたのを聞いたかたも多いと思います。川口市は「平和都市」を宣言しているためです。

市のホームページを見ると・・・

  

我が国は、世界唯一の被爆国として、恒久の平和を念願する崇高な理念に基づき、戦後40年、平和の維持と繁栄に努力してきた。我々は、現在の平和と繁栄のなかで、改めてこの尊さをかみしめ、今なお、世界の一部で繰り返されている悲惨な争いがなくなり、人類共通の願望である核兵器廃絶が成り、文字どおり、世界の恒久平和が確立されることを強く願うものである。そして、今こそ、これを全世界に訴えていきたいと思う。

川口市民は、未来に向かい、平和で豊かな社会を築き、次代に引き継ぐため、平和への願いを結集し、市民一人ひとりが努力することを誓い、ここに平和都市を宣言する。

  

と書かれています

 

じつは「戦争」は、「地球温暖化」と関係があるのをご存知でしょうか?

環境省が発行している、平成7年版の環境白書に、

  

「1991年の湾岸戦争に関連したクウェートの油田火災からは、同年の全二酸化炭素排出量の約2%に相当する1.3億tCが排出されたと 推計されており、これは1990年からの増加量0.9億tCを上回る。湾岸戦争は原油流出のみならず、地球温暖化の面からも環境に大きな負荷 を与えたものであったといえよう。」

  

と書かれています。

戦争はたくさんのものを焼き尽くし、その結果多くの二酸化炭素が発生し、地球温暖化を進めてしまいます

 

約70年前、日本はつらい戦争を経験しました。このようなことが二度と起こらないよう、一人ひとりがたゆまぬ努力を続けていく必要があります。それはすなわち、地球温暖化防止にもなるのです

ずいぶん前になりますが、「ピースサロン」というものを開催したことがあります。

5回シリーズで、「戦争を経験した方のお話をお聞きする」「紙芝居を見る」「絵本を読む」「外国人の方からお話をお聞きする」というものでした。中でも印象的だったのが、絵本の読み聞かせをしているグループのかたが持ってきてくださった絵本。

 

タイトルは、「じゃがいもかあさん」(アニータ・ローベル著)。

じゃがいもを育てていた母さんの、2人の息子。お互いに敵同士戦うことになり、やがて傷つき、お母さんの元に戻ってくるというお話です。どうして戦争が起こるのか、そして人間にとって何が一番大切なのかを考えさせられる絵本でした。絵も素敵でした。川口の図書館で借りることも出来ますので、よかったらぜひ手にとってみてくださいね。(浅羽

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