実施日時:2019年11月5日(火) 13:35~15:25 [2時限]
実施校:神根中学校 3年生 19人
教科名:総合的な学習の時間
単元名:川口のごみ問題
授業計画:市内のごみ分別について解説、川口のごみ問題について解説
講師:NPO法人川口市民環境会議
実施場所:美術室
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神根中学校では、3年生が「総合的な学習の時間」の中で、テーマ別の班に分かれて学習していました。
1学期から始まり、夏休みの宿題で調べ学習。その後調べたことを持ち寄り、班毎にまとめ新聞を作って発表。
この日の授業は、「川口のごみ問題」をテーマにしている生徒たちに対して、質問に答える形で実施しました。
生徒からは12の質問が、事前に講師宛に届きました。
・処理したごみはどこへ行くのか?
・今の現状として、川口市内で最も深刻な問題は何か?それに対する改善策は?
・身近な所で、自分たちにできることは?
・道にごみ箱が設置されていない理由は? ・・・等々
これらの質問に対して、講師は質問に答えたり、なぜそのように考えたのか子どもたちに問いかける等、対話形式の授業となりました。
質問に対するやりとりの後、講師からの
「今日の授業を受けて、みなさんは何をしていきたいですか?」
という質問に…
「ごみを減らすため、まだ分別出来ていない人に伝えていきたい。」
「地域全体はすぐに出来ないけれど、まずは家の中、身近な人たちに伝えていきたい。」
「食べ残しを減らしていきたい。」
「最初から、いらないものを買わないようにしたい。」
「いらないものと、いるものの区別をしていきたい。」
「服を大切にしたい。背が伸びると着れなくなるので、制服のリサイクルとか。」
「生ごみの水をちゃんと切るようにしたい。」・・・等々、
生徒たちは、真剣にごみ問題について考え、自分の考えを堂々と発表していました。
また、講師からはこんなメッセージも。
「豊かさって、なんだと思いますか?」
「動物が出したごみは土に戻りますが、人間が出したごみは地球上にいつまでも残っています。水も空気も、この地球上で循環しています。」
「生き物の頂点に立っているもの(人間)が、地球を守らなければなりません。人間が、この地球を守る鍵を握っているんです。私たち人間は、この地球の守り主なのです。1人1人が考え、行動して欲しいなと思います。」
担当の先生からのメッセージ
「当日は、解答を用意しつつ、ただ質問に答える一方的な解説ではなく、逆に生徒たちに質問をし、深く考えさせるように話をしてくださいました。」
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ごみ問題に真剣に向き合い、考え、議論してくれた生徒たち。
熱く、中身の濃い2時間でした。(浅羽理恵)