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ムラサキカタバミ

2019年06月17日 | ★花シリーズ★
 
ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)は、カタバミ科カタバミ属の植物。
葉が三葉であるため、クローバーど混同されがちである(花はシロツメクサ/アカツメクサ)。
 
南アメリカ原産であるが、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。

環境省により要注意外来生物に指定されている。
他にも、北アメリカ、オーストラリア、熱帯アジアなどに帰化している(写真・5月20日自宅で)。
 
特徴
背丈は約30cm、地下に鱗茎があり、地上には葉と花柄だけを伸ばす。葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。
 
 
花は主に夏に咲き、葉の間から伸び出した花柄は葉を越えて伸び、先端に数輪を散形花序につける。花は桃色。種子は付けない。繁殖は鱗茎の周囲に小さな鱗茎を生じることで行われる。
 
利害
元来は観賞用に栽培されたものであるが、現在では畑地を中心に広く見られる。
土の中の鱗茎を取り尽くすのが難しいので、駆除の困難な雑草であるが、草の丈が低く柔らかいため雑草の刈り取りから殆ど無視される対象でもある。
 
 
葉を刈り取った場合、殆ど畑に鋤き込まれ肥料となることもある。
また、葉が一面に茂るため、他の大型の雑草の生育を阻害する。
 
また、石垣に生えた場合は、葉が石垣内への雨水の侵入を防ぎ、鱗茎とあわせ、石垣内の土の流失を防ぐ役目もするなど益草としての一面も持つ。
 
独特の色合いで美しいが、より花の鮮やかな種が多く導入され、また雑草としてもありふれているため市販されることはほとんどない。
 
他に、葉を根元から抜き、葉柄の芯を取り出してそれの先端に葉がぶら下がった状態を作り、それを絡め合わせて引っ張り合い、どちらの葉がちぎれるかを競う子供の遊びがある。

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