旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★花シリーズ★武蔵鐙

2012年06月03日 | ★花シリーズ★
むさしあぶみ 【】
(1)昔、武蔵国で作られた鐙。鐙に鉄板が連なり、その先に刺鉄(さすが)を付けたもの。和歌では、「さすが」に、また鐙は踏むところから「ふみ」にかけて用いる。


(2)サトイモ科の多年草。関東以西の林内に生える。根葉は二個つき、三出複葉。五月、花茎を立てて棍棒状の肉穂花序をつける。花序は黒の縦縞(たてじま)がある鐙状の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれる。

わが国の本州、関東地方以西から四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布しています。海岸に近い林内の湿ったところに生え、高さは30~60センチになります。葉は3出複葉で、小葉は卵形です。3月から5月ごろ、真っ直ぐに花茎を伸ばして、暗紫色から緑白色の仏炎苞に包まれた花を咲かせます。名前は、仏炎苞のかたちが武蔵の国で作られていた馬具の鐙(あぶみ)に似ていることから。この塊茎は有毒ですが、漢方では天南星(てんなんしょう)と呼んで、薬用にされます。
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、学名は Arisaema ringens。英名は Jack in the pulpit, Musasi-Abumi。















最新の画像もっと見る

コメントを投稿