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★小葉擬宝珠★花シリーズ

2012年08月11日 | ★花シリーズ★
小葉擬宝珠(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草。

分布と生育環境等

北海道、本州、四国、九州までの広い地域に分布し、日当たりの良い湿った草原や湿原に自生する。

特徴

コバギボウシは湿原に生育する多年生の草本で、高さ50cmほどになる。
葉は根生葉、形は長楕円形、披針形で、葉の長さは10-20cm、幅は4-8cmくらいになり、葉柄がつく。花期は7-9月で、漏斗型の濃い紫色から淡紫色の花をやや下向きにつける。
花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。オオバギボウシに比べると全体に小さい。

本州から九州に生育し、夏の湿原を彩る植物の1つである。湿原では中心部にも生育するが、周辺部の森林との境界付近で大きく生育し、花も見事である。花は7月~8月に咲き、清楚な紫色からやや赤味を帯びた紫色である。内側の脈は濃紫色で鮮やかであり、雄しべは6本。雌しべの柱頭はより長くて超出する。

葉の形や大きさには変異が大きく、生育地や場所によって様々な名称が付けられてきたが、連続的な変異であって、同一種としてまとめられている。葉は葉柄が明瞭であり、よく似たミズギボウシとの区別点となる。