オラクルがピープルソフト株の60%を取得できる見通しとなったが、ピープルソフト経営陣は引き続き売却を拒否している。オラクルがピープルソフトへ宛てた公開レターは、実にピープルソフト経営陣の神経を逆撫でする文面であるが、60%の株主が1株$24を妥当と判断した今、今回の拒絶に市場はどう反応するだろうか?
ポイズンピルの発効も囁かれる中、やっぱり下がるか? 下がるとすればどこまでか。間もなくである。
ポイズンピルの発効も囁かれる中、やっぱり下がるか? 下がるとすればどこまでか。間もなくである。
Peoplesoft [up $0.19 (0.82%) --> $23.36]
Oracle [down $0.03 (0.24%) --> $12.68]
買収に失敗して戦略を遂行できない、あるいは更に高い価格での買収を余儀なくされる可能性のあるOracle株が下落するのは納得である。
一方、60%の株主が適正とした$24での売却を拒絶し、単独での生き残りを選んだかに見えたPeoplesoft株の上昇はやや解釈が難しい。
まだOracleが買収を実行できる可能性はあるため、Oracleの提示した$24近辺まで株価には上昇余力がある。
が、更に抵抗を続けることによる消耗、また敵対買収後の統合が容易ではないとなどを考えると、下がっても良いように思うのだが。