第二海堡は明治時代に作られた人工の要塞島である。元々は東京湾の防衛のためのものであったが、今はほぼ廃墟と化し、上陸するのは釣り人くらいのものである。が、写真の通りに風化も著しく、本年6月をもって渡船も許可がおりなくなるという。
島までは渡し船で約30分。ゴールデンウィークだけに釣り人満載である。島に上陸するとテントを張って泊り込んでいる人たちもたくさんいる。気合が違う。しかも、彼らの調理した魚の残骸がでかい。あれが釣れるのか??という期待と、またかという不安。
狙いは春の乗っ込み黒鯛である。産卵期に当たる黒鯛が浅瀬に押し寄せてくるところを狙うわけである。前回の結果があまりにヒドかったので、なるべく期待しないようにしていたが、天気も良いので何か釣れるような予感。
しかし、島の釣り場を記した地図を車に忘れてきたことに気づく。いや~な感じ。島の真ん中当たりに陣取って、コマセをまきつつ付け海老で狙う。比較的水深はない。ウミタナゴが寄ってきている。こちらも産卵期だけに、ウミタナゴとはいえ20センチ超である。あまりに腹が膨らんでいるものは、心が痛むのでリリースする。ウミタナゴは普通の魚と違って、卵ではなく魚の形にまで腹の中で育てて産卵するのである。
肝心の黒鯛がこないが、飽きたので根魚を狙うとアイナメなども掛かる。が、昼ごろになると潮がすっかり引いて動きが止まる。午後は島の反対側に移動して、さらに狙うはもちろん黒鯛。そしていつものように釣れない。
結局、乗っ込み黒鯛のつもりが、乗っ込みウミタナゴとなり、激しくスケールダウン。それでも前回の絶望的な釣行からの復活の第一歩としては良しとしよう。サイズもそれなりなので、焼きと刺身もそれなりに旨い。あまり腹の膨らんでないものを持ち帰ったつもりだったが、全ての腹から子供が出てきてしまったのは困った。
もう二度と来ることのない廃墟の島での釣りでした。
島までは渡し船で約30分。ゴールデンウィークだけに釣り人満載である。島に上陸するとテントを張って泊り込んでいる人たちもたくさんいる。気合が違う。しかも、彼らの調理した魚の残骸がでかい。あれが釣れるのか??という期待と、またかという不安。
狙いは春の乗っ込み黒鯛である。産卵期に当たる黒鯛が浅瀬に押し寄せてくるところを狙うわけである。前回の結果があまりにヒドかったので、なるべく期待しないようにしていたが、天気も良いので何か釣れるような予感。
しかし、島の釣り場を記した地図を車に忘れてきたことに気づく。いや~な感じ。島の真ん中当たりに陣取って、コマセをまきつつ付け海老で狙う。比較的水深はない。ウミタナゴが寄ってきている。こちらも産卵期だけに、ウミタナゴとはいえ20センチ超である。あまりに腹が膨らんでいるものは、心が痛むのでリリースする。ウミタナゴは普通の魚と違って、卵ではなく魚の形にまで腹の中で育てて産卵するのである。
肝心の黒鯛がこないが、飽きたので根魚を狙うとアイナメなども掛かる。が、昼ごろになると潮がすっかり引いて動きが止まる。午後は島の反対側に移動して、さらに狙うはもちろん黒鯛。そしていつものように釣れない。
結局、乗っ込み黒鯛のつもりが、乗っ込みウミタナゴとなり、激しくスケールダウン。それでも前回の絶望的な釣行からの復活の第一歩としては良しとしよう。サイズもそれなりなので、焼きと刺身もそれなりに旨い。あまり腹の膨らんでないものを持ち帰ったつもりだったが、全ての腹から子供が出てきてしまったのは困った。
もう二度と来ることのない廃墟の島での釣りでした。
原形を留めないほど崩れまくっているレンガに歴史を感じました。