いまがいちばん、あしたもいちばん

まいにちたのしい日々でありますように。。。

こどもに変われるチャンスを

2010年05月03日 | サッカー
3年生になって、
みなみのサッカーのコーチが変わりました。

3年生の保護者はとても熱心で、
学年の保護者からお父さんコーチがたくさんできたので、
これまでのコーチは、他の学年を見ることになりました。

これまでのコーチは、
どちらかと言うと勝ちを意識して
ポジション固定でいくタイプでした。

ガンガン行く子を前に。
いろいろ動ける子をセンターに。
サイドは控えめちゃんを。
みたいな。


でも、新しいコーチは、違う考え方。
基本的に子どもが、やりたい!というポジションを
やらせてくれます。

そして、みなみも念願のFWに。
はじめは、いつものバックスの意識が抜けなくて
全然攻め上がらなかったけれど、
そのうちに、目が覚めて、
ドリブルでどんどん出て行ってました。
すぐに、とられたけど。。。

それに、守るより攻める怖さも感じたようです。

しかし、それより、すごいな!と思ったのは、
いつも、ぼーっとしているユースケ。

控え目で、何考えてるかもよくわかんない雰囲気の子。
いつもは、よく動けるCBのサイドで立っている。
後半前半の交代組だったユースケ。

昨日の試合。
そんな彼に、新コーチは
「次の試合は、ユースケ、FWやってこい」
と言いだした。

「えー!!」
と、びっくりするチームメートたち。
「コーチ、それなら、ぼくがFWやりたい!」
などと、口にする子もいる。

でも、コーチは
「ユースケ、FWやってくれるよな。」

ユースケ
「うん、ぼく、やりたい」

そんなこんなで始まった試合。

なんと、ユースケ大ブレイク!
得点こそならなかったものの
どんどん前に出るし、
うちのチームの得点源のうめちゃんに
並んで走り、フォローに入ろうとするし、
身体ごとあたりに行くし、

まるで、別人。。。。

ユースケって、いったい。。。。

昨日は、とても大きな一日だった。

昨日の試合は、
ユースケにはとても大きなチャンスだった。
応援にきていたユースケの家族も
我が子の意外な一面に大喜びしていたし。
チームメートも、ユースケにびっくりしていたし。

ユースケは、試合後すぐ、いつもの控えめユースケにもどったけど
人知れずなりたかったFWで全力で戦って
得たものはとても大きいはず。

そんな小さいチャンスを、子どもたちは一つずつ大切に積み重ねて
自分を変えて行ってくれたらいいなと思います。

そして、そのチャンスを作ってやるのは大人。

子どものサッカーでは、ポジションは固定しない方がよい
とは、よく言われるけれど、
やっぱり勝ちたいし、なかなかそれは難しい面もある。
でも、本当に、それは大事なことなんだなと、
昨日、改めて、学ばされました。

新コーチ!
今年一年、よろしくお願いいたします!!

いまがいちばん あしたもいちばん!