外壁しっくい塗り

市内で建築中のＩ様邸。本日から外壁のしっくい塗り工事が始まります。下塗をした後、充分な養生期間をおいての本日の仕上げ工事です。

しっくい塗りは左官屋さんの手作業ですから、いろいろな表情を演出することができます。これも注文建築の楽しみの一つですね。

ということで、Ｉ様ご夫婦にお越しいただき、パターン決めを行いました。

北澤工務店の家づくりでは棟梁に継いで出番が多い左官職人の吉岡さん。今回も外回りも中もぜーーんぶ吉岡さんに塗ってもらいます。



で、こんな感じ、あんな感じとやり取りをしているところ。







決まったところで、『やってみますかぁ～？？？』　と吉岡さん。Ｉ様、人生初挑戦です。





ところがこれが、なかなかうまくいかないんですよ。やっぱり熟練ってのはすごいです。でも、かなり楽しそう・・・。



こんな感じになりました。



次は奥様の登場です。



なんだか吉岡さん、もう、ニコニコ顔で手取り足取り教えちゃったりしまして。上のご主人との写真とぜ～んぜん表情が違って見えちゃうのは気のせい？？？？？？？



現場は楽しいです。みんなでひとつになって家づくりをしているって感じがします。あと２ヶ月少々で完成となる予定です。



ではまた。

おさむ

朝デニ

なんとかカタロ通信２月号の　『おさむのひとりごと』　を書き終え、一服・・・。

こうして　『ひとりの時間』　『ニュートラルになる時間』　を持てるとき、ふぅ～っと豊かさを感じることができます。

外は満天の星空だけど、とっても風が強いようです。

家族の一人ひとりを思い浮かべ、社員の一人ひとりを思い浮かべ、いま建築中のお客様や打ち合わせを進めさせていただいているお客様を思い浮かべる・・・。

一人ひとりの表情を思い浮かべながら、あんなこと、こんなこと、いろんなこと。

おいしいコーヒーにたばこの煙をくゆらせる。。。。。んん・・・いい感じ。

問題や障害はたくさんあるけれど、それはぼくの成長課題だから。

今日は午後から甘味cafe空～くう～のお当番です。よろしかったらぜひ！遊びに来てくださいね。

ではまた。

おさむ

雪景色

今季初めての雪が降りましたねー。

ゆきぐにの方は　『大キライ！！！』っていう方も多いですが、年に何度かしか見られないぼくにとっては　『きれいだなぁ』　と、思わずパシャリ。



龍ヶ崎市の最高峰？？？たつのこ山も雪化粧。



営業者も雪化粧です。



現場にとっては、雪は　『大キライ』　です。なにせ敷地内がびしょびしょグシャグシャになってしまうものですから大変です。そういえば先日リフォームＯＢ施主様のＹ様のお宅の雪止め金具工事をやっておいてよかったぁ。お隣に雪のかたまりが落下して苦情が来ていたらしいのです。ご近所は大切な存在ですからね、たぶんほっとされていることでしょう。

雪もやみ、青空が広がってきました。きょーもがんばっていきましょう！！！

ではまた。

おさむ

しっくいの汚れ

今朝は高校時代の同級生の実家のリフォーム工事の相談を受け、松戸市で朝デニです。日中は1時間以上かかるこの地ですが、朝は速いですねー、５０分足らずで着きました。運転もスイスイで楽しい！！！


それにしても職業運転手の皆さんは大変ですよね。ぼくにとってはめったにあることではないですけれど、職業運転手の皆さんは毎日この時間もお仕事をされているわけですから。また、道路工事の方々や警備の方にも頭が下がりますね。今朝はなんとマイナス４度の表示が出ていました。お疲れ様です。


話は変りまして、事務所前にはもう一年くらい経つでしょうか、ブロックで積み上げたしっくいの看板があるんです。まだ何も掲示していないただの真っ白な看板。ＯＢ施主様からは　『北澤工務店、だいじょうぶなん！？』　なんて言われたりします。


で、この場所は小学生たちの通学路になっているもんですから、白い壁があったらやっぱりイタズラしたくなるじゃないですか。。。でやっぱり、やられちゃいました。




くつで蹴っ飛ばしたんでしょうね。泥とゴムの黒いあとが残ってしまいました。




せっかくですから、しっくいのメンテナンスの経験！！と思って、中性洗剤とたわしでゴシゴシやってみました。




そしたら、、、、さっときれいに！！！やっぱりしっくいっていいなぁ・・・・と思いきや・・・・あれ、、、、なんだこれ・・・・・。




しっくいの表面は柔らかいため、表面が削り取られ、割れ防止のために入れている繊維質が表面化したのです。無添加住宅に確認すると植物性繊維と動物性繊維をミックスしたものだそうです。


外壁にしっくいを塗る現場が増えてきましたが、もしかしたらやはり　『しっくいバリア』　を塗ったほうがいいのかもしれませんね。ただ　『しっくいバリア』　は表面を硬化させてしまうので、本来のしっくいではなくなってしまうわけで、『多少汚れても、別にいいじゃん！！！』　という考えもあるかと思います。どちらかというとぼくはそちらの考えなのですが。


というわけで、きれいになりました。


２月にはかっこいい看板を設置できると思います。


ではまた。


おさむ

ならせもち

『ならせもち』　ってご存知ですか。その地方によって違いはあるようですが、ぼくが育った長戸地区では、季節的に花が少ないことから椿の枝に紅白のもちをならせ、それを食べることによって　『無病息災』　を願ったのです。

今年もぼくのお母さんが準備してくれました。この季節、寒いのに早起きしてもちをついてくれたんです。ほんとうにありがたいなぁと思う。このもちの一つひとつに母の願いが込められていると思うと、『がんばんなくっちゃ！！！』　って気持ちになります。

事務所に飾られたならせもちです。



甘味cafe空～くう～には特大級のならせもちを入り口正面に飾りました。ぜひたくさんの方に見て欲しいです。



言い伝えがあって、『２０日の風にあたらせない』　っていうんです。ということで２０日にお越しいただいたお客様にお裾分けさせていただきます。ぜひぜひ２０日（木）甘味cafe空～くう～にお越しください！！！お待ちしております。

ではまた。

おさむ

朝デニで

朝デニでねばっているあたくしです。先日黒木さんより

『しゃちょう、１７日締め切りということでおさむのひとりごと、お願いしますねー！！』

と念を押され、今年初めての作文に集中です。

おさむのひとりごとの目的って、なんなのかなぁ、なんて考えてみたりします。

自分の生育暦から、お客様との出会いやエピソード。社員や職人の話から世間話までいろんなこと書いてきました。でたぶん一貫してきたのはやっぱり　『人間大好き！！！』　『人間万歳！！！』　に尽きるかな。

ぼくは　『家づくり』　という仕事を１８年やってきている。最初は正直なところ好きじゃなかった。親父が工務店の社長だったからそのあとを継いだに過ぎない。別に建築じゃなくてもよかった。

だから社長になっても経営の目的は利益を出して会社を大きくすること、社員がいっぱいいる会社、でっかい会社の社長になりたい！！！そんな幼稚な発想しかなかった。

自分が生きる意味も不透明であったし、仕事とその関係もバラバラに存在していた。表面的にはいくらでもかっこいいことが言えた。でも自分のこころの奥底からのものとしては足りなかった。

いろいろな仕事上の体験や山ごもりの研修などを体験してくるうちに、『家づくりの仕事のすごさ』　に気づいた。この気づきはもはや自分の中でゆるぎないものになっている。『今生の俺、これでいい。』って思っている。

求めて求めて求め続けてきたもの。やっと　『生きる意味と価値』　と　『仕事の意味と価値』　が統合されたんです。まだ完全ではないと思うけれど、自分の人生の線の上に仕事がちゃんとのっかっている。　それが　『人間大好き！！！』　『人間万歳！！！』　なんです。『家』が人間の始まりの器であることを知ったから。『家』で家族が育まれ、「愛」が育まれることを知ったから。この『家』から全てが始まることを知ったから。家づくりという仕事を通して、家族を見つめ、人を見つめ、社会を見つめる・・・・。そしたらそこに、自分が生きる意味と価値を見いだすことができた！！！。

っということで、朝デニでした。

ではまた。

おさむ

市内Ⅰ様邸

市内で建築中のI様邸にて、施主様と大工棟梁谷さんと共に打ち合わせを行いました。



ここのところ、ぐっと完成に近づいた感のあるI様邸。大工工事も残すところ１ヶ月未満となりました。来週からは外部のしっくい工事が始まりますし、普段目に付く造作工事もいろいろなアイディアを導入しますので益々楽しみです。

施主様にとっては決断の連続となりますので、反面苦しみが増えるのかも・・・・。

現場で打ち合わせの後は、先日お引渡しをしたＳ様邸を訪問。Ｓ様とＩ様は以前から情報交換？？？をしていただいておりますので、新築のあのステキなお家の中でとても和やかな時間を過ごさせていただきました。

Ｓ様に事前にお電話した時のこと。

『いやーーーーーー、さっびぃ～ですねーー！』　とあたくし。

『え、そうですかぁ・・・・』　とＳ様。

冗談とも取れる言葉でしたが、行ってみると、ほんとにあたたかい。吹き抜けがあっても全然あたたかくて、明るくて、嫌な臭いが全くない。『いい家だなぁ』　とは全員一致の言葉でした。

このようにお客様とお客様が北澤工務店を通じてつながっていくのって、ぼくにとって大きな理想の一つなんです。これからもお客様同士のつながりを積極的につくっていきたいと思います。

朝、むっちゃくちゃさぶくて、昼はぽかぽかとあたたかく、夜はまたぐっつり冷え込みます。ご自愛くださいますように。

ではまた。

おさむ

リズム

年末から年越し、そして仕事始めとかなりハイテンションで突き抜けてきたわたしですが、ここへ来て少々息切れかもしれません。ローテンションなんですね。自分が入りたくない、とわかっている　『窪み』　に入っていく姿がはっきりとわかる。以前は無意識にこの　『窪み』　に入っていってしまう自分がいて、ずいぶんと嫌な感情に包まれ、まわりにも負のエネルギーを発散し続けたものです。

いまのぼくは少しだけ成長したかな。

『窪み』　に入っていきそうな感覚がはっきりとわかるから。そしてその自分なりの対処の仕方もいろいろ持ち合わせることができるようになったから。

これって、『早起き』　の効用かもしれません。

今回は言葉が浮かんできたんですよ。それは行徳先生の言葉でした。

『きたざわさん、、、、不安になったらねぇ・・・・・その不安の中に、、、入っていくんですよ！！！』

この言葉、ぼくにとってものすごいインパクトでした。

不安を避けたい、と思うと不安が増大してのしかかってくる。

でも、その不安の中に入っていくとですとね、、、、、、ここから先は体験しかないですね。答えを言っちゃったら観念になる。

このブログを読んでくださっているあなた様、もし不安に陥ったり　『窪み』　のようなローテンションに入ってしまったとき、ぜひその中に、どっぷりと、意識的に、入っていってみてください。きっと、おもしろい体験ができると思いますよ。

ではまた。

おさむ

お正月飾り

北澤工務店の事務所に入ると正面にあるメッセージボード。

復帰した黒木さんがさっそくお正月気分を盛り上げる雰囲気を演出してくれました。



朝日に照らされてオレンジ色ですが、なかなかよい感じです。

朝ひとりで事務所にいたらパシャリってしたくなったので、、、。

ではまた。

おさむ

Ｙ様邸 地鎮祭

昨日、快晴・あったか・無風という、最高の気象条件のもと、Ｙ様邸地鎮祭が行われました。

Ｙ様は、１６年前に新築工事をさせていただいた牛久市のＯＢ施主様のご子息です。こうして代を超えておつきあいさせて頂けるのって、ほんと地元の工務店冥利に尽きます。そのご両親のお家にも深い思い出がありまして、、、、。ぼくが始めて間取りと外観を計画させていただいたお家なんです。切り妻大屋根を組み合わせた外観は、いまでも全く古さを感じさせない自慢のお家です。機会があったらまたその写真も添付しますね。

で、まずは祝詞奏上のあとのお祓い。



地鎮祭のメインセレモニー、鍬入れの儀。『エイ　エイ　・・・エイ！！！』　と３回鍬を入れます。



玉串奉天の儀。二礼二拍手一礼の作法に則って行います。かなり緊張しています？？？Ｙ様。



最後に参列者そろって記念撮影。１月３０日の上棟を目指して、これから工事が始まります。



今回２度目となる女流神主さん。前回つくば市のＨ様邸の地鎮祭でお世話になりました。声が透って、まさに神様降臨！！！という感じがして、とても心地よかったです。

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今日から新入社員の松葉君が出社します。設計を担当してくれている石原さんが産休に入るためです。黒木さんに引き続き石原さん・・・。北澤工務店はおめでた続きです。

ではまた。

おさむ

成人式

今日は成人式なんですね。今朝ほどぽちゃぽちゃミセスの黒木さんの愛娘かなちゃんが、振り袖姿で来てくれました。



すてきですねー。きれいですねーーー。すばらしい。

かなちゃんには深い思い出があるんですよ。

それは今から１０年前。かなちゃん小学校４年生。ぼくも３３歳のとき。

当時夏の恒例行事となっていた　『森で遊ぼう』　で、今年はどんなドッキリをしようか、というときのことです。３００人以上が集う森で遊ぼうですから、いろいろとアタマをめぐらせました。

その頃とっても流行っていたのが　『しんごママの「おっはー」』でした。で、ぼくがその姿に変装して　『おさむママ』　になって、キャンプファイヤーで踊ることに。この振り付け指導？をしてくれたのがかなちゃんなんです。かなちゃんが踊る姿を黒木さんがビデオにとって、それを見ながら練習をして・・・。本番もバッチリ！！３００人の大キャンプファイヤーが、おさむママの登場で異常なくらいに盛り上がったのを今でも覚えています。

そのかなちゃんが成人式かぁ・・・。

なんともなんとも感慨深いものがあります。

今日の成人式。きっといろいろなドラマがあるのでしょうね。

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その成人式の良き日、北澤工務店ではＹ様邸の地鎮祭が行われます。また改めて報告させていただきますね。

ではまた。

おさむ

2011 ２日目

なんだかもうお正月気分もすっかり、という感じですね。本日２０１１年２日目ですが、『明けましておめでとうございます！』という言葉にも、なんだか？？？不思議な感覚です。

とは言いましても、本日もお年始まわりということでＯＢ施主様を中心にお邪魔してまいりました。で、昨日来、何度も何度もお客様から同じことでお話をうかがうことがあるんです。それは、

『カタロ通信読んだよ！！お父さんお母さん元気そうだねー！！！』

というお話。

このブログを読んでくださっている方のほとんどの方はカタロ通信をご存知じゃないかもしれません。新年号のカタロ通信の中にある　『おさむのひとりごと』　に両親の写真を載せたんです。その写真がこちら↓↓



まことさんちのお母さんからは、

『お母さん若いわねぇ～！！うちを建てた頃は３０歳台だったんでしょう！！』

なんて言われまして。。。わが母も今年は７０歳になります。。。でもこうして寄り添って写真が撮れるなんていうのも、ほんとに有り難く、幸せなことなんですよね。

市内のＳ様邸です。昨年末上棟しまして、屋根垂木が並べられました。大工の千尋もやりがいを感じて頑張ってくれているようです。



現場からは富士山がきれいに見えました。冬って、空気が透き通っていて、ぼくは好きだなぁ。。。



ではまた。

おさむ

2011年 初日

あらためまして、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

っということで、本日から２０１１年の北澤工務店が始動しました。

今朝、社員の皆さん、甘味cafe空～くう～のスタッフの皆さん、休み中風邪をこじらせた人も多いようですが、元気に出社してくれました。なんとも活気があっていい感じです。

午前中は、業者さんやメーカーさんが次々とあいさつ回りにこられて、これまた正月の風物詩ですね。ある業者さんなどは、社長以下役員の皆さん総勢８名でお見えになる場面もありました。

ぼくも遅れてはならないと早く事務所を出たかったのですが、結局午後からになってしまいました。

まずはまことさんちの大改造工事に行きました。中田板金さんが職人さんにしては早目の本日から仕事初め。



井戸掘り工事をしたものの鉄分が激しいため除鉄装置を取り付けました。がしかし、一向に鉄分が抜けず、頭を抱えている井戸やさんも来ていました。



昨年から新しい家族となったわんちゃん。黒の柴犬です。むっちゃくちゃかわいいーーー！！！



市内のＩ様邸では、外部しっくい工事の下塗が終わり、セルロースファイバー断熱材の充填工事が行われました。今日は寒くてビニールホースが硬く作業に手間取った、とは、北澤工務店の断熱工事を長年やってくれている稲川さん。



急いでまわったのですが、とにかく日が沈むのが早い・・・。田んぼの地平線に富士山がぽっかりと美しい姿が。富士山を見るといつも思うんですね。あの頂上に家族と共に、友人と共に、登ったんだよなぁ、って。



きょーはほんと寒かったです。　甘味cafe空～くう～のシンボルツリー　『花散る里（トウカエデ）』　もちぢみあがって見えました。



ふぅ～っと、深呼吸。

お客様や職人と顔を合わせると、益々元気になっていく自分がはっきりとわかります。

いい仕事です、家づくりという仕事。

ではまた。

おさむ

明日から

北澤工務店は明日７日から仕事始めとなります。例年よりも若干長くお正月休みを頂戴しました。社員もたっぷりと充電して元気に出社してきてくれると思います。職人は昔から　『七草粥』　を食べてから仕事初め、といいまして、明日までお休みいただく場合が多いです。

昨年１２月にお引渡しをさせていただいた市内のＳ様　Ｏ様　Ｋ様　つくば市のＯ様も、新居でどのような年越しをされたのかなぁ。さっそくお邪魔してみたいです。

工事中の市内Ｉ様　栄町のＳ様　年末に上棟されたＳ様にも早くお会いしたい。お待たせしてしまった市内のＹ様は今月着工です。

年末アフターサービスでご相談を受けた様々な用件は、早々にやんなきゃ！！

忙しい初日となりそうです。

ではまた。

おさむ

弥勒菩薩

いまぼくはなんと京都帰りの新幹線の中にいます。

昨日の晩、急遽思い立って夜行バスに乗り込み、朝7時に京都駅に到着。目的地は、広隆寺。あの国宝第一号　『弥勒菩薩』　様にお会いするためです。昨年もこの時期に来ました。





これまでに何度もお参りさせて頂いている弥勒菩薩ですが、そのきっかけは15年以上前に行徳先生からお聴きした言葉です。

『戦前、哲学者のカール・ヤスパースが広隆寺を訪れた。その時に彼はこう言ったそうです。歴史哲学者として世界中の彫刻や像を観てきた彼は、これほどに美しい像をこれまで見たことがない、この弥勒菩薩像こそ、人間の達しえる最高の姿だ、最高の相だ、と。（これは広隆寺のパンフレットにも書かれています。）でもそこからが肝心なんです。（ここから先はパンフレットには書かれていません。）　これほど美しく、人間の達しえる最高の姿、最高の相になれる人とは、罪を犯した人、過ちを犯した人でなければなれない、と。』

ぼくはそのお話を聞いたとき、泣き崩れました。間違いばかり、できないことばかりの自分。図らずもうそをつく自分。そんな自分をも丸ごと全部受け止めてくれる存在、それが弥勒菩薩。一年に一度はその前に静かに座り、ただただ静かな自分を見つめたい。

弥勒菩薩の表情は、行く度に異なって見えます。悲しい様な表情、怒っている様な表情、微笑んでいるような表情・・・・。

今回は、微笑んでいるというよりは、ゲラゲラと笑い出しそうなくらいの表情に見えました。きっとその時のぼくの心情が映し出されていると思うのですが、今回はそんな表情に見えました。

『ありがとうございます。今年もがんばります。』

『よっしゃー、仕事がんばるぞー！！！』






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広隆寺のある太秦は、京都駅からちょっと不便なところにあります。電車を乗り継ぎ、拝観して、また京都駅に戻って、11時16分京都発ののぞみ号に飛び乗りました。

実にあわただしかったですが、実に有意義な、新年の最高の時間と空間に包まれました。

ではまた。

おさむ