昨晩、震災後最大級と言っていいほどの嫌な体験をしました。
ぼくは建築屋です。家づくりが仕事です。いろんな職人さんや業者さんのチカラをお借りして、そのチカラを結集してお家を完成させるのです。
このブログで書いてきたとおり、この非常事態においても、まだ瓦屋さんは全くと言っていいほど動いていない。県内でも有数の瓦工事会社Tさんも同じで、ほとんど手付かずの状態です。
そのぼくが、瓦屋まがいのことをやっているのがよほどアタマにくるのだろう。会社に電話しても携帯の番号すら教えてくれない。連絡ほしい旨の伝言を2度もお願いしてあるのに、ない。
やっとつながった20年来お付き合いしているTさんとのやり取り。Tさんも大変な状況にあるのは百も承知なんです。材料がない、職人がいない、ないない尽くしなんです。実際このやり取りをしたときは広島に職人探しに行っているとき。
『きたざわはどんなふうにしたいんだ』
『職人はぼくのつながりのある人たちが協力してくれるって言ってくれてますから、Tさんにお願いしている現場に材料を納品してほしいんです。』
『それはできねぇな』
『いや、非常事態なんですから、こういうふうにすればTさんだってひとつずつ現場が終わっていくじゃないですか。』
『うちは材工で坪単価でやってんだ。そんな職人と材料別々のやり方はできない。』
『Tさんはいま職人が少なくて現場が進まないんだから、協力し合ってやりましょうよ!』
『そんなことできない。』
『なんでできないんですか!!』
『カネに決まってんだろが!!!』
『Tさん非常事態なんですよ!!!20年来の付き合いはどうなっちゃうんですか!』
『んなことはおまえに言われなくてもわかってる! おまえの親父ならそんなこと言わねぇよ。そっちに職人いるなら、そっちはそっちでやってくれ。どこたのんでもらってもうちはかまわねぇから!!・・・ガシャン。』
Tさんはそんなひとじゃない。こんな別れ方できない。よほどの状況に追い込まれているに違いない。また時を改めて、この溝を埋めたいと思います。
ふぅ~・・・・・・・・・・・・。
ぼくのやっていることは間違っていないと思う。間違っていないと信じている。
これまでの暗黙の商ルールに捉われていたら、3年も4年も、崩れた屋根を見ながら指をくわえているほかない。
ぼくのやっていることは間違っていないと思う。間違っていないと信じている。
崩れた屋根を一刻も早く直してほしいと、待ってくれている人がいるから。
TさんやTさんの会社の社員さんもこのブログを見ているかもしれない。いや、ぜひ見てほしい。震災後のこのブログを読んでほしい。ぼくは、共に力を合わせて、この事態をなんとかしたいんだ。
ではまた。
おさむ
ぼくは建築屋です。家づくりが仕事です。いろんな職人さんや業者さんのチカラをお借りして、そのチカラを結集してお家を完成させるのです。
このブログで書いてきたとおり、この非常事態においても、まだ瓦屋さんは全くと言っていいほど動いていない。県内でも有数の瓦工事会社Tさんも同じで、ほとんど手付かずの状態です。
そのぼくが、瓦屋まがいのことをやっているのがよほどアタマにくるのだろう。会社に電話しても携帯の番号すら教えてくれない。連絡ほしい旨の伝言を2度もお願いしてあるのに、ない。
やっとつながった20年来お付き合いしているTさんとのやり取り。Tさんも大変な状況にあるのは百も承知なんです。材料がない、職人がいない、ないない尽くしなんです。実際このやり取りをしたときは広島に職人探しに行っているとき。
『きたざわはどんなふうにしたいんだ』
『職人はぼくのつながりのある人たちが協力してくれるって言ってくれてますから、Tさんにお願いしている現場に材料を納品してほしいんです。』
『それはできねぇな』
『いや、非常事態なんですから、こういうふうにすればTさんだってひとつずつ現場が終わっていくじゃないですか。』
『うちは材工で坪単価でやってんだ。そんな職人と材料別々のやり方はできない。』
『Tさんはいま職人が少なくて現場が進まないんだから、協力し合ってやりましょうよ!』
『そんなことできない。』
『なんでできないんですか!!』
『カネに決まってんだろが!!!』
『Tさん非常事態なんですよ!!!20年来の付き合いはどうなっちゃうんですか!』
『んなことはおまえに言われなくてもわかってる! おまえの親父ならそんなこと言わねぇよ。そっちに職人いるなら、そっちはそっちでやってくれ。どこたのんでもらってもうちはかまわねぇから!!・・・ガシャン。』
Tさんはそんなひとじゃない。こんな別れ方できない。よほどの状況に追い込まれているに違いない。また時を改めて、この溝を埋めたいと思います。
ふぅ~・・・・・・・・・・・・。
ぼくのやっていることは間違っていないと思う。間違っていないと信じている。
これまでの暗黙の商ルールに捉われていたら、3年も4年も、崩れた屋根を見ながら指をくわえているほかない。
ぼくのやっていることは間違っていないと思う。間違っていないと信じている。
崩れた屋根を一刻も早く直してほしいと、待ってくれている人がいるから。
TさんやTさんの会社の社員さんもこのブログを見ているかもしれない。いや、ぜひ見てほしい。震災後のこのブログを読んでほしい。ぼくは、共に力を合わせて、この事態をなんとかしたいんだ。
ではまた。
おさむ
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