おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

見えざるもの

2013年03月07日 12時21分36秒 | 世間ばなし
保護司仲間に僧侶の福田さんがいます。地元で薬師寺というお寺の住職をしています。その彼から護摩法要の案内をいただいたので行ってまいりました。

お恥ずかしながらわたくし、『護摩』はもちろん聞いたことはあるけれど、その場にたったことはこれまでに経験がありませんでした。

行くと、地元のおばあちゃんがお堂に集まっていました。ご夫婦で見えている方も。その中での会話が実に面白くて・・・。

『ばあちゃん、今年も来れてよかったねぇ。』

『ほんとにねぇ、この護摩のおかげだよ・・。今年も死なないでまた来れるように・・云々。』(笑)

大きく笑いながら会話している姿に、少しばかり感動しました。そもそもコミュニティってこういうもんなんだな、って。

始まる前の福田さんのごあいさつ。これがまたユニークでおもしろい!!!



この後、複数の僧侶が法螺貝を鳴らしながら入堂。その後の厳粛な作法。そしてお経と共に炎が激しく、激しく燃え上がる。後ろから見ていても福田さんの必死な形相が見事に伝わってくる。カメラを向けるなんてとんでもなできる雰囲気じゃない。感動しました。こんな田舎で、こんな小さなお寺で(すみません!!)これだけの行事が、古式に則って為されている。

現代は『見えるもの』に意識が偏っていると思う。このような『見えざるもの』の世界を粗末にしてきたのではないかと思う。『目に見えるもの』にはお金と労力をつぎ込むけれど、『目に見えざるもの』に対しては、お金や労力を惜しむようになってしまっていると思う。

ぼくは神仏や宗教に関して云々いいたいわけではなく、『見えざるもの』って、ほんとはすっごく大切なんだということを強く感じた次第です。

ぼくにとっての『家づくり』なんて、まさにそうです。

ではまた。

おさむ