社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

増税

2007-10-19 08:42:36 | 日常
自民党内で、増税議論が起きています。
社会保障費の財源をどう確保するかから
この議論が起きています。
具体的には、消費税を現行の5%から
引上げたいとのことです。

現在の保障水準を維持する為には、
2025年には14~31兆円の財源が必要になり、
消費税でまかなうには、11~17%まで
引上げる必要があるとのこと。
この議論に大きな疑問があります。
それは、財源を確保する為には
歳出削減をどこまでするつもりなのか?です。

目に余る税金の無駄遣い、ここを無くさなければ
増税に国民は納得しないでしょう。
相次ぐ政治と金、社会保険庁の問題、
天下りの現状、道路特定財源、挙げたらきりがありません。
これらの「無駄」を一掃して、かつ財源不足が生じるなら
増税議論はそれからです。

日本という国の方向性が見えないまま、
徒に目先の議論をしないで欲しいです。
はっきり言えば、今の社会保障制度が崩壊しているのは
明白です。
それを、傷口に絆創膏を貼るような、うわべの処置を
しようとする自民党。
傷口をそのままにして、違うところを処置しようとする
民主党。
いずれも、ヤブ医者の様なものです。
日本の社会保障制度を北欧の様な、福祉国家並みにするか、
アメリカの様な、自己責任型にするのか。
日本の現状は、あまりに中途半端です。
税金は増える、社会保険費も増える、
でも社会保障のサービスは低下する。
これでは、国民は納得出来ません。

国家の100年先を考えられる人が「政治家」です。
今の日本に政治家がいるでしょうか?
次の選挙のことしか考えていない人ばかり
の様な気がします・・・。