社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

相撲協会

2007-10-01 08:42:50 | 日常
時津風部屋の力士死亡事故。
一番の問題は相撲協会の体質にあると思います。

事故は相撲部屋での「しごき」が原因と言われています。
特に親方の個別指導の「しごき」が直接原因と
見られています。
6月のインタヴューでは、親方はしごきは無かったと言いました。
しかし、その後自分でビール瓶で殴ったことを
遺族に謝罪しました。
問題は、親方が事実を隠蔽しようとしたことです。
弟子のことを「自分の子ども」と言っていたとは思えません。
その気持ちは嘘だったのでしょうか?
相撲部屋は閉鎖的社会の典型です。
一度その部屋に入門すれば、他の部屋に移籍出来ません。
それ故、相撲部屋に入門することは、
自分の人生をかけて、入門することになるのです。
死亡した少年は何度も脱走をしました。
つらい厳しい稽古に我慢が出来なかったのでしょう。
彼の気持ちが甘いのも事実です。
しかし、親方、兄弟子たちの接し方はどうだったのか?
彼を励まし、助ける気持ちがあったのか?
「しごき」の報道内容を聞くと、そういう気持ちがあったとは
思えません。

相撲協会の対応も非常識なものでした。
ついに、文部科学省も動き出すことになりました。
公益法人としての相撲協会として、この問題に真摯に取り組むべきです。
ところが、協会内部の問題として解決しようとしました。
身内の不祥事を身内で解決しようとしました。
相撲協会の閉鎖的な体質は直ちに改善するべきです。
大昔の体質を引きずっている様です。
社会はすごいスピードで変わっています。
相撲お世界だけは鎖国状態です。
いつまでも伝統というものだけで存在できると
思っているのでしょうか?
これを契機に、新しい相撲の方向性を示して貰いたいです。