社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

道路特定財源

2007-10-12 00:03:40 | 日常
悪の温床、道路特定財源。
税金の無駄遣い、公共工事
建設業界と政治家の癒着、闇の政治献金、
これら全てに通ずるのが道路特定財源です。

道路特定財源とは何ぞや?
「道路の整備とその安定的な財源の確保の為に創設されたもの
であり、受益者負担の考えに基づき、自動車利用者の方々の
利用に応じて道路整備のための財源を負担していただいている制度」
と国土交通省は唱っています。
その財源の主なものは、ガソリン税です。
1リットル当りのガソリン税は約54円、
ガソリン代の約40%が税金なのです。
それも、税率が以前の2倍になっています。
その理由は、道路整備を性急に行う為の
暫定措置ということです。

しかし、小泉・安倍政権時代に、この道路特定財源が
余り、それを一般財源化する審議が行われました。
ということは、徴収しているガソリン税が余っている、
つまり必要以上の税を徴収しているのです。
ならば、暫定税率を下げて、ガソリン代を引き下げる
という考えに至らないのは何故か?
そこに、政治と金の問題が出てきます。
つまり、政治家は自分達が当選する為に、
この道路特定財源の金を地元の公共事業に使いたいのです。
そして、その恩恵を受けた特定の建設業者は
その政治家の票集めをします。
裏では闇献金も行います。
潤うのは、政治家と建設業者という構図です。
地方の公共事業を請け負う建設業者を見れば
やたら羽振りのよい振る舞いをしているのが分ります。
つまり、一般国民から巻き上げた税金を
一部の政治家と特定の業者が巻き上げているのです。

今の自民党には、この道路特定財源スキームを
復活させようとの動きが垣間見えます。
金をばら撒いて、来る衆議院選挙を迎えようとしています。
一般国民の知らないところでは、この様な税金の
使われ方をしています。
だから、税金を払いたくない人が増えています。
つまり、無駄な税金を払う必要はありません。
納税は国民の三大義務の一つです。
その代わりに国民は、権利を主張できます。
今こそ、その権利を主張する時だと思います。