【携帯販売ランキング】11月7日～11月13日

　ＤｏＣｏＭｏのランキングに、D902i（写真）が初登場で8位に入った。三菱電機製FOMAに特徴的なスライド機構を備えながら薄型化を実現、好調なスタートをきった。同じ三菱電機製のFOMA端末としては、「D901iS」が初登場でランキングに入れなかったことがある。また「D901i」の場合は初登場で10位にランク入りしたが、翌週にはランク外に落ちてしまった。NEC製FOMAやパナソニック モバイル製FOMA、およびシャープ製FOMAに比べると販売成績でやや遅れをとってきた三菱電機だが、D902iはかなり売れそうな予感だ。

　ａｕランキングは、1位が相変わらず薄型フルブラウザ端末「W31T」のまま。ただしその下は、このところ連続して2位だったEZテレビ対応「A5511T」がランクダウン。変わって「W32H」が上昇してきた。その下には、先週8位だった「安心ケータイ」ことセキュリティ機能搭載の「A5516T」が4位にまで上がってきた。「簡単ケータイ」の愛称を持つ「A5517T」は、先週と同じ10位にランクしている。

　ツーカーのランキングは、いつもどおり。1位が「ツーカーS」、2位は「TT51」でこれは先週から変わっていない。そこから下は細かく順位が入れ替わっているが、特に取り上げるべき目だった動きはなし。KDDIがツーカーを吸収合併するのに伴い、現状ではツーカーからauへの移行が進んでいる状況。ツーカーブランドは存続するとアナウンスされたものの、現状では魅力的な新機種が出ていない。

　ボーダフォンは、トップが交代。ようやく3Mカメラ搭載の「903SH」がトップに立った。9月の最終週に首位をとっているが、その後比較的古株の「V603SH」に首位を奪われていた。今週に入ってようやくV603SHを追い抜き、ハイエンド新機種の面目を保った。FeliCa対応の703SHfは、ランキングに登場できず。ボーダフォンのランキングを見渡すと「803T」が5位、「903T」が10位と新機種がいまひとつ上位に絡めていないのが気にかかる。

ついに902i到来～初登場ランク入りは1機種、D902iかF902iか？

　ＤｏＣｏＭｏのＤ９０２ｉは三菱久々のブレイクの予感。２．８インチ大画面と薄型スライドボディに人気が集まっている。ＳＯ９０２ｉ発売まではさらにランクアップするかもしれない。

　ａｕでは東芝がベスト１０に４機種も入っており、最近のａｕでの東芝の強さを表している。一時期強かった三洋はエントリー機で苦戦しているようだ。

　ボーダフォンは９０３ＳＨがひさしぶりにトップに立ったが、Ｖ６０４ＳＨが発売になってしまったので、すぐにＶ６０４ＳＨに首位を譲る可能性もある。
　相変わらず、シャープが５台、東芝が５台と実質２社体制となってしまっているのが気にかかる。カメラのシャープ、音楽とＧＰＳの東芝と、それぞれに特徴を出して、それがユーザーに支持されているようだ。

	NTTドコモ		au		ツーカー		ボーダフォン
1	→	P901iS	→	W31T	→	ツーカーS	↑	903SH
2	↑	N901iS	↑	W32H	→	TT51	↓	V603SH
3	→	SH901iS	↓	A5511T	↑	TK51（*）	↑	V603T
4	↑	P701iD	↑	A5516T	↓	TT32	↓	703SH
5	↓	P700i	↓	W31SA II	↑	TK41	→	803T
6	→	F672i	↓	A5512CA	↓	TK51	↑	V501SH
7	↑	N701i	↓	W31K II	↓	TS41	↓	V501T
8	new	D902i	↓	W32S	↑	TS41（*）	→	902T
9	↓	N700i	→	W32SA	↑	TK40	→	V302SH
10	↑	P506iC	→	A5517T	↓	TT41（*）	→	903T
（*）表記は「プリケ―セット」対応端末