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キリンをみなさま、ありがとう

2018-07-09 18:21:55 | 新入荷 JUST ARRIVED






みなさま、Kirin J Callinanの来日公演、大盛況ありがとうございました。
突然決まった(決まっていた)ファン・グリーティング的な七夕イベントも無事終了し、私はただただ毎度のことな疲労困憊により何も思い出せない状態。
今日は月曜日だし僕も皆様も祭りの後の寂しさに押しつぶされそうな感じでしょうか。
というわけでひとまず写真で色々補ってみる。



公演前にしてくれたサイン入りレコードも全部売り切れ。
危険なマーチャンも大人気、全種ほぼ完売ですが、来れなかった人用に確保した手前のTシャツ他、今週サイトにアップ予定です。
ただ数は少なし!
お見逃しなく。






(Pics: Yu Igarashi




そして私の前に初登場した3人の様子をもう一度見てみよう。
翌日ひとり機材とともに整理してた時にこのKirinが被るクレオパトラ帽子を持ったらマジで重い!
ちょっと当たっただけで激痛、完全なる鉄製。
こーいうのって普通ビーズじゃないの?まじチワワのアレックスくらいの重さ。
そう、昔ピーコが「ファッションは無理するものなのよっ」って言ってました。
全ては己から少しだけ無理していく。

しかしそんなピーコの声は現代の原宿には届かず、無理しなくよくなってから皆突然ウェスト・ポーチを胸にかけ始めるのであった。
コペンハーゲンやヴェトモンやらチラ見ればあれは2年以上前からだと気づき、なのにノームコア同様ここ原宿だとしてもついこの前まで失笑扱いされ、なのになのにに突然世間はそれをOKする。
一体全体何かの合図があったのか?
このようにいきなりNOだったものがOKになるその周回遅れの突然感は最近やたら多く、僕が知らないうちに何者かに社会は洗脳支配されているのだろう。
そしてその支配者に言わせていただければ、そのウェストポーチもっと胸上でかけさせるべし。
そうでなければただ楽ちん便利グッズに成り下がってしまう、そこが非常に大事とピーコも言っているはず。
そして支配されないKIRINはチ◯ポの位置にウェストポーチする。








ロンドンのティーンLET'S EAT GRANDMAの二人は等身大のようで無理してる。
だってこれくらいの才能とセンスがあればダンス・シーンやら色々もっと簡単にちやほやされる場所があるのに、大人や大人ぶった者が簡単にバカにできるポップ・ミュージックを奏でる。




Let's Eat Grandma - Hot Pink (Official Music Video)

SOPHIEとThe HORRORSのFaris Badwanや、The xx, FRANK OCEANそしてFKA TWIGSを手がけ最近若い娘とのデュオaudiobooksを結成しHeavenlyとサインしたDavid Wrenchなどがプロデュース。
SOPHIEとFarisが同級生だったとは。
でもThe HORRORSはいつもちょっと無理してトライしてヘンテコ(僕にとっては良い意味)になっちゃって評論家気取りな人種からはマトモな評価されなくなっちゃうし、SOPHIEはこれからガツンと行くだろうけどでもARCAみたいな評価は得れなさそうだし、そんなとこがなんか二人似てる。




Let's Eat Grandma - It’s Not Just Me (Official Video)


アルバムは今なら限定カラー・ヴァイナル2枚組、しかもBIG LOVE特典公認とても良いバッヂ付き!



素晴らしい!
この無駄な紙がついてるところが重要です。
今回は裏表。
見た目とは裏腹に金がかかっているのが全く伝わらないところが、いつもの私のBIG LOVE仕事と言えましょう。







ついにキタ!
この2010's、関係するもの全部買い FAT WHITE FAMILYのSaul AdamczewskiとCHILDHOODのBen Romans-HopcraftつまりINSECURE MENの二人に元FWFのJack Everett、そこに90年代からロンドン・アシッド・ハウス・シーンで活動するQuinn Whalleyとロンドン・エレクトロニック界でエレクトロクラッシュぷりを謎にキープしていたBLACK DANIELやSAVE!のメンバーMUTANDO PINTADOことCraig Louis Higgins Jrというロンドン・アンダーグランドの影の影の影の重鎮をヴォーカルに迎えた...ハアハア、そうWARMDUSCHERのニュー・アルバム、ついに到着です。




Warmduscher - Standing On the Corner

Warmduscherってドイツ語で臆病者とかいう意味らしく、でいながらこんな感じ。
なんか超わかるぞ!
3年前の1stアルバムも推せば推すほど苦情が返って来る最高のアルバムでしたが、今回はLeafとサインし勝負に出た(なんの?)せっかくのポップとパーティ感がやはりなフーリガン的ヤンキー臭に台無しにされた蚊のような危うさが、時代。
つまり2010年代のベスト10入りはうーむ確実だな。





















インドネシア人の顔が変わった

2018-07-03 11:41:04 | 新入荷 JUST ARRIVED





KIRIN J CALLINANの来日公演が明後日5日木曜日と迫る中、キリンが昨日無事来日しました。
いや全く無事ではない。
でしゃばってきたマネージャーの言う通り無理くり我々が成田空港まで手配したベンツのハイヤーのドライバーさんが掲げた
「ようこそ日本へ!キリンさま!」
というプラカードを見つけたキリンはそれに向かって手を振りながらもそのまま自らタクシーに乗り込みひとりでホテルに到着。
もう...前人未到の荒技にすでに誰もついていけない。
ひとり誰もいなくなった搭乗口で3時間も待たされたドライバーさんも可哀想ですが、おいっキャンセル料丸々かかっちまったじゃないか!と泣く私の方がもっと可哀想!
しかもキリンはそんなベンツを手配されていたことを知らなかった模様。
あのマネージャーの野郎...もう、マーチャンを売りまくってどうにかしないとどうにか私がなってしまう。





というわけでBIG LOVE主催公演の半分いや半分以上のお楽しみと言われているマーチャンの販売ももちろん今回も気合い入れさせていただいております!
こちらのテンション高いポスター含め今回のキリンのマーチャンを手がけたのはThomas Castric
彼は最近ではMGMTの新曲のアートワークを手がけていたりするまたしてもナイスな男の子。
彼がこれからも飛躍するであろう理由は、最初にたくさんの候補を出してきてそこからこちらの要望を聞き対応し仕上げ最後まで微調整をしてきたところ。
僕らはこれまで海外を中心に多くのアーティストたちと仕事をしてきたけど、メジャーではなくDIYな人だとしてもそれをやれるかどうかでアーティストとして存在し仕事を続けられるか否かが決まる気が僕はします。
アーティストやデザイナーやクリエイターなどを目指す人間の中でも、全裸で戦場に出て行って「私を認めろ」とかいう日本人に特に多いと思うのは、彼らが実はそこまでしているという事を知らないだけじゃないかな。
というわけでキリンのキャラに合わせたハードルの高さにしっかりと時代の次を感じさせるTシャツが2種(いや3種)と今回はなんとキャップの2種あります!
キャップは嬉しい、80年代からこれまでなんでアーティストのキャップを見たとき私は全買いしていなかったのかとすごく後悔してる。
ただ全て当日届くのでどうかそちらは素通りされないよう祈るばかりであります。




Kirin J Callinan - Living Each Day (Official Video) ft. Connan Mockasin

前売り券は当店では前日の夜10時まで、下記通販は明日の4時までがギリギリ対応できそうです。
だけど当日ちゃんと受け取れるの約束してくれればです!
最悪受け取れなくても、ウチなんで当日対応しますが...ぴあさんでも買えます。
ぴあさんは前日ギリギリまで買えるのだと思います。

*Kirinの7月5日来日公演のチケットはコチラから。







マルくん負傷などなどでこのブログではまたまた新作を紹介できていないのですが、しかし新譜の入荷は止まりません。
そして今年楽しみにしていたレコードのひとつ、キリンの半分以下の歳であるロンドンのティーンエイジャー女性二人LET'S EAT GRANDMAのニュー・アルバム、ついにリリース。




Let's Eat Grandma - Hot Pink (Official Music Video)

あのSOPHIEとThe HORRORSのFaris Badwanによるプロデュースによる今年、一二を争うキラー"Hot Pink"含む2枚組カラー・ヴァイナル、しかもBIG LOVE特典は公認超良いバッヂ付きです。
この今、完全無敵な存在はSOPHIEですがFarisは彼女と同級生だったというのはたまりません。
思うのはやっぱりThe HORRORSって器用貧乏なところがあって、PRIMAL SCREAMもまさにそれなんだけどでもプライマルはBobby以外のメンバーがだいぶダサいことにより世間からの位が上がっていたりして、だからThe HORRORSみたいに全員センスが良いと世間からはただ妬まれる対象になるんだよなあ、ていう。
それ以上になるためにはそこもうまくやんないといけないのだろうけど、しかし時代が進化するにつれ徐々に確実にそうではなくなっているのは原始人と現代人を比べればわかるレベルで、だから今の日本人みたいに完全に逆行退化していくのは本当に良くない。





Let's Eat Grandma - Falling Into Me (Official Audio)

例えばインドネシアから最近はたくさんの若いお客様が来てくれるのだけど、昨日もこのLET'S EAT GRANDMAを即買って行ってくれて、そして彼らのルックスを見ると服装はもちろん顔もほとんど日本人。
いやすでに日本人よりオシャレなんだけど、にしてもこの数年で彼らは日本人みたいな顔になった。
フォリピンの子たちもそう。
それとは逆に原宿の日本人の若い子を見るとみんな服装だけじゃなく顔もK-POPみたいになってる。
そしてK-POP以前から見ても韓国の子は日本人みたいになった(それからK-POPを築いた)
日本はアジアに於いて最先端の文化を持っていた国だけど、そうかカルチャーの進化退化で人間の顔は大きく変わるのか。

この曲も最高。
このように若さに泣ける音楽で若い子は泣けるべき。
私は涙腺の衰えでなくとも泣ける。
それは心の衰えともいう。





Let's Eat Grandma - It’s Not Just Me (Official Video)

キャピキャピ感により説得力が全くなくなるところが素晴らしい。
保険付きの音楽ばかり褒めてるおっさんには決して気づけない音楽の素晴らしさ。
パンクとかって完全にそうだったはずだけど、まあただ保険付きの音楽は音楽で良いんだよなあ。
僕にだって実はそういった音楽は超染みるのだけど、でもだってそれって年寄りがゴルフ最高!盆栽最高!演歌最強!って言ってるのと変わらないんだもの。
なので今日も無理しなければいけない。







HMLTD - Proxy Love (Official Video)

そしてこちら、まだレコードは出ていませんがHMLTDの新曲。
一個前にアップされた新曲は賛否両論あったみたいですが(僕は好きでした)この新曲は以前からやっていたキラーで、やっぱりHMLTDがガツンと行かないといけない。
SHAMEじゃいけないんだよ!
それって90年代のBLURとOASISと似ていて、もちろんSHAMEとHMLTDは仲が良くて今度も一緒に演るみたいだけど、そしてHMLTDがメジャーとサインして作戦を練る間にSHAMEはずーと世界中をツアーして誰も相手にされないところから公演全てソールドアウトされる新人バンドNO.1というような地位を勝ち取ったんだけど、でもHMLTDじゃないといけない。
なぜならHMLTDは特別なだけどその瞬間にしかない胸の高鳴りを与えてくれるから。
パンクだってニューウェイヴだってマンチェスターだってブリットポップだってビッグビートだってエレクトロクラッシュだってエレクトロだって00'sUKインディ・ムーブメントのテムズビートやニューレイヴだってみんなそれを与えてくれて、例えばその00'sUKインディの時だってARCTIC MONKEYSじゃなくてKLAXONSじゃなきゃダメだった。
世間的にも将来的にもARCTIC MONKEYSじゃなきゃダメだったのは明らかなのだけど、でも僕はあの時KLAXONSに夢中になっていたから未だに新しい音楽やカルチャーに夢中になれているはずだし、OASISじゃなくてBLURに夢中になっていなければこんなに長い間こんなレコード屋なんて絶対にやってないと思う。
ただし、その頃もっと夢中になっていたのはMENSWEARだったというのがも僕のどうしようもないところである...







Menswear | Stardust

HMLTDはこっちの可能性があるかも...
いやあの時代、時代がもっと進化複雑化していればMENSWEARはもっと認められていたと僕は今でも思う。
そしてHMLTDは2018年のバンドだもの。








ゲイの友人が言った「日本人はゲイまで普通!」

2018-06-19 12:31:18 | 新入荷 JUST ARRIVED






オリンピックやワールドカップが始まると世の中がなんだか逆に静かになる気がまたする日曜日。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
(と書いたブログを下書きのままに地震まであってしまったただいま月曜日。以下日曜日に書いたものです)
世の中、何かがあると一番最初に忘れられるのがレコード、そして本、次にファッション、その後映画及びアート...つまりカルチャーが一番最初に切られるといった事実は逆に我々が人間であるためにそれが必要不可欠だという証でもあります。
と、逆にという言葉をどこまで人間は使用し問題ないのかという問題を思考しながら今日も新入荷を紹介をさせていただきたいと思います。


(ここから月曜日)
とにもかくにもMelody's Echo Chamberのニュー・アルバム「Bon Voyage」が発売されました。
このアルバムこそ今の日本で鳴らなければいけない音楽なのだ。





Melody's Echo Chamber - Cross My Heart (Official Video)


2017年の春にニュー・アルバムのリリース告知をし始めいくつか楽曲を発表した後、彼女は大きな事故に遭ってしまいました。
一時は生命も危ぶまれながらもの復活。
ただし僕としてはそんなことは作品の好き嫌いに影響はなく、なぜなら僕は例えば病気だから余命幾許もないとか障害者だからといった理由で彼らの作品や物語に感動することは全くないし、障害者でも嫌な奴はいじめるし良い奴でもOKぽければ障害をネタにガンガンいじりたいし、だからそんな事関係なく本当の涙が出るアルバムで、もはや50回再生中。






Melody's Echo Chamber - Desert Horse (Official Video)


この絶叫。
さっきの"Cross My Heart"は昨年の春に発表していたけれど、これを聞いてこの曲はもしかして事故後に制作したのかな?と思ったりしたけど、彼女はまだベッドの上らしい。
今作はコラボレーターでもあった彼氏Tame ImpalaのKevin Parkerと別れた後(その間の未発表曲が結構ある) 新たにThe AmazingのFredrik SwahとDungenのReine Fiskeがサポートにより完成。
彼女はDungenの地元スウェーデンに移住しているという。
そう、恋愛の絶叫は生死のそれと全く同じである。
大丈夫、メロディー正解だぞ。
Tame ImpalaよりDungenの方が全然良い。
俺はオススメだ...







Melody's Echo Chamber - Breathe In, Breathe Out (Official Video)

もちろん、これらのミュージックヴィデオは新たに制作されたようだけど、しかしこのタイトルとかは事故後につけたとしか思えません。
彼女の音楽は、Dungenより泥くさくないし、Tame Impalaほど大衆性もない。
だからこのレコードの素晴らしさに気づくことは難しく、そして我々日本人はそれに最初に気づくべき、と本当に思う。


(ここから月曜も過ぎて火曜日)
こんなに普通に見えて普通じゃないもの、10年間という時間があっても滅多に出会うことはありません。
まあ特に僕は女性のメンヘラではない狂気が大好きというのもありますが(メンヘラはクソだ、迷惑でしかない)それも全てにおいて客観的見地などはないから私は当然のように許され、しかし20年前までの東京や日本は世界中の誰よりも早く新しいもの普通でないものに気づいた人種だったとやはり思う。
そして現代、我々日本人は世界中の誰よりも普通を愛すのである。
普通こそ正義!
誰よりもカルチャーに携わる日本人たちがその普通に一番にすがる。
だから普通万歳!






何度かブログでも書いたけど、いやもう5年前になるのか!
ハーバード大学出身のカイルという子が、最初は誰かのアテンドでBIG LOVEに来て、その後よくウチに来てくれるようになったのだけど、それも

「ここはなんか違ったんですよ。皆さん外人にもお偉いさんにもへいこらしませんし。」

と流暢な日本語で褒められているのか注意されているのかわからない理由で。
そんな彼、最初はポロとか着てる普通の外人だったのに半年後にはこうなってたという...





最近また出てきた写真。
にしてもこれは普通ではない...私も当然ビビったが、そんな彼はこう言ったのであった。

「半年住んでわかったのは、日本人はみ~んな普通。ファッション業界も映画業界もサラリーマンも政治家も原宿にいる子もみ~んな普通。ゲイまで普通っ!」

って、えーちょっとその前に君ゲイだったの??

「そう、でも私をこうさせてくれたのはこの店のおかげよ。私、気づいたの...本当の自分に!」

いや、喋り方まで変わってるけど、でもキミ日本とアメリカを股にかけて活躍するエリート一直線じゃなかったんじゃ...

「親にはまだ言ってない」

やっぱり...

その後、カミングアウトし両親も認めてくれたらしいけど、父親が言ったという

「じゃなんだ、オマエ男のアレみて勃つってこと?」

って話が最高。


最近の日本人は簡単に新幹線で人を切りつけたりするけど、全てが普通すぎて全く美意識がない。
ボニーアンドクライドみたいなカップルは何世紀経っても出てこないのは彼らには美意識があったからで、全ての模倣犯はまず第一にそこの部分を反省してもらいたい。
ボニーアンドクライド以上じゃないとしょぼいからやっちゃいけないんだよ。





MOURN // Fun At The Geysers (Official Video)

犯罪や鬱を減らす一番の方法は、狂った小説や映画やレコードを鳴らすアーティストを教えることであり、僕でさえ「こんな世界があるのか」とそれをもっともっと知りたい近づきたいと思い、だから生きなければと思った、落ち込んでる暇もなくなった。
まあ、なるけど。
でもその間にも新しいレコードは発売されるからなー
だからMOURNはすごい。
だって絶対こいつら一回落ち込んだはずだもん。






MOURN Barcelona City Tour

その点は実はみんなみんな一緒なんだと思う。
「自分は特別に落ち込んでしまう人間」
なんてなんでそんな時だけ特別なんだよ!普通だわ、ボケ。
彼らもこんなテンション毎日高いわけでなく、でも彼らはやらなければならないと気づいてやったのだと思う。
だから今日は僕もだいぶ落ち込んだけど、うーんまあ頑張ろう。





















キリンとナポレオン

2018-06-14 14:59:06 | 新入荷 JUST ARRIVED




又してもお久しぶりです。
ブログが停滞している時はインスタツイッターが動いている証しでもありますので、どうぞそちらもご確認ください。
ブログを更新しない間に進む時間はあっという間ですが、こちらもあっという間の2年だった雑誌Borderがキッカリ2年ぶりの6月4日に発売されたようです。





何度も言ってますが、こちらBIG LOVE周辺のことを中心に載っている雑誌ですが、弊社も僕も全く関わっておりません!
松田タダシさんという方が勝手に発行しているもので、例えば僕が内容やら構成を指示することも全くありませんし、自分以外のところは出来てから初めて見るものです。

と言いつつ紙面の半分を私が占める事実は強制罰ゲームに近いものでありますが、でもこの雑誌があるかないかではBIG LOVE周辺やまたその外周りそしてさらにその周りも大きく違ったのではないかという2010年代であったと思うし、結果その役割は大きかったのではないでしょうか。
ただここマジで編集がいないので、私のインタビューなんかはチェックしないと何重人格の頭のおかしい人が喋っているものになっているので、しょうがなくなく何万文字というのを私が修正編集校正を5回くらいするという毎号です。

しかし私が人と違う素晴らしいところはそうやって文句を言いつつも必ずやるというところであります。
だけどそんな強がってやっても、何事も満足どころか不満しかないし、結局は恥をかいたり陰口を言われたりするし、もうなんなんだよってことばかりなのだけど(しかもこれ人のだし)でもやる。





というわけで、年に一回の復習動画です。
中学三年生の時、NHKで見たこの映像。
僕にとってこれ以上の名言はありません。





しかし世の中を見ると最高!100点!なんて自分や友達を褒めあってる光景ばかり。
若者よ、褒めるならそんなちょうど良い感じに出来た自分や友達やモノやレコードを褒めるんじゃない、自分が得だからそうしてるのなんてモロばれてるぞ!
例えば、全然ちょうど良くない人物、そう、褒めるならKirin J Callinanを褒めるのじゃ!





好きと言っただけで友達減らす、彼氏はドン引き、彼女は「あなたといたら将来が不安」とドアを開け去っていった、知ってる人からも「ああ、あのチ◯ポ丸出しの人...」と言われる、といったアルバム「Bravano」の見開きを開けた時点で障害しかないKirinですが、成功のためにはリスクを取れと世の中で言われていたのはこのことではないかと思われます。
こちらは1年前の動画ですが、彼は一人で戦ってる。
そしてこの1年で、彼のファッション・センス、いやセンス全般に世界が追いつこうとしているのはひしひしと感じます。
「状況?何が状況だ。俺が状況を作るのだ。」
というのはKirinではなくナポレオンの名言であります。







こちら6年前の1stアルバム「Embracism」からの名曲。
当時、モニターで流れた時に店内がざわついたのを思い出す、5年早いブツであります。




そして夢の来日公演まであっという間の3週間と迫っています!
2018年7月5日表参道GROUNDにての初来日公演前売り券はコチラから
KIRIN J CALLINAN 'LIVE IN TOKYO' TICKET







2018年5月下旬の新譜のご紹介(このパターンが続くわけではありません)

2018-06-02 22:26:35 | 新入荷 JUST ARRIVED






うーんとこれも紹介していないか。
なるべくこちらのブログでも新入荷を紹介しようとし始めているのですが、全く追いつかないのです。




HOLY SHIT // MATT FISHBECK // I WONDER WHY // MUSIC VIDEO

HOLY SHITはもともとあのARIEL PINKとのデュオで黄金のジャケットで中身にキスしている二人の写真がとても印象的で、まだそんな時代じゃないけどCDだけだったけど僕は店でとてもプッシュし押し売りしまくったけど全く売れなかった記憶のある2006年の名作「Stranded At Two Harbors」を発表後、ARIEL PINKはソロというか自身のバンドでブレイク。
(彼のEPをBIG LOVEからリリースしてからもう9年にもなるのか!)
HOLY SHITにはGIRLS直前のCHRISTOPHER OWENS始め、奇才教授JOHN MAUS、ARIELの前の妻GENEVA JACUZZI、そしてSOFTBOILED EGGIES(このバンドは良かったな。結果CALI THORNHILL DEWITT周辺だったと思う)のJanet Kimがバックを務めていた。その頃のライブの動画があったと思うので探してみる。




Holy Shit "Missing boy" Durutti Column Cover Live at Midi Festival french riviera 2006

なんとDURUTTI COLUMNのカヴァー!
この時代にアメリカ人でDURUTTI COLUMNを知っている人間がいたのか。
ピアニカ吹いてる美人がGENEVAだと思う。
そしてドラムがCHRISTOPHER OWENSだと思う。
彼はギターだった気がするんだけど。
にしてもフランスってフェスでこういうバンドを未だにいち早く招聘する。
HMLTDもすぐ呼ばれてたし。




Holy Shit - My Darkest Light Will Shine live 3/8/08

これこれ。
ここではCHRISTOPHERはギター。
パーカッションがJOHN MAUSなのだろうか。
あの教授の顔など判別できん。
にしてもこのネオアコ感!というかFELT感。
この当時、この音をアメリカのL.A.で出していたらバカにされただろうに、しかしアーティストはこのような戦いが必要だ。
ちょうど良くなってからやるなんて音楽業界やファッション業界に存在する人間であれば恥でしかないのだけど、でも生きてくためにはなかなか出来ず申し訳ないと遠慮がちに遅れてやる。
それはある意味シーンが生まれる過程でもあると思うし人それぞれ役割があったりするししょうがなく、そして業界や社会が形成される。
私もたくさん許された...しかし例えばCALI THORNHILL DEWITTが提案したオールドイングリッシュ・ロゴを恥ずかし気もなく露骨にパクって原宿で展開したブランドとかは私が大統領でなくとも本来全員死刑!
90年代までの日本ならマジで死刑だったもんな。
にしてもこれだけSNSでとことん吊し上げる世の中なのにこういうのは全くならないのが不思議だよね?
それは対象が「個」ではないからであり、まじオーウェルの1984な全体主義が国家ではなく国民主導で進行しているようで恐ろしい。
そしてHOLY SHITはMATTのソロとなり彼は一人で建物の壁の横にいる。




Holy Shit - Marriage Monologue

FELTのカヴァーしてるし、最初の"I Wonder Why"ってPASTELSからかも!って違うと思うけど、アメリカ人に80年代の所謂C86なギターバンドを教えたのは彼かもしれない。
なぜなら彼は90年代に活動し来日公演もしたことがあるPUSH KINGSのベーシストでした。
(こういうのが日本に来てクアトロとか埋める時代って今となっては凄い。しかも日本盤はバンダイ・ミュージックって1996年から1999年って上場以来初の赤字でセガとの統合が破談となった時期に何してんねん!)
1stは僕が90年代に働いていた店でたくさん売った記憶が少しあるけど、90年代って本当に覚えてない。
悪いことばかりしていたからかもしれない...




Number Ones - The Push Kings

そんな夢中になったバンドじゃないけど、だってこの時代でこの手の音を出すアメリカのバンドはみんな僕にとっては偽物だったから。
うん、確かに良いけどピンと未だに来ない。
だけどこの10年後にアメリカのバンドの方がイギリスのバンドよりこの手なのに本物になるという。
時代とともに時代の音楽を聴いていると本当に驚きばかりです。







Wax Idols - Mausoleum (Official Video)

紹介しないわけにはいかない、多分2010年代を話す時「あのバンド好きだったな」と間違いなく言うWAX IDOLSの新作は全然届かないと思うけど感動する。
元 White LungでもあるヴォーカルのHeather Fortuneは戦っているし、しかも世間が全くわからないほどに!
このバンドはある意味基準です。





そしてどうやら決して私がやっているわけではない雑誌BORDERの最新号がフラゲで5PM以降にBIG LOVEに到着するという噂が...
それら諸々はまた明日!