ロマンスといえばかつてロマンス大将と揶揄された(私に) Dev HynesによるBLOOD ORANGEの新作到着。
個人的に過去作の中でも一番好み。
Blood Orange - Jewelry (Official Video)
これまで以上にメインストリームの音作りをいや音使いをしておきながら雰囲気ものにならない。
正直過去作はリスナーの要望に応えすぎるかのような甘さがどうにも僕にはハマらなくて、そして彼はその辺りを思い切り断ち切りながらも成り立たす才能もあったであろうけど、しかしそれをメインストリームに敢えて近づいた場所でさらに裏切るといったほとんどの人が変わらぬロマンスを与えられながらも、しかし何か居心地の悪さを本能的に感じるようなそんな域まで持ってきており、うーん言い過ぎかもしんないけど誰もがビートルズやマーヴィン・ゲイの作品を神がかったものように無責任に崇めるよりは随分マシなので、あのそのつまりそれはやはり私の凄く好みという。
Blood Orange - Charcoal Baby (Official Video)
例えばInc.は素晴らしいけど、そこには今ひとつ遊びがなくてしかし彼は何処か大きな場所でその遊びもしっかりしてる。
例えばこの曲のシンセのパットが適当ぽいけど多分相当考えられていてそれはヒップホップとかと近く云々とか、でもそこまで命かけてないから押し付けがましくないのが本当は一番難しいという。
Blood Orange - Saint (Official Video)
とかなんか言いつつ実は去年?店に来てくれた時、すげえいい雰囲気の男で、よし次は推してやろうとすでに決まっていた話であったり。
つまりこれは癒着です。
ほぼ森友というか加計のパターンと一緒です、つまり全く悪くありません。
だって税金使っていませんから!というものでもなく、音楽なんて人を見ればわかる。
カルチャー全般も同じくなんだけど、良い奴とか悪い奴じゃなくてなんかわかる。
僕は25年前から一貫してまずはバンド名と曲名だけでオーダーしているし、インターネットで姿を確認できるようになってからはもう顔見て外すことなんて考えられません。
だからそいつに会うものなら完璧にわかり、だから逆に会うとだいたい点数が下がっちゃうのでアーティストに会いたくないのだけど、なんか彼は超よかった。
だから間違いありません。
信じてください。
顔といえばこちら。
Sons of Raphael | A Nation of Bloodsuckers
おそらくアルバムは来年に控えるロンドンの兄弟Sons of Raphael、MoshimoshiからなんとBecauseとサインというパターン。
それはあのMetronmyと同じで、おそらくMoshimoshiのボスがそのままマネージメントとして残ってというパターン、な気がする。
となると来年あたりはLemon Twigsあたりを凌駕する存在となっている方に二万ポイントほど賭けるタイプの僕ですが、とにかくボーカルの兄(勝手に思ってる)の顔が良い。
弟はイケメンでもちろんだけど、これがボーカルとギター逆だったらこのSons of Raphaelは全然ダメで、だから彼らも事務所もよくわかってる。
売れる(でなくとも良い)。