ツイン・ピークス The Returnが終わってしまった!
ギャーーーー!
CHROMATICS "SATURDAY" TWIN PEAKS: THE RETURN PT. 12
みよ!
このChromaticsによるボーカルの子が初めて作ってみました的なんでもないインスト演奏を五分も何百万何千万の人間に強制するためにデヴィッド・リンチは生きツイン・ピークス The Returnを作ったのだ。
Au Revoir Simone - "A Violent Yet Flammable World" (Twin Peaks 2017)
そしてニューヨークの身長3メートルの女子3人Au Revoir Simoneを出演させるために...
それに応え10数年間その美貌を保った彼女たちも偉い!
10年前、超ミニタイトスカートでセンター街を闊歩する右の女の後ろ姿を見上げたのは忘れられません。
Trouble - Snake Eyes | Twin Peaks | Part 5
お前はこのためにL.A.に移り住んでいたな、アレックス!
そう、元Dirty Beaches、現Last Lizard, Love ThemeのAlex Zhang Hungtaiがリンチの息子と組んだ、というかリンチに組まされた、いやお前はツイン・ピークスに出演するために生きて来たような男の中の男だもんな、そして選ばれるべき男を選んだリンチ。
そこリンチがもっとも評価される大事なとこ!
Sharon Van Etten - Tarifa | Twin Peaks | Part 6
映画も音楽も顔で決めてるっ!
に違いないリンチと僕はそこんとこ気が合うので一度サシで日本語で語り合いたいですが、そしてそんな顔で出ています現行女性フォーク系SSWの最美女Sharon Van Etten。
だいたい美女でフェミニストのミュージシャンは顔じゃなくて音で評価して!と言うものですが、神様があなたの美女にしそしてこのようなマスではない音楽をやらせた意味はあるだ...と牧師か昔の彼氏かそれともゴム手袋の青年同様巨人に言われたのか、彼女は突然自分自身を出していてとても素晴らしいです。
Chrysta Bell performs 'Sycamore Trees' | 'David Lynch: Between Two Worlds' at QAGOMA
さらに自身の長年の愛人も思いっきり出す。
リンチ、お前のそういうとこが一番好きだぞ!
リンチ演じるゴードン・コールの秘書タミー・プレストンを演じるのはリンチがプロデュースを手がけていた女性歌手Chrysta Bell。
リンチ・レベルになると公私混同当たり前、常に自分のベストを選ぶ、世間のベストなど関係ない!
アートとは、社会のルールなど全く関係ないものでありながら娯楽やビジネスとも繋がっていなければその価値はないも同然、といったとても厄介なものでありますが、リンチは己ベースでそれを両立。
それでもシーズン3の視聴率は良くなかったそうなので、天才リンチでさえもその点は悩みの種なのかもしれません。
Twin Peaks: The Return | Part 13 "Just You" | SHOWTIME Series (2017)
そして何と言ってもこちら。
ゲス男の中のゲス男、ジェームス役のJames Marshallが歌う"Just You"。
この曲が大名曲だというのは25年前から誰もが知っていた、そしてリンチもベスト・ソングと思っていたのであろう、ただの契約社員の警備員であるジェームスがNine Inch Nailsも出演する同じステージに突然立って観客を魅了している、というストーリー無視のゴリ押し演出。
ということは待てよ...この曲もサントラ「Twin Peaks (Music From The Limited Event Series)」に収録されてるんじゃないか?
ムムム、入ってるっ!知らなかった!いや、確かに収録曲みてこのジェームスなんちゃらだけ良くわからないなあ、と(いつもの通り)レコードを聴かぬまま紹介してた、というかレコードが入荷した時はこのジェームス出演の回の放送がまだだったので気づきませんでした、超ミスっ!
だって「この曲レコードであればなあ、恋して二人っきりになった場面で絶対にかける!」と25年間ずっと思っていたのだもの。
というわけでそんなラブリーな瞬間は私には一切訪れぬなかった25年間を経てついにレコード化されたこちらのレコード盤「Twin Peaks (Music From The Limited Event Series)」2枚組、しかも限定のカラー・ヴァイナルにてただいまBIG LOVEに絶賛ストック中です!
なぜなら外人の卸屋を脅迫して買い占めるくらいのレベルで仕入れましたから、もう観た人観る人全員買ってください。
O.S.T. (DAVID LYNCH) 'TWIN PEAKS (MUSIC FROM THE LIMITED SERIES) -LTD. COLORED VINYL EDITION-' 2LP
で、なんとDVDとブルーレイのBOXが海外版が本日12月5日発売だそうです。
4時間越えのアウト・テイクが収録されているというので、今回のThe Returnはあの駄作といわれた映画版の「ローラ・パーマー最期の7日間」さらにその「削除されたシーン」が最も重要だったのと同様にこのアウトテイクを観ればThe Returnの謎も解けるのかもしれません。
にしても当時はいやこの25年間冒頭で意味なく出てきて消えた客寄せパンダとまでディスられたデヴィッド・ボウイが演じたフィリップがまさかあんなあんなだったとはな...デヴッド・ボウイが生きていたらあんなあんなじゃなくThe Return に出演していたのでしょう。
にしても今作に出演後死ぬ俳優が多すぎませんか?
丸太おばさんのキャサリン・E・ コウルソン。いやこちらはもう本人も周りもその気で出て出してた気がするけど...そして刑事役で出てたブレント・ブリスコー、さらに引退していたのにこの新作のために役者復帰した医師役のウォーレン・フロスト、さらにさらにリンチ演じるゴードン・コールの相棒アルバート役のミゲル・ファーラー(マジか!)、そして出演は映画版だけだったのにシーズン3に出てくるとは思いもしなかったハリー・ディーン・スタント...幾らなんでも多すぎ、出なくて良かった...
と、ここまでいつも以上に興奮の!マークを多用しておきながらなんですが、僕は熱狂的なツイン・ピークス・ファンでもリンチ・ファンでもありません、強いていえばただのレコード好きです。
というわけでレコードのサントラといえば、現在に通じる音楽レコード・ファンに対しサウンド・トラックを意識させたのはこの「ツイン・ピークス」からだったりするかもしれません。
確かに50年代の「南太平洋」60年代の「シェルブールの雨傘」や「ヘルプ!」70年代の「サタデー・ナイト・フィーバー」、80年代の「フット・ルース」に「フラッシュ・ダンス」などのいわゆる大衆系はともかく、確かに80年代中頃以降「ダウン・バイ・ロー」や「ストレンジャー・イン・パラダイス」のジム・ジャームッシュ系やヴィム・ヴェンダースの「パリ・テキサス」や、あと「バグダット・カフェ」とか意識高い系なものも登場していたけど、なんというか映画のための音楽だけでないもの、だからサントラや映画マニアではないレコード好きもこぞって買いたくなったもの、そういったレコードは初めてだった気がします。違うかな?
ところでブルーレイのボックス、日本語の字幕は入っているのでしょうか。
前回は書いてなくとも入っていたようなので誰か買ったら速攻教えてください!