熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

”無冠の帝王”だが”数十年に一人”の大打者・清原引退

2008-10-01 | 人間ウォッチング

今日のプロ野球の話題の中心は間違いなく大打者・清原の引退試合。
アメリカからはイチロー、阪神の金本も引退試合が行われる京セラドームに
駆けつけるという。 男・清原の現役最後の打席はドラゴンズファンの私でも
試合前の今から胸がワクワクしている。

清原4番DHフルスイングで現役生活別れ(日刊スポーツ) - goo ニュース
イチロー、番長引退試合に電撃参戦!(サンケイスポーツ) - goo ニュース
イチロー緊急帰国 清原の引退試合に(スポーツニッポン) - goo ニュース  
(記事引用-日刊スポーツ)
オリックス清原和博内野手(41)が9月30日、1日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)ラストゲーム前に胸中を明かした。チームはクライマックスシリーズ(CS)出場を決めたが、清原はCSには出場しない意向。最後の4番指名打者で出場する。「ひざが壊れてもいいぐらいのフルスイングをする」と“花道”のひと振りにかける。スタンドには阪神金本、マリナーズ・イチローも急きょ帰国し、姿を見せる可能性がある。数々の名勝負と伝説を築いた23年間の現役生活に別れを告げる。

(記事引用-サンケイスポーツ)
「イチローが来る、と聞いている。昔から、一緒に練習をしたりした仲で、お祝いしたい気持ちがあるのではないか」とオリックスの営業幹部がイチロー来場を明かした。関係者の話を総合すると、イチローからオリックス球団に電話があったのが、9月25日前後。大リーグのレギュラーシーズンが同28日(現地時間)に終了することを報告し、来日を約束したという。

(記事引用-スポーツニッポン)
29日の古巣・西武ドームでの今季最終戦を終えた清原は「ホームランを狙って最後まで力の限りスイングしたい」と現役最終戦へ向けて力強く話した。リハビリ中から「次に打つホームランが一番心に残る一発になる」と渇望し続けた通算526本目のアーチへ、全打席で魂のフルスイングを披露する。


【熟年ドラキチ】
ついに大打者・清原の現役引退の日が来た。
私は40年近くドラゴンズファンをしているが、落合博満以降の打者では、
イチローと並ぶ大打者が清原だと思っている。
PL学園を卒業して”涙のドラフト会議”というドラマもあったが、西武に入団し、
1年目からシーズン途中ではあったが西武ライオンズの4番に座った清原。
プロ入り後5年間位の清原を見て、その当時、私は清原は王貞治・長嶋茂雄
クラスのスーパースターになるのではないかと想ったほどだった。
まさに”怪物・清原”という印象を持っていた。

プロ野球に入って清原に初めて驚いたのでは無かった私。
甲子園の高校野球でPL学園の選手として、1年生から4番打者で甲子園で
活躍していた時から、すでに私は驚いたものだった。
その時のPL学園の投手もご存知、1年生の桑田。
桑田はまだ高校生らしい体格をしていたが、清原はもう違っていた。
”この清原、本当に高校1年生?  高校野球の中に一人だけプロ野球で
 既に何年も飯を食べているような選手だなぁ~” と私は思ったものだった。

そして巨人入りを信じて疑わなかった清原が、まさか巨人の指名から外れるとは。
皮肉と言うか、劇的というか、同じチームメートで早大進学を表明していた桑田が
巨人から指名され、あの有名な学生服姿の清原の”涙の会見”というハプニング。
この清原でなく、桑田を指名した巨人の監督は王監督だった。

運命とは不思議な巡り合わせかもしれない。
今日の清原の引退試合は、その時の巨人の監督であった王監督が率いる
ソフトバンクとである。 偶然なのか必然なのか。

アメリカからイチローも、阪神から金本もこの引退試合に駆けつける。
男・清原の人格・男気・人柄を表わしていると想う。

清原の野球人生を見て私が想う事は、FAで晴れて念願の巨人に入団したが
この巨人時代が清原にとっては残念だったと私は思う。
どうも巨人時代には、清原の持つ本来の人格・男気・人柄が巧く周りと
調和して発揮されたような気がしない。
特に堀内監督の時代は、巨人に強打者ばかりを集めていたので、
ペタジーニと清原の一塁手併用と言う、清原のプライドと男気を傷つけるには
充分の扱い方をされ、私から見れば清原は”いつも燻っている”清原と言う風に
見えた。
と、もうひとつは、この巨人時代に肉体改造計画と称して、野球に合わないような
トレーニングに走ってしまったのが悔やまれる。

子供の時から憧れていた巨人に、FAで歓迎されて入団した清原も、
巨人からは冷たい自由契約を言い渡された清原。

そして男・仰木監督の男気に惚れオリックスへ。
オリックス時代も故障で満足には活躍できない日々が続き、
手術・賢明なリハビリが主になってしまったが、体は元に戻らないが、
本来の男・清原の人格・人柄・男気が見事に復活したと感じるこの引き際。

王・長島クラスの大打者になると想われていた清原が、途中の故障や巨人時代の
心の屈折により、ちょっと野球人生のコースに色々とカーブや坂道を追加したみたい
だ。  それでもプロ野球史上8人目の500本本塁打、2000本安打も達成してる
大打者であることは言うまでもない。

願わくは、この色々な経験が今後の清原の野球人生に、指導者として
生きていくのに大いにプラスになる事を野球ファンの私としては願っている。

今日の清原の引退試合、 果たしてどんな清原を見れるか、
私は非常に楽しみにしている。


追記:
 
 ☆清原の引退試合のニュースを見て
    往年のフルスイングの鋭さは無かったが、男・清原らしいフルスイングが
    やはり魅力的で惹きつけるものがあった。
    試合後の引退の挨拶は、清原らしい気持ちのこもった素晴らしい挨拶で
    聞いている私も心を洗われるものだった。

    「世界の王」監督から花束を清原に渡され、その時の王監督の清原へ
    かけた言葉も唸らせるほどの粋な言葉。 
    ”来世は同じチームで一緒にホームランを打って競おう” (趣意)
    
    ドラフト指名から始った2人のスターのドラマは、ここで両者の引退も
    時期を同じくして、こうやってエンディングを迎えるのかと、
    私は思った。

    ドラフト会議で清原を指名しなかった王監督が、来世は一緒のチームで
    ホームランを打とう。  清原がプロ野球に入ってから今まで、王監督の
    胸の内でず~とひっかかっていた事だったのかも。

    この言葉を受け取った清原自身、きっと感動に打ち震えたことだろう。

    今の政治家たちの「言葉の遊び」の世界では決して見られない
    深みと重みと含蓄のある王監督の言葉だった。



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3 Comments

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挨拶が素晴らしかったよ (モコ)
2008-10-02 08:26:06
清原さんの挨拶でウルウルしました
野球の事なんて全然知らないのに・・・
亡くなった仰木監督に対しての挨拶に何故か感動したよ。
返信する
Thanks 謝謝 (オレ竜)
2008-10-02 14:29:45
やはり、「恩」 「感謝」 「節操」 と
いうものが大事だなぁ~と感じさせられた
清原の昨日の引退試合でした。

4打席とも清原に全て直球で勝負してくれて
相手の杉内投手にも、三振の後にヘルメットを
取り感謝のお辞儀を。

最後の打席、三振の後に審判から「記念ボール」として受取ったボール(たった今、三振
したボール)を、
「杉内君へ 最高の投球ありがとう 清原和博」とサインをして、杉内投手に送った清原。

打者としても大打者だったが、ココ3年くらいで人間的にも一回りも二周りも大きくなったような気がしました。
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トラバありがとうございました。 (ウフフマン)
2008-10-02 18:53:11
・・・ココ3年くらいで人間的にも一回りも二周りも大きくなったような気がしました・・・とのご指摘、まさにそうですね。やはり、人間に価値や存在感は、辛い時や窮地のときにこそ表れますね。彼に相応しい引退セレモニーでした。ある意味ではドラマでしたが、なかなかフアンサービスとしても良かったのでは。
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