選挙が一番大事で国民は二の次？ ちょっと違うんじゃ？

これでこの２年間で３回目の新しい首相（総理大臣）の誕生。
その間にも、大臣個人の自殺（松岡農水相）、不祥事での大臣辞任、
内閣の改造等もあって、各省庁の大臣は１年も経たずに変わってばかり。
元大臣という肩書きだけの大量発行で”政治家先生”や、
政治の不安定で自分達への改革の手が緩む官僚・役人だけは喜んでいるのでは。

もう～とっくに私達国民は大臣の重さも何も感じないようになっている事を
気がついていないのかな？　永田町界隈にいる”政治家先生”達は。
大臣の威厳も自分達で落としているのにね。
だから今日麻生新総理が組閣をし閣僚を発表しても、昔ほどの重みを
私は感じなかった。

麻生首相が閣僚名簿発表、３４歳小渕氏が戦後最年少入閣(読売新聞) - goo ニュース 　　
（記事引用－読売新聞）
麻生首相は２４日夜、首相官邸で記者会見し、１７人の閣僚名簿を自ら読み上げ、発表した。首相は「景気への不安、生活への不満、政治への不信があることを厳しく受け止めている。日本を明るく強い国にすることが私の使命だ」と決意を表明した。内閣の基本方針については、〈１〉国民本位の政策を進める〈２〉官僚を使いこなす〈３〉国益に専念する－－ことを挙げた。人選については「適材適所だ。このメンバーで選挙を戦うことになる。（民主党と）正々堂々と戦う」と述べた。

▽総理　　　　　　　麻生　太郎　　　　　　　　  ▽総務　　　　　　　　 鳩山　邦夫
▽法務　　　　　　　森　　英介＝初　　　　　　 ▽外務　　　　　　　   中曽根弘文
▽財務・金融　　　 中川　昭一　　　　　　　　　▽文部科学　　　　   塩谷　　立＝初
▽厚生労働　　　　舛添　要一＝再任　　　　  ▽農水　　　　　　　　石破　　茂
▽経済産業　　　　二階　俊博＝再任　　　　  ▽国土交通　　　　　中山　成彬
▽環境　　　　　　　斉藤　鉄夫（公明）＝再任 ▽防衛　　　　　　　  浜田　靖一＝初
▽官房・拉致問題　河村　建夫　　　　　　　　  ▽国家公安委員長　佐藤　　勉＝初
▽経済財政　　　　与謝野　馨＝再任　　　　　▽行政改革　　　　   甘利　　明
▽消費者　　　　　 野田　聖子＝再任　　　　　▽少子化　　　　　    小渕　優子＝初



【熟年ドラキチ】
この間の８月に福田首相が内閣改造したばかりで、２ヶ月弱でまた新内閣の組閣。
本当に大臣とポストというものの”安売り”を実行しているようなもの。
ここ３年に亘る事を見ていたら、大臣が毎年必ず変って、いい仕事なんか出来るはずはない。
もしこんな事が一般民間会社で行なわれていたら、毎年社長が変り、各部長も
同じように毎年のように変っていたら、どうなるんだろう？
間違いなくその会社は、世間から遊離し見放されるだろう。

そして麻生さんの発言をテレビで聞いていたら、
　”国の政権を運営できるのは自民党しかない。”
　”選挙で民主党と戦うための内閣の布陣だ”　と。

麻生さん、ちょっとそれは間違っているんじゃない？
今まで政権を運営してきたのは自民党を中心とした与党だけど、
それで今、問題が一杯あることが出てきていると言う事なんですが。
例を挙げればキリがないが、年金問題、天下り問題、公務員改革、官製談合、
防衛庁汚職、無駄な道路建設、食の安全ｅｔｃ。

むしろ、”いままで国の政権を運営してきたのは自民党で、それで問題をいっぱい
　　　　　抱えてしまいました。”
と言うほうが正しいのでは？
この事実を非論理的に超飛躍させて”国の政権を運営できるのは自民党しかない”
と言うのは、如何なものか？

選挙で民主党と戦う為の布陣の内閣？
内閣はしっかり行政をするのが仕事でしょう？
まず、各官庁の仕事を一生懸命にする事だけでしょう？　内閣の仕事は。
その結果を国民に問うのが選挙でしょう？

麻生さんの言う事を解釈すると、政治家の仕事は選挙に勝つ事になってしまう。
これが大きな間違いなんですよ。
選挙は議員になるための手段なだけですよ。
政治家の仕事、目的はしっかり政治の仕事を国民の為にする事ですよ。
選挙に勝つ事に必死という事は、政治家先生達の自分達の身分の確保に
必死と言っているだけなんですよ。
もっと国民生活のことを考えてください。

一般民間社会で言えば、選挙はいわば就職活動。
就職活動が目的になったら大変ですよ。
就職活動の目的は就職して、そこの会社で一生懸命働く事です。
就職活動だけでは私達は給料も貰えず、収入も無く生活はせきません。
選挙は政治家にとって、今までやってきた事への評価であるはずです。
（ただし新人候補については、ちょっと違いますが。）

まして８月に福田さんが内閣を改造したばかりで、また今回の新組閣。
まるで仕事は全然進んでいないけど、組織のトップだけ次々と変えているだけ。
私から見れば、これも税金の無駄遣いに見えてしまいます。

だから、舛添厚労相みたいに、後期高齢者医療についての発言も、
毎日言う事が変ってきているし。
これはもう、大臣としての責任を理解していないばかりか、
選挙目当てには何を言ってもいいという感じですね。

安部元総理が去年の参議院選挙で、”年金問題は最後の一人まで必ず私（安部）
が責任を持ってやります”との発言で、
国民を結果的に騙す事も選挙では許され、選挙後にそれは取り消してもいい。
という事が今回も許されるのかな？

後期医療、廃止せず　舛添氏発言、厚労省幹部が“修正”(産経新聞) - goo ニュース  　　

この記事にあるように、これだけクルクル言う内容を変えていたら、
もう舛添さん、何を信用していいやら。

何か永田町に入り浸っていると、考え方も私達とは違う考え方に
なっちゃうのかな？



     世の中にはイロイロな　”　オヤジ　”さんが、ブログを書いてますね～＾＾