男子部の第1部隊長の時には、広布のリーダーとして自信が持てない友と、自宅で一緒にスッペの「軽騎兵」序曲と、ベートーベンの「運命」を聴く時間を持ったことがある。演奏を聴き終えると、先生は青年を力強く励ました。
「悔しくとも、悲しくとも、また、どんなに大変でも、前へ、前へと進むんだ。ベートーベンは、苦悩を突き抜けて歓喜へ――と記しているが、苦悩を突き抜けた時には、勝利と歓喜の青空が広がっている。そう思えば、苦悩もまた楽しいじゃないか」
魂の凱歌を奏でよ! 池田先生とベートーベンを巡って
男子部の第1部隊長の時には、広布のリーダーとして自信が持てない友と、自宅で一緒にスッペの「軽騎兵」序曲と、ベートーベンの「運命」を聴く時間を持ったことがある。演奏を聴き終えると、先生は青年を力強く励ました。
「悔しくとも、悲しくとも、また、どんなに大変でも、前へ、前へと進むんだ。ベートーベンは、苦悩を突き抜けて歓喜へ――と記しているが、苦悩を突き抜けた時には、勝利と歓喜の青空が広がっている。そう思えば、苦悩もまた楽しいじゃないか」
魂の凱歌を奏でよ! 池田先生とベートーベンを巡って
「祈っていて浮かび上がってくる雑念とか思いとかは、その時の自分が気になっている課題なのだから、雑念などと言わないで、何でもきちっと祈りに変えた方がいいでしょう。大きなことだけを祈るのではなく、小さな小さなことも、一つ一つ、きちっと祈りを込めて、勝ち取り、 固めていくことです」
池田先生
何事も一歩一歩である。少しずつでも前へ進むことである。
きょうがだめなら明日。明日がだめなら、あさって。今年がだめなら明年、勝てばいい。
小学校でだめなら中学校で。中学校でだめなら高校で。高校でだめなら大学で。大学でだめなら社会で。今世でだめなら来世で勝てばいい。
ともかく前へ前へ進むことである。これが人生の真髄の生き方である。
池田先生
「人間の安心立命、民衆の幸福と平和こそ、本来、あらゆる宗教の目指すものである」
「それぞれの異なった教義の中には、人間の幸福を実現するための何らかの洞察と真実が含まれている。現代の宗教間の対話において、それぞれの違いは違いとして認め合いつつ、各宗教の洞察と真実を学びあっていけば、人間の幸福のための宗教として、互いに錬磨していくことができるに違いない」
池田先生
文芸部結成時に先生は語った。
「一流の文学賞を受賞する人も、数多く出てほしい。しかし、必ずしも賞にこだわる必要はありません。大事なことは、何人の人が自分の作品に共感するかです」
「皆さんの文学を、多くの人が支持し、賞讃してくれることが、そのまま仏法のすばらしさの証明になる。そのためには、自分と戦うことです。一日一日が勝負になります」
師への報恩を胸に「人間主義文芸」を担い立つ“獅子たる文芸部員”の新たな前進が始まる。
社説から
1年前に前立腺がんが見つかり、今年1月から通院と2度の入院を経て約10カ月間、治療を。多くの同志に励まされ、11月20日に退院できました。
実は、闘病当初、私は冷めた気持ちでいました。
27年前に良性の脂肪腫を摘出し、さらに7年前にも前立腺の細胞検査をしていました。
その際に見つからなかったがんが、昨年見つかった。信心も頑張ってきたのだから、これで命に及ぶことがあっても「仕方がない」と。
そんな時、同じ病を克服された先輩が、「生きて生きて生きぬくのが『寿量品の心』」との、池田先生の『法華経の智慧』の講義を通し、熱く激励してくれたのです。
「師弟の道」を生涯貫こうと深く決意。その時から病と向き合う姿勢が変わりました。
「声」欄から