「自分は弱い」と考えるよりも、「自分は未熟」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
「未熟だ」という自覚があるから、自分を育てようと心がけるのです。未熟だから成長する余地もあるのです。そして、今はその途中なのだから「まだしょうがない」と思うことができます。でも、将来はもっと強くなれるはずだ、という希望もあるわけです。
思うようにいかない時には、「まだまだ未熟だなぁ」と頭をかいて笑ってしまえばいいのです。
「自分は弱いからダメだ」と考えてしまうのと、「自分はまだ未熟だから、努力しよう」と考えるのでは、その後の人生はずいぶん変わってくるでしょう。
「今は成長過程」「自分は発展途上」と言える人は、「強い人」なのではないでしょうか。
本多時生