本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Pioneer SK-900(その1)

2010年11月01日 22時02分01秒 | ラジカセ


 今日はパイオニアの銘機SK-900を修理しております。

 SK-900を修理するのは二台目。前回はカセットメカの分解修理のほかに電解コンデンサを全とっかえしましたが、今回はそこまでしないつもり。とりあえず動くようになればいいかなと。

 この機種はパイオニアの高級ラジカセシリーズ「ランナウェイ」のフラッグシップモデルで、発売は1980年頃でしたでしょうか。スピーカー部はパッシブラジエター付ですので密閉型。グラスウールが詰まってます。また6ポイントのグライコがついているのも売りです。非常に真面目に作られており、その音は既にラジカセの域を超えていました。もちろん値段もラジカセの域を超えており、当時の定価は10万円超でした。非常に人気のある機種で、アオシマからプラモデルも発売されていたほどでした。

 修理のポイントは二つ。一つめはお約束のカセットメカのゴム部品交換&グリスアップ。二つめはスライドボリューム(グライコ・ボリューム・録音ボリューム)の修復です。もちろんその他の部分が壊れている可能性も高いですが。

 カセットメカをメンテするには結構分解しなくてはなりません。部品点数も多いので分解にも細心の注意が必要です。非常に修理が難しい機種ですので、経験がない方は安易に行わないほうがよいでしょう。自分も前回は組み上げ後にショートさせてしまい、トランジスタを数個交換しました。

 
 修理完了の際には、またこちらにアップします。前回もそうでしたが、この機種の火入れ式にはシャネルズ(田代まさしが在籍)の「ランナウェイ」を使います。当時のCFソングでしたからね。