本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

National RX-F35(その5)

2014年04月05日 23時52分01秒 | ラジカセ
 またまたカキコが途絶えてしまいました。再始動宣言したにもかかわらず。大嘘つきですね。

 仕掛りだったRX-F35ですが、実を言うと「もみじ」の誕生日前日に修理完了しておりました。今日は思い出しつつカキコです。

 \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 カタンカタンと異音がしていたメカですが、分解・グリスアップで正常動作となりました。結局どこが鳴っていたのかは不明のまま。結果オーライなんですが、分解している最中にひと波乱ありまして・・・

ピンボケ
 なんとリーフスイッチの端子がもげてしまいました(泣)

 グリスアップのためにメカをひっくり返したりしてるうち、金属疲労でもげてしまったようです。ジャンク箱に代替品を探してみましたが、ちょうど良いのは見つかりません・・・ということで、壊れたリーフスイッチを力づくで修復。


 まず、ルーターで支点部分のプラを削ってリーフの根元を露出させます。


 んで、その露出した部分にリード線をハンダ付けし、その上をエポキシ系接着剤で固定します。見た目は悪くとも動作に支障なし。これでOK。ほっと一息。



 また、いくつか電解コンデンサが膨張していたので、念のため全て交換しました。


 外した電解コンデンサはもう使わなくなった灰皿にポイ(禁煙4ヶ月目に突入!)


 ちなみにパワーアンプはサンヨーのLA4505。8.5W×2chです。


 組み上げてテープスピード調整してフィニッシュ。細かい調整はいたしません(というかできない)。




 各部を見ていきます。これは上部のシーリングパネル内。テープセレクトはノーマルとメタルのみという潔さ。Bタイプですがドルビーも搭載してます。再生モードにモノラルとステレオの他、アンビエンスちゅうのがありますが、これは擬似4チャンネルのようなもの。片チャンネルを逆相にしたような大変気持ち悪い音場が広がります。


 そのアンビエンスのロゴ。一頃のナショナルラジカセのほとんどに(誇らしげに)付いてました。私は大嫌いです。


 テレビの音声も当時は聴けました。アナログのTV波はFM波の延長ですから技術的には簡単。今では死んだ機能となってしまいましたが。


 テープ操作はソフトタッチメカニズムでフルオートストップ。タイマー録音対応。TPS(Tape Program Sensor)はテープが痛むので使わないほうが無難。


 ヘッド周り。消去ヘッドは永久磁石式ではなく交流式。録再ヘッドの摩耗も少なく、ラッキーでした。


 左サイドの入出力端子。上からMIC(LR)、LINE IN(LR)、LINE OUT(LR)、EXT SP(LR)、PHONES。残念ながらPHONO端子はありません。


 背面。謎の四角い窓がありますが、ここはAM用のフェライトバーアンテナが隠れているところなので、AM波が入りやすいようにしているのかもしれません。


 この機種が発売された1983年にリリースされたEW&Fの「エレクトリック・ユニヴァース」を録音してみました。フェニックス・ホーンズを外してシンセ中心のサウンド作りをした異色作ですが、このラジカセのキャラには合ってますね。

 余談ですが、今回録音した「エレクトリック・ユニヴァース」、鉄壁のサウンドを展開していたEW&Fとしては駄作という人が多いですね。しかし、30年経った今でも鑑賞に耐えうる名盤だと思うのですが、いかがでしょう?→You Tube



 以上、2月22日の猫の日に始めたRX-F35はこれにて終了。この一ヶ月間にいくつかジャンク修理をしているのですが、ブログにアップする気力が出ません。次のカキコはいつになることやら。

もみじ23歳の誕生日

2014年03月03日 22時11分38秒 | ぬこ
 もみじが23歳の誕生日を迎えました\(^o^)/

めっちゃかわいい

 平成3年3月3日生まれ・・・当時からお世話になっている動物病院の先生も驚いています。



 今日は崎陽軒のお赤飯でお祝いです。

National RX-F35(その4)

2014年02月27日 23時02分46秒 | ラジカセ

 今日はリヤケースに組み付けて動作確認から。「受信しない」とされていたAMはちゃんと鳴るように。やはりバンド切替SWの導通不良が原因でした。FMももちろん問題なし。。。ですが、カセットがちょっと調子悪い。メカが「カタン、カタン」と一定間隔で鳴るのです。耳を近づけても、メカのどこの部分が鳴っているのか見当つきません。


 原因がわからないので、とりあえずメカを分解してグリスアップ。Eリングではなくスナップリングが使われているので、スナップリングプライヤー必須です。


 プラ部が多いので、タミヤのセラグリスHGを使用しました。滅多矢鱈と塗りたくりです。


 念のためモーターも軸受け部分をエレクトロニッククリーナーで清掃、インジェクターでスピンドルオイルを差しておきました。


 今日はここまで。

National RX-F35(その3)

2014年02月24日 21時58分57秒 | ラジカセ

 今日は分解清掃した接点系の部品を再取り付けすることから始めました。


 次はケースの水洗い・・・ですが、その前にSPユニットを外します。しまりすさんも気づいたように、これパッシブラジエータじゃないんですね。両方ともアクティブ(・・・とは普通言いませんが)。マグネットの大きさは違えてあるので、特性が同じSP2発ってことではないのがミソ。


 ケースは風呂場で水洗い。SPユニットはシェービングブラシでホコリを払いました。しかし、白いコーンはシミが目立ちますね。。。。


 今日はここまで。

National RX-F35(その2)

2014年02月23日 20時21分55秒 | ラジカセ
 今日は接点をメインにメンテ。




 まずはリーフスイッチ。見逃しやすいとこですね。紙やすり、エレクトロニッククリーナーで酸化皮膜を除去し、接点復活王をほんの少し塗ります。


 AMが受信しない原因は、このバンド切替スイッチの接触不良でした。テスタを当ててみると、AMのポジションで導通がありません。


 分解。こりゃヒドイ。


 クリーニングしたら導通OK。多分これでAMも復活するはず。


 ガリのあったスライドボリュームも分解清掃。


 その他、接点系は全て分解清掃しました。接点グリスをうすーく塗っておきます。


 ロッドアンテナはサビが白く浮いてましたので、耐水ペーパーとラッピングフィルムで磨きました。


 電池ボックス内の接点はものすごいサビでした。ルーターでサビを削ってみましたが、かなり腐食しておりお手上げ状態です。


 今日はここまで。