

夏のある日。曇り。32℃。
この日、ブラウントラウト釣りは川の大増水で断念したが、転戦した山奥の渓流で思いがけず美しいオショロコマを多数撮影することができた。






この十勝川水系支流は浅い急流の水域が多く、元々はオショロコマがとても少ない渓流だ。






しかし、この渓流のごく小規模な水域にのみオショロコマが多く、この日も、まさに入れ食い状態みたいによく釣れた。







このようなときは夢中で釣っては針を外す作業を素手で行うと、最後は必ず爪をひどく損傷して酷い目にあうのでコッヘルで慎重に針はずしを行なった。






ここのオショロコマを特徴ずける外観は、腹部がほんのりと黄色くなることで、一目でここのオショロコマとわかる個体が多いが、ごく一般的な色調・斑紋の個体も多く、遺伝子の多様性がしっかり残っていることが実感される。






この日は結局60匹ほどのオショロコマを釣り、30匹ほどを撮影、すべて丁寧に元の場所にリリースした。






今日はオショロコマにしては喰いが浅い日で、そのために、このほか10数匹を釣り落としたと思う。

最後は魚信が遠のき、とうとう、このようなときの常で最後にハナカジカが釣れた。

底魚のハナカジカが釣れることは、もうほかにトラウト系の魚がいないことを意味する。

幸いなことに、これまでのところ、この水系には ニジマス汚染は見られていない。
午後4時。武装解除し帰路につく。

帰路、午前中轢き損ねたキタキツネが同じあたりでうろうろしており車から食べ物を投げ与えられるのを期待しているもよう。
車を降りて近づくと遠くに逃げてゆき、まだ完全な観光キツネにはなっていないようだ。
ひたすら走って 午後5:45 自宅に到着。 おしまい。

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