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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

EP yummy yummy yummy/OHIO EXPRESS

2024-04-17 16:41:51 | CHICAGO
70年前後に一世を風靡したブッダレーベル
ジャンルもバラエティに富んだバンドやミュージシャンを要し数多くのヒット曲を排出した

その筆頭はやはりフルーツガムカンパニー
バブルガムロックというジャンルを確立
それまでロックに無縁だったリスナーまでその気軽に楽しめるメロディやサウンドで取り込んで人気モノになった
日本でもバカウケしたね
ちなみに誰もが知っているサザエさんのあのエンディングテーマは、このバンドのその名も「バブルガムワールド」という曲にクリソツなのは有名な話
俺がこのバンドに注目している最大のポイントはフルーツガムカンパニーが1971年に箱根へ来日した際のギタリストがこの後Chicagoへ加入したドニーデイカスだったからさ

でフルーツガムカンパニーに迫る活躍をしたのがこのオハイオエクスプレス
「ヤミーヤミーヤミー」は彼らの代表作品
タイトル、ジャケット、曲調と1968年というサイケな時代を見事に表していて理屈抜きにご機嫌だ

sting /CD the bridge

2024-04-17 15:29:09 | free form space
ポリスでドッカーンとデビューしてからずっと大ファンのスティング  

もうこの人のやる事は何でもOKだ
セッション、俳優業を含めてね
007の悪役オファーを受けるもシンクロニシティにかかりきりでスケジュール的に無理だったらしい…
うーむ🤔観てみたかったなあ

年齢を重ねても尚、アグレッシブに多方面で活躍中
恐るべし創作力
円熟味も増して益々カッコイイよなあ

ソロは何回か観てるけど、ポリスは叶わず…
札幌に来たのになあ
まだ可能性はあるから諦めてはいないけど

このアルバムは今のところ最新スタジオアルバム
数枚企画ものが続いてのオリジナル作品
余裕と貫禄の渋いロックを展開
パンデミックによりリモートでのレコーディングだったらしい
タイトルは人類が孤立化している現象に対する架け橋を冠した
JAZZ、フォーク、レゲエ、クラシック、ポップ、カントリー、トラディショナルとありとあらゆるエッセンスを取り込みながらもしっかりスティングワールドに仕上がっているところはさすが

参加ミュージシャンも超豪華
盟友のドミニクミラー、ブランフォードマルサリスをはじめ、シャギー、マヌカッツェ…ETC

CD TORME' demolition ball

2024-04-17 11:29:04 | free form space
若くして亡くなった伝説のハードロックギタリスト、バーニートーメ
と言ってもここで狂喜乱舞するのは俺とタクミ君くらいかな…
実績の割に知名度が低い
名実ともに申し分ないんだけど

バーニーが一躍脚光を浴びたのはギランに加入してから
でも残念ながら来日公演前に脱退した…
ヤニックが後任ギタリストとして新たなギターヒーローに
ヤニックはメイデン札幌公演で観たから、できればバーニーが観たかった…
2人ともにリッチーフリークなのが共通点

であのランディローズの飛行機事故死
急遽バーニーにオジーオズボーンへのツアー参加という白羽の矢が放たれた
ツアー途中に正式メンバー加入を受けるもバーニーはこれを断る
バーニーはギランで意見が通らないことにいい加減嫌けがさしていたらしい
オジーオズボーンバンドも同じ目にあうのは分かり切っていたしね

それ以降のバーニーはソロか自身のバンド活動に全くぶれる事もなく専念
フィリップルイスとのエレクトリックジプシーなんかもその中の一つとして当時はなまら話題になった
音楽界の流れやタイミングやらに翻弄される中でもマイペースで頑張っていた

もしもオジーオズボーンバンドに加入、もしくはエレクトリックジプシーが軌道にのっていたら、とよく考える
バーニーの人生も大きく変わっていただろうね

このアルバムは多少荒削りながらも全編をパンキッシュなヘヴイサウンドで気持ち良いくらいに貫かれている

あの頃のロックシーンにはこんなタイプの活きのいいデンジャラスなバンドがウジャウジャと頑張っていた

バーニートーメ、何から何までカッコいいねー🤠🎶‼️

中山千夏  あなたの心に  EP

2024-04-16 20:41:48 | free form space
中山千夏さんは元祖マルチタレントの才女
子役を手始めに歌手、作詞家、声優、エッセイスト、更には国会議員!
伝説の人形劇「ひょっこりひょうたん島」の博士
アニメ「じゃりン子チエ」の声は彼女

中学生の頃に見ていた楽しいドタバタTVドラマ「お荷物小荷物」で主演を務めた千夏さんは素敵だった

小学生の頃に中山千夏さん作詞の「あなたの心に」が大ヒットした
(戸倉俊一作曲)
子供でもよくわかる歌詞や親しみやすいメロディ
カバーも多い
次の曲も自身の作詞で「止まらない汽車」
こちらも名曲だ

社会人になってからJAZZ好きな先輩に連れられて六本木にある日野元彦さんの店に行った
間近で見るアドリブの応酬はスリリングだった
先輩が「あのピアノの人は中山千夏の元旦那さんだよ」と教えてくれた
佐藤允彦さんだ

墓掃除と釣りとお菓子とドライブ

2024-04-16 19:38:03 | free form space



ようやく大好きな春の到来
どれだけこの季節を待ち望んでいたことか
早速陽気に誘われてドライブと洒落込む
そしてお墓のカバーを外して掃除
今年はそれほど葉っぱは被ってなかった
滝と吊り橋経由で御贔屓にしている菓子屋さんへ
名物のバタークリームケーキ「たぬきちゃん」は残念ながら売り切れ…
でも夕張メロンパイ饅頭、石炭マドレーヌ、黒ダイヤカステラを買う
次に最近知った夕張関連のものを売っている店へ
夕張カレンダーが安いから買おうとしたら何と去年のものだった(^◇^;)
隣に今年のカレンダーがあったんだけど店のおばあちゃんは値段がわからないという…
「もう4月だから安くするよ」
と言ってくれた
実家の周りはまだ残雪あり
蝦夷鹿、キタキツネも我がもの顔で
彷徨いてるしなあ
そして例の場所で今年初釣り!
(実家前に流れる小川)
さあ、そろそろ夏タイヤを買わないとなあ🤠🎶‼️

VOL,211 LIVE LIVE LIVE~HOTTIME(太陽ほえーるズ編)

2024-04-14 21:22:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!


6、21:30~22:00
時間の経過は早いものでもうトリ前だ
オール・インスト・・・・といってもフュージョン系ではありません・・・・って、もうこのバンド名を見たら一目瞭然(笑)

堂々「太陽ほえーるズ」の登場
太陽にほえろのカヴァーバンド・・・・ってそのままじゃんかあ!!((´∀`))
そうです、あの伝説のテレビ刑事ドラマの挿入曲を徹頭徹尾再現に勤しむ、というのが基本コンセプト。

超がつくほどの個性派集団。

ありそうでなかったよね、この手のバンドって
だからこそ貴重なる存在を誇示しているのだ
(主題歌を演奏するバンドはいくつか見かけたことがあるけれども、全曲網羅なんて快挙の一言だ)。

オリジナルは井上尭之バンド。

補足ながら井上さんは晩年隣町の小樽に在住していたのですよ。

これはけっこうローカルニュースで取り上げられていたからご存じの方も多いのでは。

ちなみに私は1981年、井上尭之さんの裏方仕事を担当していて渋谷公会堂の貴重なるライブも拝見させていただきました。
サンプルの新譜までいただいちゃったし。

もちろんキーボードはザ・スパイダース時代の盟友、大野克夫さんでした。

「太陽にほえろ」初期の井上バンドのベーシストはザ・タイガースのサリーこと岸辺一徳さん(当時はおさみ名義)でしたね。

GSミュージシャンたちがまだまだ日本のロックシーン第一線で活躍していた華やかなりし時代だ。

このバンドは開場前にサウンドチェックがあった
その間、マサはメンバー達と色々と談笑した
なんと彼等は世代的にマサと近いためにシカゴで大盛り上がり
「やっぱり初期のころは最高だよねえ
楽しみだ」とのこと
よくぞ、わかってらっしゃるねえ
嬉しい限りさ
そんな和気藹々の雰囲気から一転いざ音出しともなると真剣そのもの
逐一事細かに確認を繰り返す
さすがだなあ・・・と舌を巻いた

非常にユニークな試みに興味津々だっただけに、個人的にもこの日が来るのを楽しみにしていました。
でもねえ、実のところ、私がこのバンドを見るのは2回目なのだ
1回目は2021年7月18日の日曜
場所は小樽浅草橋屋外特設ステージライブイベントにて
その時はトップバッターだった
間に合うように駆け付けた次第
あの時はメンバーにサイババことヒーロ・スタンレーが在籍していた
泣く子も黙る「ラブガン」「マジック・カプセル」「ズラン・ズラン」「ブラック・リスト」などなどあげていたらきりがないほど数多くのバンドに在籍してた猛者
彼がこのバンドを結成時にホーンセクションがいない・・・とちょくちょく相談をうけていた
STAも管楽器が常に不足していたから全くといっていいほど力にはなれなかったんだけどね
その後、STAの企画ライブにも積極的に参加希望していたんだけど・・・・
彼は函館に転勤になった
そしてパンデミック・・・・。
このバンドからはサイババはじめ、一気に4人ものメンバーが脱退したそうだ
瀕死の状態に陥るもここに奇跡の復活劇を果たした
おめでとうの言葉を贈ろう
良かったなあ
しかも紆余曲折を経て、正直な話以前よりも数段スケールアップされているではないかあ

それではさっそくツワモノ・プロジェクト5人組を紹介しますね。

白いマスクとブラーの黒いTシャツ、ニット帽姿のベースはシュウ
(中ボス・・・リーダー。
唯一のオリジナルメンバー
メタリックブルーボディカラーの愛器でもあるジャズベースを使用。
ローズ指板。
リハを見ていたトモちゃんは「ARB,ユニコーンのEBIみたい」とポツリ語っていた
なるほどなあ・・・・・

ギターは・・・・黒いハットと眼鏡姿のホッキー2
レスポール・ジュニアのバーニーを使用
ボディカラーは赤
ローズ指板

キーボード・・・シュガー
椅子に座ってKORGでのプレイスタイル

そして紅一点のミキティ!
頭のサングラスがなんまらオシャレ
ソプラノサックスを担当
管楽器は孤軍奮闘
久しぶりだなあ
STAをはじめエロティカ・ヘヴン、Yープロジェクト、エゴイズム・ラッピンなどなどあちこちから引っ張りだこの人気者
ドンドンと知名度を拡大してもうジャンルの壁なんて軽く超越するほどの勢い
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている野郎どもんなんて足元にも及ないほどだ
でも本業はオーケストラなんだけどね
彼女のルーツでもある
それに関しては一切ブレてはいない
立派なことだ
この日も元気いっぱいに気を吐いていました
パワフルレディとはミキティの事
、特筆すべきは・・・・頭のてっぺんからつま先に至るまで、いつまでもド派手なルックスでド派手だしなあ
応援団も大挙して最前列に駆けつけてきていたよ
それは先のエロティカ・ヘヴンのメンバー達
テクゾウくんにテッチャン・・・・
鬼に金棒だね
あれだけ揃っていたら心強いことでしょう
ちなみに今話題沸騰中の深夜テレビショッピング「夢グループ」
あの名物社長の横で悩まし気に色っぽい声を出している専属美人歌手の保科ユリ嬢
全然ブレイクしていない頃からマサはミキティが似ていると言っていた
最近エロティカ・ヘヴンのステージネタに起用していましたよ
先見の明があるでしょう・・・・えっへん((´∀`))

最後に千手観音のドラマー・・・黒い帽子と眼鏡がよくお似合いのHALくん

エロティカ・ヘヴンのVOテッチャンと太陽ホエールズのベース・シュウ君が白石003でバンドを組んでいるそうで、その流れからミキティの加入をはじめ新たな「太陽ほえーるズ」が誕生したのだそうだ
美しき友情ストーリー

ステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
でももう10分ほど押してるし・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「太陽ほえーるズ」のライブ・レポートと参りましょうか。
心して臨め!
瞬き厳禁!!

シュウ君がステージ上でマイクを手に自ら盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

前面を幅広く覆う白いスクリーンが徐々に上昇して「太陽ほえーるズ」が現れた
いよっ、待ってました
ご存じのように小曲ばかりを用意しているので、目まぐるしく展開していきますよ。
息つく島もあたえてくれない
だから曲数が滅茶苦茶に多い…悪しからず・・・(-_-;)

あまりにも有名な「メインテーマ」から威勢よく開始
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
エナジー一杯に貴重なショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングなイントロ一発で脳天もスパーク。
ミキティのソプラノ・サックスが主旋律で吠えまくる。
ハモンドが渋く響く。
ドラムビートが暴れまくり、ギターが切れ味鋭く迫る。
ベースサウンドが唸りをあげる。
硬軟織り交ぜたヘヴィーこの上なき快感にまみれた
軽い新鮮なるショックを受けちゃった
ハモンドの響きといいキレッキレで早速めっちゃ気に入ったよ
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃に心酔する。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めたスピリットが熱烈にほとばしる
ドライブするギターが文句なしに轟きわたる
ザクザクと切り刻むカッティングもナイスなフィーリング
全身にグイグイとメガトン級のグルーブが容赦なく押し寄せてくる
メンバー全員が絶え間なくアクションを繰り広げる
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
そのフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
アレンジワークも素晴らしい
まずはご挨拶替わりといったところか
お約束だね
血沸き肉躍る現象とはこのこと。
実際に演じてる本人たちもウキウキ気分に浸っているんだろうなあ。
会場中も目を丸くして食い入るように聞き入るのは当然でしょう。
1970年代に青春を送った人たちならば知らない人はいないであろう爆発的な永遠の名曲。
いついかなる時にでも口ずさめるし。
そうこうしてるうち、ジャンジャンカジャ~~ン・・・・・とコードストロークであっという間に終了。
もっと聞いていたいよ。
当然のごとく拍手喝采

シュウ君がMCも兼任する
「ありがとうございます
次々とメンバーが脱退して一時は存続が危ぶまれた太陽ほえーるズです
今の曲を知らない方はいらっしゃいますか・・・??」
「知ってるよ!!((´∀`))」
「ああ、よかったですよ
それではメドレーで劇中の歌をお送りしたいと思います」

間髪入れずに「サスペンスⅯ2」が2曲目
短い曲が続々と飛び出してくるよ。
でもどの曲も耳になじみのあるものばかりだ。
キーボード、ベース、ギターによるユニゾン
阿吽の呼吸でタイミングもピッタリ
寸分の狂いもない進行に鳥肌が立つ
タイトでストレートでシンプルでワイルド過ぎる
自然とスリリングな情景が脳裏をよぎる。
既にテンションはマックス状態で凄まじい衝撃が走りまくる
どれもこれも傑作ばかりだよね。
井上尭之バンド、恐るべし才能の塊だ。
時代の先駆者だけに、もっと高く評価されるべき。

3曲目は「追跡のテーマ」
ベースのリフがここでは肝だ
テクニカルでラフなフィンガリングが冴え渡る
自慢じゃあないけれども私はこのドラマのビデオやサントラCD、LP、EP,書籍を所持しております。
ついつい秘蔵の棚から引っ張り出してしまったくらいさ。
ああ、こんなところにも影響力が絶大だ。
私が単純なだけかい(笑)
しかしよくもまあここまでコピーしたものだ。
よほどのコアなマニアか、徹底的した愛好家なんだね。
感心しきり。
息を飲むほど曲調がコロコロと変化する様に思わずニンマリ。

4曲目「サスペンスⅯ1」
1分足らずの手に汗握る曲。
タイトルが示すとおりにサスペンスタッチ満載。
ここでも静かなイントロからハイハット刻みにのってワウペダルを踏み込むホッキー2くん。
演出効果にはもってこいの隠し玉。
ソプラノ・サックスによるエモーショナルな表現が飛びっきり上手い。
ハモンドオルガンがジワジワと絡みつき、バッキングが不気味なビートを奏でる。
もうこの辺に来た時点でオーディエンス達は金縛りで「太陽ほえーるズ」ワールドにすっかりと引き込まれていました。

5曲目「過去の事件簿」
バックビートにのったキーボードが主役。
ミキティもここいら辺に達したらようやく体もほどよくほぐれてきたようでリラックス・モードへと怒涛の突入
ギターがすこぶるシリアスなムードを描いていていい仕事をしてますなあ
控えめに淡々と進行するトラックなんだけど、どこを切り取ってもメチャクチャ理屈抜きにかっこよくって痺れちゃうなあ。
尾行シーンに流れる曲なんだから賑やかでうるさいのはNG。
納得!!
ジャジーで大人っぽいサウンドに酔いしれてみるというのも一興
バンドの真骨頂だ。

6曲目「謎は霧の中」
ここでは再度ソプラノ・サックスのソロを前面にフューチャー。
音階が徐々に下降するパートの反復。
よくできた至上のアレンジだな。
まさしくプロ中のプロのお仕事。
昔のテレビドラマ映像や音楽って使い捨て扱いだったらしく、単なる一過性の消耗品としてしか見られていなかった。
だからどこの誰がいつどこで演奏したとかも詳細なる記録がほとんど残っていないんだとか。
今では信じられないよね。
それは芸術に対する冒涜だ。
会場のあちこちから「これ知ってる」「聞いたことがある」と囁き声が聞こえる
口笛もピーピーと吹き鳴らされて興奮を更に煽ってくる(これはハガくんだな)

7曲目「行動のテーマ」
一転しての躍動感に満ちたパワーソング。
アップテンポのリズム、ソプラノ・サックスとキーボードが奏でる主旋律が交差する中間部分が巧妙に構築されていたよ。
一瞬たりとも気の抜けないパーフェクトを誇るプレイ。
高らかに歌い上げるキーボードのメロディが高揚感をいやが上にも煽ってくる。
程よい計測タイムが心憎いばかり。

「ありがとうございます
前半が終了しました
皆さんの頭の中にはどんなシーンが蘇ってきたでしょうか?・・・・・
それではここでメンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのゆるゆるアピール。
メンバー達の所属部から「大曲署員」と言う芸の細やかさ
ミキティは婦警さんかい
関根恵子のシンコか、長谷直美のマミーかいな((´∀`))
「ドラマーは他の署から多忙の中を応援に駆けつけてくれました((´∀`))」
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。

シュウ君のMC
「それでは後半戦に参りたいと思います
8曲目は・・・・・・・怒りのテーマ」
更にスピードを増して挑みかかってくるよ。
手に汗握る攻防が展開されていく。
ここでは火花散るせめぎ合いが聞きどころ。
延々と繰り出されるソロワークへ突入。
突然のブレイクも効果絶大で鳥肌もの。
決めるところはバッチリと決めるのですよ。
絶妙のタイミングでヘヴィーこの上ないドラムフィルまで飛び出してきた。
ワウワウペダルの変化に富んだコードが素晴らしい。

9曲目「希望のテーマ」
ミディアムテンポで流れるちょっぴり切なくもの悲しい曲。
サックスがそれをより膨らませるべく咽び泣く。
後半は美しくもかすかな光が見えてきそうなパートにたどり着き終了。
とにかくありとあらゆる箇所がとっても勉強になるよね。
硬軟織り交ぜたテクニック、アレンジ、表現力、しかもあれだけ限られた短い時間内でそれらすべてを凝縮しなければならないわ。
前例のない時代、よくこれだけの作品群を具現化してくれたね。
ある意味では国宝級の輝きを永遠に放っている。

10曲目は甘く優しい、ピアノバラード・・・・「幸福のテーマ」
幻想的でハッピーテイスト満載な、まさしく一服の清涼飲料水のひと時
グロッケン風な懐かしいトーンが何故だか郷愁を誘う
それまでテレビドラマの挿入曲は専属の音楽家やミュージシャンたちがプレイするのが当たり前だった。
それをマカロニ刑事として抜擢されたショーケンがGS時代の仲間たちを起用することを提案。
当初難色を示していたテレビ局サイド。
ところがいざ蓋をあけてみたらば大当たりの快挙。
ドラマシーンと音楽が見事に連動しているもんね。
ロックミュージシャン達が映像音楽の世界に進出するきっかけともなった記念すべき作品なのだ。
現代では当たり前のことなんだけど・・・。
今は亡きショーケンがこの世界の歴史をあっさりと塗り替えたんだ。
ドラマBGM界にロックが殴り込みをかけた先駆けだ
貢献度が絶大だね

11曲目「イエー!・・・・青春のテーマ」
トランペットが高らかにファンファーレ風なメインラインを吹き込むんだけど、ここではシンセサイザーがそこを担う。
ブラスロックバンドがそそりそうなパワーチューン。
的確にバックを支え続けるリズムセクションの跳ね具合も安定感抜群。
カリスマ・ホッキー2のギターも縁の下の力持ちストロークで自己主張。
バトンを手渡したハモンドオルガンとの鬩ぎあいも余裕の表情でこなすなんて只者ではない。
抑揚ある感覚のつけ方もツボを心得ていますなあ。
シュウくんのカールコード接続をマサはシッカリと見逃さなかった・・・((´∀`))
しかしあの時代で井上堯之バンドの楽曲クオリティは半端ない確信犯だ

12曲目に差し掛かってきた
ハイハットカウントから「衝撃のテーマ」に雪崩れ込み
残り時間もごくわずか
いよいよもって佳境に差し掛かってきた。
もっとも過激でヘヴィーなナンバーが飛び出してきた。
問答無用のハードロック独壇場。
しかも雷鳴の如きドラムソロが全面にフューチャーされながらも、リフの洪水が情け容赦なく挑んでくる様はアドレナリンほとばしる瞬間だ。
手数王の真骨頂
テレビドラマにこのような曲が普通に起用されたなんて革新的だよね。
実験的要素がふんだんに盛り込まれているよ。
今聞いても全く古臭く聞こえないんだから。
逆に現代の若者たちに程よい刺激を与えているところも垣間見えている。

13曲目「愛のテーマ」
ギターによるアルペジオが牽引。
メインテーマのスローバージョン
女帝ミキティのソプラノサックスがとことんまでに訴えかけるほどブローで迫ってきます。
役割分担が適材適所でふんだんに発揮されていて感服しちゃうほどだ。
しっかりとメンバー達の見せ場がセットリスト中あちこちに用意されている。
多分、一切の妥協を排除して練りに練り上げた結果なのでしょう。
遊び心も盛り込まれていて微笑ましい。

「エンディング」
クレイジーな集団があっちこちに勃発
メンバー達も演奏で殴りあいの喧嘩をしているかのよう
起承転結の模範みたいな進行
痒いところに手の届くリックが沸き起こる
ミキティなんてすっかりとハイ気分でいっちゃったようだ・・・・
余力を振り絞った、渾身の高音サックスは全くの衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブでヒステリックなノートはパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスター級の、エッセンスを忠実に継承。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
ハルくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
まだまだ自己主張し足りないぜい、とでも言いたげ。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに本物のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
笑止千万のご用心と告げておこう。

「次回の予告です
ススキノのファンステージで再びドラムのハルさんをお迎えします
もしよろしければ遊びにきてください
インスタグラムもやっていますよ
それでは最後に短い曲をやって終わりたいと思います
今日はありがとうございました!!」
メインテーマのショートバージョンで幕引き
イントロでホッキー2がアイコンタクトを送る
トドメとばかり一気呵成に観客を狙い撃ち。
強引なまで軽快にスイングするパートは圧巻だ
もう本当にこの曲で終わりなのかい
残念でならないよ
スモークもモクモクと漂いはじめた
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンド。

****お疲れ様でした!!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
膨大な賛辞をたまわりつつ上機嫌。
5人も長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))


これにて終了の大団円でした。

多少のトラブルはあったけど、ニューメンバー達のステージとは思えないほどに完成度の高いパフォーマンスでしたよ。

今後の成長を温かく見守っていきましょう。

だってこんなにもユニークで難しいバンドってそうそういないよ。
これだけの壮大なるプログラムを組む作業は大変だったと思うよ
あれだけのレパートリーを30分にまとめ上げるんだからね
ふんだんにリスペクトも込めて。
あちこちに血と汗と涙の結晶が散りばめられている。
努力は決して裏切らないということを身をもって実証してくれた

そこいらじゅうにゴロゴロ転がっているユルユルバンドとは一線を画すこだわりをずっと貫いてほしいものだ。

 
仕掛人シュウ君はこの次、また何をやらかしてくれるのかな!?
一体全体どれほどの引き出しをもっているのだろうか・・・?
いやはやなんとも、素敵な空間を堪能させてもらったわい
しばらく余韻に浸っていよう

 ****オオトリのライブレポートは後ほど・・・・・・
沖縄テイスト満載だからよろしくね****



Chicago いかした彼女  along comes a woman

2024-04-14 08:33:07 | CHICAGO
Chicago最大のヒットアルバム「Chicago17」
プロデューサーはもちろんデビットフォスターだ
彼曰く「ちょっとオーバープロデュースだった…」と反省の弁を述べてはいたけど文句無しに素晴らしい内容
彼にとっても正に黄金期

ゲストミュージシャンも超豪華

妥協なく厳選されただけに当然一切捨て曲は無し

11年ぶりに実現した1984年4度目の感動の来日公演
まだ未発表だったステイ・ザ・ナイトは正直な話なんとなく野暮ったいアレンジ展開でファンの間でも不評だった
ところがアルバムからのファーストシングルとして改めて聞いたステイ・ザ・ナイトにビックリ
あまりにも洗練されたサウンド
さすがですなあ
因みにこの曲をはじめ17からは4枚もの大ヒットが生まれた

この「いかした彼女」は第四弾シングル
シングルを聞いたらイントロから斬新なリミックスが施されていて良い意味でぶっ飛びましたよ
ギターのカッティングが特にカッコイイ

時代はMTV全盛期だけにChicagoもプロモーションビデオを数多く製作
この曲のPVも中々に凝った力作
主役はピーター
全編白黒画像で序盤はインディジョーンズ、後半はカサブランカへのオマージュがふんだんに盛り込まれている
Chicagoはクラブバンドメンバーとしての出演
ピーターはオーナー役だからウッドベースのプレイヤーは別人だ

ところがこの後ピーターはChicagoを正式に脱退
実質的にはピーター在籍時のラストシングルとなってしまった…
(あのUSAフォー・アフリカのアルバムにChicagoが提供した未発表曲グッド・フォー・ナッシングが正式なラスト音源)

chicago with the notre dame marching band/the greatest halftime show DVD

2024-04-14 07:25:17 | CHICAGO
これは門外不出の一枚
Chicagoが2006年アメリカンフットボールハーフタイムショーでノートルダムマーチングバンドと共演した際の貴重な作品
インタビュー、リハーサル、ラジオ番組出演なども含む
例の壮大なるフォーメーションであのChicagoロゴや曲に合わせて25or6to4 文字までをも描く
さすがだなあ
観てみたい
このDVDはアメリカ盤としてライノからリリースしているからブートではありませんよ

この後Chicagoはメンバーチェンジを経てノートルダムマーチングバンドと5年前にも再共演が実現しています

VOL,211 LIVE LIVE LIVE~HOTTIME(めんどぅーさ編)

2024-04-13 18:46:06 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

はい!
さてさて皆さま
早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!

5、20:45~21:15
「めんどぅーさ」
(ファンクロック)
4人編成のいかした奴らさ
実はありそうでいて中々ないのがこのジャンル
そりゃあ中途半端で自己満足なユルユルっぽい連中どもは存在するけれどもこのバンド、そんなのとは一味も二味も違う
(はっきりと申しまして日本人には苦手な分野なのですなあ
好きとやるとじゃあ大違い)
生で目撃した私が言うんだから間違いはないでしょう
もうねえ、一瞬でぶっ飛んでしまったよん
ここ日本にもこんなテクニカルなバンドがいたんだあ、なんてね
会場にいたオーディエンスたちも同意見でしょう
皆、即座に引き込まれてしまって虜状態
まんまとやられちゃったさ
ヤバいくらいに貴重でカッコよかった
ダンスナンバーも盛りだくさん
(近々サックスが合流予定だとのこと・・・・内緒だよ)
飛び入りも大歓迎とのこと
札幌界隈の音楽シーンの奥深さには感服した次第
だって、このタイプのバンドがまだまだゴマンと虎視眈々チャンスを窺って来るべきその時を狙っているんだから
空恐ろしい限りでもあり、ゾクゾクと楽しみでもあります

「めんどぅーさ」を見るのは初めてなのですがいざ蓋を開けてみたらば、なあんだ全員顔見知りだったさ

それでは早速リーダーから熱いメッセージが届いているので、ここに堂々と公開してみようっと!
「少ない音数、ノリ、歌、まだ足りない私ですが回を重ねる度に少しずつ良くなってる・・・はず((´∀`))
パウロ、・メンドーサ・カヴァーを、めっちゃ楽しいメンバーと、めっちゃ楽しい楽曲で少しいつもとは毛色の違う音をお届けしたいなあ☺
飲みましょう(^_-)-☆
酔っぱらいすぎないように弾けまくりますので(-_-;)
どうぞよろしくお願いします<m(__)m>」

何をご謙遜・・・
もう半端ないくらいの衝撃でした
強引なくらいにグイグイとこちらサイドを引きこむ力量は匠の技
既に多方面において話題を振りまいているのもそれの証明でもあるのだ
今後の成長と活躍を想像しただけで期待に胸もワクワクときめいてくる
各自がキャリアも豊富だけに引出しの多さで余裕と貫禄漲るパフォーマンスを繰り広げてくれた
これならば至極安心だ
大船に乗った気分に浸りきって酔いしれてくれたまえよ
(たまに勘違いしている残念組もいることにはいるけれども・・・・)


さあ、さっそくメンバーの紹介といきましょうか。
と言っても、古くからの知り合いなんだけどね・・・・((´∀`*))。

ドラム・・・紅一点のウメちゃん
この美女がいざセットに鎮座して繰り広げる豪快な男顔負けのスティックワークには毎度のことながら舌を巻いちゃう
ヤワな野郎どもが束になって挑んできても一瞬で消し飛ばされちゃうほどの勢いあるパワフルなドラミングは必見、必聴
ロングヘアを振り乱しながらのプレイは数多く拝見しているんだけどそのたびに違うバンドなんだよね
一体全体幾つのバンドに籍を置いているんだい?
今度機会があったら尋ねてみよう
不敵な面構えでクールにビートを刻み続けていたと思ったらオフステージでは、静かにはにかんだ笑顔が素敵で印象的でした

ベース&VO・・・ハンチングと眼鏡姿がお似合いのミーちゃん
ミュージックマンのスティングレイをフィンガーピッキングでブイブイ唸らせて弾きこむ姿は最早職人芸の領域だ
サンバーストのボディカラー
メイプル指板
マサが楽屋口で取材したところベースは8本ほど所有しているとのこと
彼は他にもあの名物男ヒコちゃんが率いるオフ・コースのカヴァーバンド「オフ・ショア」、米米クラブのカヴァーバンド「粉粉クラブ」のメンバーでもある
つまりはノンジャンルで何でもござれの心憎い男なのだ
粉粉クラブでは全身をヒョウ柄衣装に包んでの熱演
プレシジョン・ベースのボディはペイントやステッカーがド派手にベタベタ

キーボード・・・眼鏡の伊達男キムキムは唯一椅子に座ってのプレイ・スタイル
彼は大体市内のライブイベントには出演するほどの掛け持ち人間
STAにも一時加入していたっけね
その節はお世話になりました
使用楽器は赤いNORD
最近はこれがお気に入りのようさ

ボーカル&ギター・・・ズマッチ
愛器ポール・リード・スミスはレアで綺麗なボディーカラーのグレー
黒Tシャツの胸には水色で鮮やかなアルファベット「HOT TIME 」と描かれてて神々しい
ちゃっかりと宣伝マンも請け負っているし
彼はパープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんとは懇意の仲
ズマッチはTOTOのカバーバンド「セヴンス・ワン」、イングヴェイ・マルムスティーンのカヴァーバンド「.J」の元シンガー。
現在はラットのカヴァーバンドメンバーとしても気を吐いてます(スィート・チーター)
是非とも見てみたいバンドの一つ
他にもいくつか在籍している人気者の超絶売れっ子ミュージシャン
そして江別で美味しいと大評判の蕎麦屋「神楽坂」も経営している二刀流

因みにステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
でももう10分ほど押してるし・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「めんどぅーさ」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
瞬き厳禁!!

ズマッチがステージ上でマイクを手に自ら盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

前面を幅広く覆う白いスクリーンが徐々に上昇して「めんどぅーさ」が現れた
いよっ、待ってました

「IF YOU COME TO PARTY」から威勢よく開始
1996年2月25日発表のアルバム「11PM」の1曲目に収録
これは日本でのデビューアルバム
ちなみにパウロ・メンドーサはスウェーデンのソロ・アーティスト
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
エナジー一杯に貴重なファンク・ロックショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
硬軟織り交ぜたヘヴィーこの上なき快感にまみれた
軽い新鮮なるショックを受けちゃった
ハモンドの響きといいキレッキレで早速めっちゃ気に入ったよ
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃に心酔する。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めた魂の咆哮が熱烈にほとばしる
ドライブするギターが文句なしに轟きわたる
ザクザクと切り刻むカッティングも痺れるねえ
全身にグイグイとメガトン級のグルーブが情け容赦なく押し寄せてくる
メンバー全員が絶え間なくアクションを繰り広げる
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
そのフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどに阿吽の呼吸の流れがお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
アレンジワークも素晴らしい
まずはご挨拶替わりといったところか

矢継ぎ早にお約束の定番をメドレーで
極上の歪みが絶妙なギターから、すこぶる爆音ドラムによるイントロ
究極の「U GOT 2 BELIEVE」が繰り出された
2017年リリースの同名アルバムに収録
・・・・絶え間なく頭を振り続けるキムキムはウネリまくりでしたたか
別人みたいで渋いなあ・・・・
いつもは黙々と鍵盤を操るタイプなのに。
アドリブだらけだから非常に弾きやすいのだとか(キムキム談)
ストレートすぎるハードで豪快無比なる波状攻撃がほとばしる。
そこに絡みつくようなリズム・セクション相棒のベース・ミーちゃんが、怪しげな重いメロディを刻む。
それと共にタイトなアクセントを、梅ちゃんがスネアへ小刻みに叩きつける。
一丸となって、ありとあらゆるテクニックを最大限の武器としたパフォーマンスが火を噴き続ける。
それに負けじと追い打ちをかけるがごとく、鋭いミュート・バッキングを注入するズマッチ。
ヘヴィーな唸りを上げ続ける
一聴しただけで往年のサイケデリックな影響と判断した。
おいおい、ドンドンと数段ギアが上がっていないかい!?
さすが、百洗練磨の猛者集団だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい。
カリスマ軍団にこちらサイドは、すでにお手上げ状態さ。
強引なまでの采配に、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時にはすでに手遅れ。
誰もが一瞬で金縛り状態。
ガツンと彼らの術中にはまるという算段だ。
4人の新たな顔を垣間見た
これも多分氷山の一角なんだろうなあ
一体全体どれだけの引き出しを所持しているんだい・・・・?
この手のジャンルでは偉大なる先輩格のレッド・ホット・チリ・ペッパーズと比較するとレッチリよりもこちらのほうがより黒っぽい
まあ好みの問題だけど、レッチリのコピーバンドはウジャウジャいるけどメンドゥーサの知名度は残念ながら低い・・・

ズマッチはMCも兼任
「メンドゥーサでございます
先ほどのバンドは怒髪天がマイナーと申しておりました
ならば我々は地下深くに潜り込んだ存在・・・・
いつもはマシンガン・トークなのですが今日は曲数を増やしてMCは短めにいこうと思います
あまり喋らないつもり。
それでは、ちょっと静かな曲を2曲おおくりします
・・・・ブラザー・・・・」
1996年8月1日リリースの名アルバム「クロスオーバー」の5曲目に収録
タメとフェイクが絶妙なソウルフル・ナンバー
それまでの迫力満点に渦巻く場面から一転してカウントに導かれて厳かなる粋な曲調へ雪崩れ込む
ブルージーなナチュラルトーンのギターによるいぶし銀のストロークがイントロ
ロマンティックなミディアム・バラード
このバンドの一筋縄ではいかないところがここでも発揮
どうしても甘ったるいだけの曲調には発展していかない
どこかしらに儚げな余韻を漂わせる旋律がおのずと琴線を震わせてくる
一切のぜい肉を排しコンパクトにまとめ上げられたエモーショナルな展開は大成功
咽び泣くチョーキングをふんだんに盛り込んだ渾身のフレーズ。
隠し味としてのハイハットによるヒットとリムショットが、実をいうと、大きな肝なのだ。
極控えめな演出を図るバンドの面々も懇切丁寧に仕上げ不敵な厚みを増してきているねえ。
鋼の涙腺も、徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
幻想的なストーリーと共に、ドンドンとヒートアップ。
そのジャジーな表現力と歌唱力で、新たに虜になったオーディエンスも多いのでは。
言葉の一言一言がグサグサと突き刺さってくる
王道路線のハード系はもちろんのこと、メロディアスなヘヴィーネス系など何でも己のモノとして消化吸収し、巧みに取り込む、圧倒的な柔軟性とチームワークに脱帽
中盤では遂に出ましたミーちゃんの隠し玉
フロントセンターにスッと歩み寄ってのベースソロが炸裂
最早職人芸の領域に達した感あり
言葉を失うほどに聞き入り目が点になっちゃった
ガっとやや腰を落とし気味に、濃厚なる音像を紡ぎだすシーンを見つめていると遥か彼方へとトリップしそう。
締め括りはエレピが壮大なる音色を奏でて華麗にフィニッシュ

「失敗した・・・・
ギターのボリュームが半分ぐらいにセットしたままだった・・・(´;ω;`)
それはともかくも、もう俺喋ってもいいかな?
一応リーダーなんだけど大丈夫?
ちょっとだけ我々の告知をさせてください
5月25日、恵庭ジャンクションに出演します
その時にスペシャル・ゲストとしてサックスの方が来てくれる予定なので。
宇宙の人ですよ((´∀`))
よろしくお願いいたします
時間的にまだいけるかな・・・・?
・・・・DOGGYSTILE」
明らかにジミ・ヘンドリックスの影響がでかいのでは・・・・?
スティーヴィー・レイ・ヴォーン亡き後も前途洋々かもよ。
スケールのでっかいモンスター級なチューンが飛び出した
これは快挙だ
一度でもハマったら病みつきになることを保証するよ
こんな音楽と出会わせてくれたことに感謝するぜ
大好物の世界観
温故知新のテイストも漂っているしね
円熟味を増した渾身のシャウトを連発するズマッチには、ときめきを隠せない。
余裕綽綽に目いっぱい声を震わせる。
妥協しないで突き進む意気込みがここに丸ごと集約されているかのようだ
迫力で飲み込まれてしまいそう
最新の照明機材からもド派手にライト点滅を繰り返す。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
能書きばかり垂れ流している頭でっかちな輩どもに、本物の生き様として真っ向から提示してやりたいくらいだ。
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
ご用心と言っておこう。
起承転結の盛大なるセットリストも絶妙。
硬軟取り混ぜた巧妙なるアクトショーに、誰もが骨抜きになるほどやられたね。

ズマッチ
「パウロ・メンドーサってご存じでしょうか?
おお!
意外にも知っている方がいるんだね
我々のバンドは結成して約1年になります
でもね、リーダーの私以外パウロ・メンドーサを知らなかったのですよ
ずっとやりたかったのでとりあえず音源を皆に渡したらいいよと言ってくれたんですよ!」
ミーちゃん
「リーダーは江別市で神楽坂という蕎麦屋を経営しているので、3,4か月に一回程度食べに行くんです。
するとエビの天ぷらをサービスしてくれるんですよ((´∀`))」
慌てふためくズマッチ(-_-;)
「それをここで言ったら皆がサービス目当てでやって来るよ
それはリーダーからのオファーがあった人のみということで・・・・どうかひとつ。
まあ、とりあえずは店の宣伝をありがとうございます((´∀`))
あと20年は頑張って蕎麦を打ち続けるつもりです
さあ、気を取り直して。
いきます
・・・・ジャスト・イン・ケース!」
こちらも1996年7月25日リリースのアルバム「クロスオーバー」の3曲目に収録
官能的なワウペダルが縦横無尽にドライブする
自然とレニー・クラヴィッツが脳裏をかすめた
やや引っかかるような一種独特なる紙一重のリフの組み立て方が一筋縄ではいかない
よくもまあこんな奏法を発想できるものだ
天才肌の人って根本的に想像力が別格なんだろう
虎視眈々と彩られる音壁も未知数
何から何までもがとってもハイクオリティこの上ない
しかし今更ながら思うに器用な連中だ
エンディングではズマッチがボリューム奏法で気持ちよさそうに嬉々として演じ続けてるよ
何という空恐ろしい奴ら。

「メンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのゆるゆるアピール。
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。

「落ち込んではいないんだけど、もう曲がないのですよ‥‥(´;ω;`)
ちょっと新しくスローな曲なんかも仕込んでみたいなあ
でもあれをやったらあとがないね
今日はありがとうございました
皆さん、手拍子をよろしくお願いいたします
ラストです・・・・IF YOU WANT MY LOVE!!」
こちらも1993年リリースのアルバム「ディファレント・フェイゼス」に収録
強引なまで軽快にスイングするパートは圧巻だ
もう本当にこの曲で終わりなのかい
残念でならないよ
スモークもモクモクと漂いはじめた
一体化してのクレイジー集団があっちこちに勃発
メンバー達も演奏で殴りあいの喧嘩をしているかのよう
4人が4人ともテンションマックス
起承転結の模範みたいな進行
痒いところに手の届くリックが沸き起こる
キムキムなんてすっかりとハイ気分でいっちゃったようだ・・・・
余力を振り絞った、渾身の高音シャウトは全くの衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブなる絶唱はパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスターの、エッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
ウメちゃんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
まだまだ自己主張し足りないわよ、とでも言いたげ。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに本物のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
笑止千万のご用心と告げておこう。
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!
ありがとうございました。
めんどぅーさでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****お疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))



















































VOL,211 LIVE LIVE LIVE~HOTTIME(薄野浮浪雲編)

2024-04-13 11:26:10 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

はい!
さてさて皆さま
早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!

4、20:00~20:30
「薄野浮浪雲」
(怒髪天のカバー・バンドですよ!)
文句なしにカッコいいバンド名
基本コンセプトを忠実に表現しているのだ

ここがこのライブイベントのちょうどド真ん中に位置するのだ

4番手に控えしは我らが盟友のバンド
男気溢れるジャパニーズ・ロックを披露

そういうわけでして、アッと言う間に中盤戦の時間となりました。
早いもんだねえ。
いよいよもって、佳境に差し掛かってきました!
次のバンドは、魂のシンガーハガくんが率いるバンドだもんなあ!
毎度お待たせしました。
今か今かとワクワクドキドキ、痺れを切らしていたことでしょうよ。
薄野浮浪雲は、この日の出演バンド中一番骨太なハードロックを、これでもかあというほどに轟かせてくれました。
北海道が誇る唯一無二の存在。
彼等を見ていると何故だか、もう一つのマサのお仲間バンド「W」(ARBのカバー)を彷彿とさせるんだよ
両バンドのジョイントなんて体現できたらば素敵だねえ

それはともかくも、は「薄野浮浪雲」は全員男性で編成された剛腕の不動4人組。
彼らのライブを見るのは2度目だけど、個人的にもずっと楽しみにしていました。
(今年2月12日の同じくホットタイム以来。
パープルブリンガーとの対バンで)
それ以外でもここのメンバー達とはコンスタントに対バンが実現しているから感無量の極致だ。

まずは彼らがリスペクトしてやまない「怒髪天」のことなどを・・・・
北海道が生んだ伝説の強烈なるバンド
全員が道産子でもある
紆余曲折を経ても尚現在も超絶に個性的なバリバリ・サウンドを常に轟かせ多方面にてアグレッシブに活動中
マニアックな存在として遅咲きながらも日本武道館公演を大成功させた
オリジナル・メンバーでもあるベーシストを最近アルコール問題を理由に解雇したのは記憶に新しい
いずれにせよ業界内においても多方面からリスペクトされる存在
ニュー怒髪天の動向にも益々要注目だ

このバンド薄野浮浪雲もそんなバンドの一つ・・・・噂は一気に拡散して、方々でその筋のウルサガタを唸らせてもいるよ。

さあ、さっそく元気漲るパワー全開なメンバーの紹介といきましょうか。
と言っても、古くからの知り合いなんだけどね・・・・((´∀`*))。
全員がラフな黒系で統一している姿も潔し

全身ワイルドな衣装で潔く決めたボーカルは毎度おなじみのハガー
オールバックヘアでいつもビシッと決めてます
この辺も益子&大友ご両人にならっての事かな?!
お約束でライブの後半は汗まみれになるためアロハシャツを思いっきり脱ぎ捨てて上半身は黒のタンクトップに変身
STAアッキーとは古くからのバンドメイトでもある
その野獣の如きステージングに反してオフでは至って紳士的
全てに於いて礼儀正しく笑顔満載
その見事なまでのギャップがこれまた彼ならではの魅力
STAのアッキー曰く「オンとオフでキャラ変する、一粒で2度美味しい芳賀君」((´∀`))とのこと!
他にもハウンドドッグのカバーで「キャッツ&ドッグス」でもブイブイ言わせています
こちらもゴールド・ストーンやジッピーホールで観戦させていただきましたよ
今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

ギター&コーラス・・・シンシン
愛器のフェンダー・ストラトキャスターを携えての登場
3トーン・サンバーストのボディカラー
メイプル指板
ストラップも布製フェンダーの黒を装着
実を申しますとマサと彼はそうとうに付き合いが長いのだ
STA初期の頃からよく対バンを組んでいたもんね(夕張にも来てくれた)
その当時のバンドとは既に疎遠ではありますが・・・・
それ以降フェイスブックでの繋がりを経てここ最近ホットタイムを拠点に再び対バンで会うようになってきた
彼は初対面の頃から全然変わっていない
ルックスも体型も髪型もプレイスタイルも。
つまりはいつまでも若々しいのだ
ロックンローラーを地でいってるナイスガイ
ずっと熱く暴れまわってくれい
怒髪天のことを語ると更に雄弁になり、ベース解雇事件はショックだったらしくすばらく尾を引いているらしい・・・・
熱狂的なファンだけに可哀そうだなあ
ちなみにマサは益子直純くんに似ている、と言われたものさ
シンシンはベースもこなすマルチプレイヤー
アームレストもTシャツも黒
胸には「DOHATSUTEN  POTATO BOY」のプリント入り

ベース&コーラス・・・がっしりとした体格えを誇示する剛腕のコウ
見るからにベーシスト然とした風格をも兼ね備えてもいる
同じくフェンダーのプレシジョンを使用
サンバースト・ボディ・カラー
メイプル指板仕様
彼とマサとも長年色々なイベントでご一緒しているなあ
そのたびにコウくんはバンドが違うような気がするけれども・・・・(-_-;)
黒い長袖シャツに情熱的な赤いシャツとペンダントがチャーム・ポイント

そしてドラマーは・・・タッカー
胸にはハワイ・ホノルルのプリント文字入り黒Tシャツを装着

特筆すべき点としましてはステージの前後左右いたるところに怒髪天のツアー用オリジナルグッズでもあるタオルや、薄野浮浪雲タオルが飾られているところ
フロント・センターのモニターやうず高く積み上げられたギターアンプ横など・・・・
(写真を参照のこと)
芸が細かいね
どうです、この辺一つをとってみても彼らの怒髪天愛が滲みでていることが如実に伺えるでしょう
中途半端なことが嫌いな彼等らしい徹頭徹尾入魂の打ち込み具合が感動的ですらある

珍しくも彼等から愛が溢れるメッセージが届きました
「カッコよくもないし、若くもない、オシャレな音楽には程遠いバンドだけど、それでもこんなのが好きなんです。
轟け、俺らのR&E!!
皆さん、末永くよろしくお願いします(^^♪」

因みにステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
でももう10分ほど遅れてるし・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきてますか。
準備万端整いましたよ。

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「薄野浮浪雲」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!

ハガくんがステージ上でマイクを手に盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

「酒燃料驀進曲」から威勢よく開始
2001年9月リリースのミニ・アルバム「マン・イズ・ヘヴィ」の1曲目に収録
インディーズ時代の作品
これ初めて聞く曲だなあ
でも全くブレてなどいないし
タイトルのイメージからしてコミカルなテイスト・・・??!!
と思いきやそうは問屋が卸さなかった。
ヘヴィーこの上なき快感にまみれた
でもやっぱり酒が飲みたくなるドストライクなチューン(私は下戸だけど・・・・)
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
エナジー一杯に貴重なロックショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃に心酔する始末。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めた「俺」連発の咆哮が熱烈にほとばしる
ドライブするギターが文句なしにカッコイイ
ザクザクと切り刻むカッティングも痺れるねえ
グイグイとメガトン級のグルーブが押し寄せてくる
メンバー全員が絶え間なくアクションを繰り広げる
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
そのフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどに阿吽の呼吸の流れがお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
アレンジワークも素晴らしい
何から何までもがとってもハイクオリティこの上ない
まずはご挨拶替わりといったところ

矢継ぎ早にお約束の定番をメドレーで
すこぶる爆音炸裂なドラムによるイントロから究極のラブソング「セイノワ」が繰り出された
2016年1月13日リリースのシングル
「清の和」もしくは「SAY NO TO THE WORLD」「SAY NO WAR」などのメッセージが込められている
・・・・したたかで渋いなあ・・・・
怒髪天にしては珍しいタイプの楽曲
ストレートすぎるハードで豪快無比なる波状攻撃がほとばしる。
そこに絡みつくようなリズム・セクション相棒のベースが、怪しげなメロディを刻み続ける。
それと共にアクセントとして、コブシをベース・ボディに連発で叩きつける。
ありとあらゆるテクニックを最大限の武器としたパフォーマンスが火を噴き続ける。
それに負けじと追い打ちをかけるがごとく、鋭いミュート・バッングを注入するシンシン。
一聴しただけで往年のサイケデリックなナンバーと判断した。
おいおい、この間見た薄野浮浪雲よりも数段ギアが上がっていないかい!?
さすが、百洗練磨の猛者集団だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい。
カリスマ軍団にこちらサイドは、すでにお手上げ状態さ。
強引なまでの采配に、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時にはすでに手遅れ。
誰もが一瞬で金縛り状態。
ガツンと彼らの術中にはまるという算段だ。
何という空恐ろしくも心憎い野郎ども。

「ありがとうございます
はじめまして
毎度おなじみの方々もいますが((´∀`))
とにかく今日は装飾としてタオルを用意してみました
これね・・・怒髪天のカバーをやっています
ロックンロールではなくR&Bでもない・・・・
R&Eです
ロックと演歌の融合(世良公則とツイストもキャッチコピーはこれそのものだった)
新鮮な響きでしょうよ
と言っても知名度が低すぎるのが目下の悩みではありますが・・・・
だから一生懸命にコピーした曲を披露しても誰も何をやっているのか理解してもらえない・・・。
それでは3曲にいくぜい
不適切な愚か者がギンギラギンにならないうちに・・・
ムッチで~~す((´∀`))
・・・・そのともしびをてがかりに・・」
2012年4月18日リリースのアルバム「TABBEY ROAD」の8曲目に収録
ストロング・ヴォイスからはじまる中年男たちに捧げる円熟のアンセム
それまでの迫力満点に渦巻く場面から一転して厳かなる粋な曲調へ雪崩れ込む
ナチュラルトーンのギターによるいぶし銀のストロークがイントロ
ロマンティックなミディアム・バラード
このバンドの一筋縄ではいかないところがここでも発揮
どうしても甘ったるいだけの曲調には発展していかない
どこかしらに儚げな余韻を漂わせる旋律がおのずと琴線を震わせてくる
一切のぜい肉を排しコンパクトにまとめ上げられたエモーショナルな展開は大成功
咽び泣くチョーキングをふんだんに盛り込んだ渾身のフレーズ。
隠し味としてのリムショットが、実をいうと、大きな肝なのだ。
極控えめな演出を図るバンドの面々も懇切丁寧に仕上げ不敵な厚みを増してきているねえ。
鋼の涙腺も、徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
幻想的なストーリーと共に、ドンドンとヒートアップ。
その表現力と歌唱力で、新たに虜になったオーディエンスも多いのでは。
言葉の一言一言がグサグサと突き刺さってくる
王道路線のハード系はもちろんのこと、メロディアスなヘヴィーネス系など何でも己のモノとして消化吸収し、巧みに取り込む、圧倒的な柔軟性とチームワークに脱帽
ガっとやや腰を落とし気味に、濃厚なる音像を紡ぎだすシーンを見つめていると遥か彼方へとトリップしそう。

「オーケー、サンキュー!
今日はあんまり持ち時間がないんだけど、ちょっと休ませて((´∀`))」
とここでドリンクを飲み干しながらもガッチリとした肉体美を誇示

「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー」
同名のアルバム1曲目に収録
2021年8月23日リリース
ユニークなタイトルじゃあないかい
この曲をこれ以上ないというくらいに音で表現している
なるほどなあ、この手があったかあ、と目から鱗状態
昭和テイストを堂々と豪語する潔さに拍手喝采で乾杯
ダサさと紙一重の荒業
根強いコアなファン達が増殖していくのがわかるような気がしてきたなあ
間髪入れずに一転してダンサンブルなビートが轟き渡る。
ドラムフィルに先導されて印象的なこだわりのベースラインが、ダイナミックにウネリまくる。
追随するギターのコードも超絶。
左右に陣取る弦楽器コンビネーションが、阿吽の呼吸で見事。
狙いは的中でご機嫌だ。
スモークがモクモクとステージ全体へ漂いはじめて盛り上がる。
こいつは効果覿面ですこぶるエキサイティングだね。
ムード溢れるこの異空間に酔いしれてみるにというのも乙なものさ。
いっそのこと全身でドップリと体感してみてくださいな。
煽りまくるようにコウちゃんのキャッチーなベースラインが、ブリブリとセクシーなフレーズを描く。
硬軟織り交ぜた抑揚の付け方が絶品
男女のダンサーがもはや居ても立ってもいられないとばかり、ステージ前方に飛び出して踊り狂っているではないか。
ハガくんは札幌シンガー界隈の注目株。
その強靭な雄叫びの様は痛快すぎるほど。
右手に握りしめられたマイクさばきや、一挙手一投足に目が釘付け。
嵐のようなコール&レスポンスをダメ押しで叩きつけてくる
大友康平ばりのシャープな動きが自然でダイナミック。
ニヒルな眼差しで拳を握りしめて、腰を揺らす挑発的な動きも、ナイスなセンスを伺わせる。
まるでマイクと一体化したような、シンガー然とした振る舞いが鮮やか。
そして歌詞が説得力満点なエンターテイナー。
エンディングではギターによるアルペジオが唸りをあげる

「イエー!!
さあ、みんな、まだまだ休ませないぞ!
油断大敵だ!!((´∀`))
・・・・オトナノススメ」
2009年11月4日リリースのミニ・アルバム「オトナマイト・ダンディー」に収録
怒髪天史上最高の一大パーティー・ソング
一度聴いたら永遠に忘れられないような自信作とのことで猛アピール
巧みなるドラムの連打にのって全員で両腕を頭上高くに掲げて左右に振りかざす
もうねえ、ジッとなんかしてられねえよ
体がムズムズと疼きまくってしまう
瞬間で振り付けを覚えちゃったわい((´∀`))
会場全体が一体化の様相を呈している
凄まじい光景だ
絵になるねえ
「それっ!最強!!青春続行!!!」
頭でっかちで下手な能書きばかりたれている奴らなんて思いっきりケリでも食らわせてやるぜ
世知辛い世の中の憂さもこれでぶっ飛んじゃったね
疲れたあ・・・・腕がもう上がらない・・・なんて絶対に言わせない、許されないのだ((´∀`))
暴走寸前に危険極まりない、随一のビースト集団。
アップテンポなリズムを主軸に置いて、猛り狂うトリッキーなベース・ランニング。
チャイナ&スプラッシュシンバルをど派手に駆使した、痺れるようなフィルイン。
華麗なる乱れ打ち。
右手を観客席へと突き出して、訴えかけるハガくん。
どいつもこいつも凄まじすぎる。
オリジナリティが、そこかしこに光り輝いているではないか。
羨ましくなるほどのサプライズなバリエーションも豊富。
ノイジーなギターリックを流しつつも、シンシンが舞い踊るように最前列のセンターへ飛び出してきた。
その、スマートな様はファン曰く「イングヴェイ・マルムスティーンのようだ!」と絶賛していた。
入れ替わり立ち代わりのフィンガリングは目で追うのがやっとさ。
火花飛び散らせての猛攻は、まだおさまらないようだ。
満を持しての神々しきイデタチ。
恒例でもある超絶技巧派の誉れ高き連続妙技。
最初から最後まで半端ないほどに圧倒されっ放し。
瞬き厳禁。
これぞまさしく「ザッツ・エンターティメント」の極致
延々とアドレナリンの噴出が止まらない
脳天のヒューズはとっくにスパーク
レッドゾーンも振り切れて、アクセルべた踏みでエンジンはフルスロットル
はっちゃきに和気藹々と明るく和むひと時を一緒におくろうじゃあねえかい

「メンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのゆるゆるアピール。
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。
鉄壁を誇るチームワークの賜物
(売れっ子の人気者連中でもあるのだ)
(タオルで汗を拭きつつ・・・)
残りはあと1曲。
もう一発いくぞ~~~・・・・!
・・・・歩き続ける限り!!」
こちらも2012年リリースのアルバム「TABBEY ROAD」の3曲目に収録
疾走感漲るカッコよさに益々希望の栄養を注入してもらったさ
伸びやかにグラインドしながらもヘッドバンキングを繰り広げる
イモ洗い状態でグシャグシャ…手の施しようもないね
リリックな歌詞と外しの加減、だみ声でがなりつけるドライでウエットな塩梅のさじ加減が好きです
お祭りバンドの真骨頂
ストレートマイクスタンドに持ち替えても、余力を振り絞った、渾身の高音シャウトは全くの衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブなる絶唱はパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスターの、エッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
タッカーくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
コウちゃんは、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
照明もド派手に点滅を繰り返す。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに王道のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
笑止千万のご用心と告げておこう。
起承転結の盛大なるセットリストも絶妙。
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。
無事にフィニッシュ。
硬軟取り混ぜた巧妙なるロックショーに、誰もがやられたね。

「WOW!!
ありがとうございました。
薄野浮浪雲でした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
クールガイの4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、ベテラン勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもファンキーなクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****