THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

derek&the dominos/in concert(CD)

2018-11-11 22:55:19 | free form space

デレク&ドミノス
ライブ アット ザ フィルモア

エリッククラプトンのキャリア中、本人も認めるギター人生最高の時期のライブ。バックも伝説のメンバー達がガッチリとクラプトンをサポート。
すでに「イン コンサート」が発売されていたけど、こちらは更に未発表テイクを5曲追加のデジタルリマスター。
1970年10月、ニューヨークはフィルモアイーストからのライブをセレクト。
ついこの間、テレビで「レイラ」のドキュメンタリー番組が再放送されていたけど、ナイスなタイミング。
このライブを聴くのにも大変参考になりました!
クラプトンはスタジオアルバム同様にデュアンオールマンのバンド参加を熱望したけど、もちろんデュアンはオールマンに力を注ぎ、直後にバイク事故で亡くなってしまいましたね…。
ここにデュアンの音はないけど、全く遜色のない素晴らしい楽曲群がビッシリと収録されています。
この時期のクラプトンはアルコールやらなんやらで深刻な状態だったのに、イキイキとしたギタープレイをこれでもかあ!というほどに披露。
ボーカルを担当し始めたばかりの頃故にまだまだこなれてはいないけど、程よくハスキーな味わい深い声で頑張っています。
そしてバックのメンバー達は全員が渋いの極地!
ジムゴードンのドラムソロは決して派手なことをひけらかしているわけではないけど、思わず唸ってしまうような熟練のグルーヴ目白押し。
なんたってカールレイドルの手数を押さえた少ない音に込められた説得力あるベースラインは鳥肌もの。
時代が時代だけに1曲が長い!10分超えてもルーズにダレる事なんかなく、クラプトンのギターがどこまでもむせび泣く。同じソロも出てこないし、クライベイビーを操作するパートも聴かせどころ。
残念ながら「レイラ」は収録されていないけど盟友ジミヘンの「リトルウィング」は最大の山場に登場。
ラストはぐっとテンポを押さえてよりブルージーな「クロスロード」でトドメだあ!
1994年発売。13曲入り。
これを聞いたら、4人組みのバンドで延々とブルースロックをドップリやりたくなりますよ!(^^)
クラプトンがレイドバックして奇跡の復活劇を果たすのはこの数年後。

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