THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,204 FRIENDS LIVE81 IN LUA RELVA1(BREZZA編)

2023-09-14 19:21:31 | Live Set List
はい!
さてさて、いよいよ、熱きライブレポートの始まりだ!
各バンド達もメラメラと燃えまくっているよん。

あ、まずはその前に素晴らしいステージ設置の機材類を紹介したいと思います。

下手に置かれたベースアンプ。
ヘッドはベリンガー。
これ、本来のモノが故障中のために急遽入れ替えたものだそうです。
スピーカーはマニア垂涎の一品AGUILAR(アギュラーと読む。怪獣の名前みたいでものすごい音が出そう((´∀`*))。ちなみに私はこのメーカー、初めて知りました‥‥(-_-;)

ギターアンプは定番の
ローランドJC-120
マーシャル。

ドラムセットもこれまた驚愕だ。
さすがオーナーがドラマーだけあって、拘り具合が超半端ない。
事細かなパーツに至るまで妥協なきプレイヤー魂が凝縮されているのだ!!
SONOR
シェルは目にも鮮やかなセンス良きシルバーをセレクション!。

13:00会場!

会場の轟き渡るジャジーで軽快なBGMは、マサもお気に入りの「ジョー・ジャクソン」のナンバー。
ミツもこれにはご機嫌さ。


受付嬢は出演者でもあるミキミキちゃんが担当。
そしてステージには巨大なる黒い暗幕あり。
それの開閉と、ドラムセッティング担当をミキミキチャンと同じバンドのリーダー&ドラマー、セッキーが担当。
皆が強力してこのイベントを盛り立てている。

13:30
まずはこの盛大なるイベント仕掛人でもあるヒコちゃんが上手よりご挨拶。
例によって饒舌なる(!?)トークで場を和ます。
もう十分に会場内の空気は和気藹々さ。((´∀`*))
「どうも、こんにちは!
今日はお足元の悪い中、東雁来ルアレルヴァヘようこそいらっしゃいました!
ナカヤマオーナーは私とバンド仲間兼、ラジコン飛行機の仲間でもあります。
その彼から、ここを何とかしてくれ、と言われて今日初めて企画を立ち上げてみました。
料金や飲食、期間設定など、試行錯誤の繰り返しで、皆が楽しめるよう頑張ってみました。
どうです、広い吹き抜けで素晴らしい会場でしょう!
交通の便など色々とありますが、最後まで盛り上げていただけたら幸いです。
ご協力のほどを。
ちょっと説明させてください。
2階にトイレはありません。
控室はA&B。
Cは女性用の更衣室になります。
次に出演するバンドは上手の楽屋にて待機してください。
各バンドの楽器類は会場内のサイドに置けます。
尚、エレヴェーターはありませんので、階段をご利用ください。
そして、これは一番重要な話で・・・バンドのノルマは速やかに支払ってください。
最近は覚えることよりも、忘れることの方が多いんです((´∀`*))・・・・。
今日の司会シオリちゃん、よろしく!」

そして、チャーミングなレディに司会のバトンを渡す。


1,13:30~14:00

さあ、最初に登場するバンドは、STAと何度も対バンを組んだ仲間たちだ。

思いっきりワイルドで行こう!!

地元の札幌から参加でBREZZA。

「ブレッツア」と読みます。

さてさて、今となっては伝説と化したZARDのコピーバンドは今回8人組みです。

なかなかの大所帯。
STAよりはやや少ないけどね。

リーダーのマヤマくん、やりくり上手。

猛然と手腕を発揮している。
長年にわたって築きあげてきた人脈をフルに活用。

先月の27日(日)「小樽・北運河サウンドエナジー」以来の対バン。
何度も色々なイベントでお互いに参加しているよねえ。(7月の浅草橋オールディズナイトでも一緒だった!)

ブレッツアは今までにも、STA企画「リブレーション」で白石ピグスティ、ススキノ・アートスペースホール、また小樽・浅草橋「オールディズ・ナイト」北運河「サウンドエナジー」はたまた3年前の11月にもマリンホールにてご一緒しているから、私がこのバンドを観るのは今回で11回目だ。

もはやSTAとは濃厚なる繋がりを持つ常連組。

去年までのライブとは、また一味違った魅力全開のミサトちゃん&トモちゃんもキュートでセクシーに迫る歌声を届けてくれましたよ。
皆のアイドル・コンビ。

ちなみに数年前の9月小樽屋外ライブでトモちゃんが初チャレンジしたサックスと鉄琴。
マサはそれが強烈な印象に残っていたので「今回も披露するの?」と楽屋で聞いたら「それは秘密です!・・・・」ときっぱり、ちょっとはにかみながら言いました。(結局は封印してしまったらしい・・・・(´;ω;`)

残念ながら時間の制約があるもんね。

というわけで、贅沢にも歌姫2人を擁するバンド。
常に見ごたえ、聞きごたえバッチリだね。

今回も大会場、しかもオープニングという重圧を、見事にはねのけ勤め上げてくれました。
すっかりとパフォーマンスにも慣れっこになったご様子。
最近じゃあ、貫禄さえ滲み出ているもんなあ。
アドリブや遊び心まで交えている。
トークにもお茶目な面が加味されてきたし。

出演前、会場ですれ違ったミサトちゃんは「緊張してきました・・・」と不安気ではありましたが、トモちゃんと共に常にはじける笑顔を絶やすことなく歌い切ってくれました。

この日の出演バンド中、なんと女性シンガーまたはコーラス、プレイヤーが数多く在籍しているんですよね。
後で気づいたんだけど、これはとってもいいことだ。
(10バンド中、9バンドに女性メンバーが加入している)

もっともっと女性がスポットライトを浴びる音楽シーンになってもらいたいものだ。
バンドの活性化にも繋がるしね。

男どもも、うかうかしてはいられないよん。

さてさて編成はといえば・・・・・
ヴォーカルにはラフに白黒の衣装を着こなした麗しのミサト嬢。(黒いシューズ)
相変わらず若々しくって元気そうで素敵だね。

サラサラの茶色いロングヘアーと眼鏡姿が可憐なトモちゃんはコーラス担当。
白の花柄shirtとジーンズスカートを着用。
いつも腰にはIPHONEをぶら下げているところが1ポイント。
お洒落なアクセサリーも楽しみの一つさ。
シェイプアップしてナイスバディに!
ドキドキしちゃうほどだ。

サイドギターは白マスク姿の神氏(ナチュラル・ボディカラーのトーカイアコギと、赤ボディのポール・リード・スミス・エレキギターをプレイ。
ローズ指板。
黒シャツ、黒パンツ、眼鏡と譜面台は必須アイテムだ)。

今回、スライドギターの名手サカエ君は残念ながら欠場。
でも大丈夫ですよ。
心強きヘルプがいるではないですか!
この日の主催者でさっきまで開演の挨拶をしていたヒコちゃんが早速ギタリストに変身して陣取っているではないか!!
愛器のポール・リード・スミスを使用。
青のボディカラー。
ローズ指板。
2ハムバッキングマイクをマウント。
いつものキャップと眼鏡を装着。
颯爽とスタンバイ。
まるで今までずっとこのバンドでブイブイと弾きまくっていたような佇まいを誇っているではないか。
大したものだ。

キーボード(KORG N5)を駆使する伊藤氏、何とライブによってはリードギタリストに変身することもあるのですよ。
茶色いサングラスと黒いシャツ黒ジャケットに黒パンツ、黒スニーカーと徹底的に男気溢れるブラック仕様。
なるほど、マルチプレイヤーが数人所属しているのもこのバンドの強み。

パワフルなドラマーは、超人気者の売れっ子タモくん。
眼鏡と横縞のTshirt姿。

な、な、何とテナー・サックス奏者が加入しているではないか!!??
ビッグ・サプライズだ!
いぶし銀のテクニシャン、藤井さん。
これでサウンド・バリエーションが益々、増幅されるね。
粋な采配だ。

そして眼鏡装着のべースは重鎮シンジくんだあ(ブルーボディにメイプル指板のお馴染みベルモア。
ウォッシュバーン系列のメーカーを使用。
よほどのお気に入りなんだね。
PUはダンカン3をマウント。
メイプル指板。
フェンダーの布製黒いストラップを使用。
ヘッドへ装着しているクリップチューナーにはドッグタグをぶら下げている。
バンマスは、黙々と渋くフィンガー・ピッキングでいぶし銀のプレイをするのです。)
黒shirtとジーンズがダンディだ。

シンジ君とマサとは1年を軽く超えるほどの音楽仲間。

彼は、あの泣く子も黙る札幌のチューリップ・コピーバンド「TAKE OFF」を長年率いるリーダーでもあるのです。

思い起こせば、練習スタジオが初対面でしたねえ。

ちょうどSTAと結成時が同じ。

もう彼とは、数え切れないほどにタイバンしました。
札幌を手はじめに小樽、夕張、岩見沢、江別から他の地方にまで・・・・。
テイク・オフはSTAの「リブレーション」にも出演してくれましたよ。
そうやってお互いに刺激を与え合って励ましあい、紆余曲折を経て今日までずっと切磋琢磨してきたわけであります。

だから酸いも甘いも噛み分けた同士でもあるわけです。

そんな彼が新たに結成したのがブレッツァ。

まだライブは10数回だそうです。

そんな風に全く感じられないほど、最近は波に乗っているけどね。
地方遠征も積極的に行っている。
鉄壁のチームワークを誇っていて羨ましい限り。
見習いたいものだ。
今度、コツを教えてよ。

一昨年1月のライブでも対バンを予定していたのに、憎きコロナのせいでライブは泣く泣く断念したのでした。
だから今年はお互いに心機一転仕切り直しだ。
そうそう、シンジ君は時によっては3つのバンドでベーシストをつとめあげることもあるんだよ。
さすがのワーカホリックぶりにビックリした。
それはブレッツア、そしてテイクオフ、ボウイのカバーバンドだ。
あ!?もう一つ最近はエレキダ君率いるダウン・タウン・・ブギウギ・バンドのカバーバンドにも加入したらしいよ。

ちなみにミサトちゃんも最近は、先のボウイのコピーバンド、BOΦWGのシンガー「氷室美里」で気を吐いています。
正直に言わせてもらおう!
ブレッツアとは、ちょっとご無沙汰気味で、ここのところBOΦWGの印象が強烈なんだよ。
それは、マヤマくん、ミサトちゃん、タモくんの3人が共に在籍しているからだね。
だから激しいビートからJーPOPに戻った彼らを見ていると不思議と癒されたものだ。
と油断大敵!
まだまだ今年後半の活躍にも乞うご期待!!
また違った魅力が全開するはずだ。
まあ、なにはともあれ、色々な面で俄然注目だね。

オフステージで会ったミサトちゃん&トモちゃん、オフステージでもすこぶるリラックスしたチャーミングさを披露。

ブレッツアに限らず、どのバンドもコロナで休止状態だったライブに向けて、セットリストには力が入りつつも相当に苦労したようです。

セッティング中、リラックスしていたフロントのメンバー達はマサのリクエストで写真撮影に応じてくれました。

サウンドチェックでは決定打の「負けないで」を惜しげもなく披露。
早速、やんやの喝采を浴びる。

バンドから心温まるメッセージが届いています

「今年で結成5年目を迎えます。
コロナ禍がかなり和らいできましたので、これから再び積極的に活動していきたいと思います。
皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!」とのこと。

はい!
さてさて、準備万端整ったご様子。
司会進行役のレディが上手下方より盛大にアナウンス。
私も何度か対バン経験のあるノース・ウィンドという杏里のコピーバンドのリード・シンガー、シーちゃんだ。
「ヒコさんのようにはアドリブしゃべれませんが、どうぞよろしくお願いいたします!」
爽やか且つ一生懸命にバンド紹介を務めていたよ。
「はい、皆さま、大変長らくお待たせしました。
BREZZAです!!」

それでは良質の楽曲群を、せっかくだから以前の濃厚なるライブレポートも織り交ぜつつ、これからできうる限り詳細に解説していきたいと思います。
だってこのバンドはライブの度にほとんどの楽曲を入れ替えちゃうんだよ。
今回だって、前回とはあまりダブりがないしなあ・・・・(-_-;)
だからこそ一切のダレる箇所は皆無。
瞬き厳禁!

「今日は、わざわざお越しいただきまして,ありがとうございます。
最初の曲は人気曲・・・・
揺れる想いです!」
1993年7月10日リリースの同名4THアルバムに収録。
同年5月19日発売。
8作目のシングル。
オリコン週間チャートでは2週連続1位を記録。
2度目のミリオンセラーを達成した。
グッといぶし銀の光沢を放つ珠玉の金字塔を、序盤から惜しげもなく披露だ。
王道路線ともいえるときめきラブソング。
決して外せないポジション。
タモくんのスティック・カウントから、神氏のアコースティック・ギターによる、爽やかなコード・ストロークではじまるキャッチーなポップナンバー。
この辺の流れは定番ですね。
絶妙なるギターによる美しいアルペジオが響き渡る。
すかさずヒコちゃんが両手を高々と掲げて猛アピール。
キーボードの音色が追い打ちをかけるがのごとく、全体を覆うようにドラマティックな展開へと誘う。
ここいら辺に達したら、最早グッと腰を据えて聴き込むというのも贅沢な一興だ。
ヒコちゃんのギターソロが、泣きのフレーズで思い切りタメを効かせて効果覿面だ。
トレードマークともいえる、伸びやかなるサスティーン・ギターが唸りをあげて更なる抑揚を演出。
それにしても、織田哲郎さんは生粋のメロディ・メーカーですね(作詞は坂井泉水さん)。
個人的にもツボにはまっています。
ストレートに訴えかけてくるメッセージがほろ苦く伝わってくる。
メンバー達はワイルドさを基調とした、比較的シックなファッションで各自さりげなく自己主張。
ドレッシーなミサト譲とトモちゃんは、お揃いでバッチリと決めています。
フロント中央に位置するディーヴァ2人を引き立てる男性陣によるバンド体制が、すこぶる安定感あってメリハリもあります。
これならばミサト嬢もトモちゃんも安心して、心おきなく歌に専念できるというもの。
神くん、アコギと真っ赤なエレキギターを素早くチェンジしながらアレンジ面においても本領発揮。
追い打ちをかけるがごとく、エンディングでも再びヒコちゃんのピッキングが弾きされて見事にフィニッシュ。
意外にもこの時のクールな表情がダンディだったよん。
メンバー達もそろそろ肩の力が抜けてきてリラックス・モードに入ってきた。

「ありがとうございます。
改めまして・・・・ザードのコピーバンド、BREZZAです。」
間髪入れずにスティック・カウントを打ち鳴らしてアコースティックギターのコード・ストロークによるイントロ開始。
「マイフレンド」
1996年1月8日発売の17枚目シングル。
オリコンチャートで1位を記録した1996年7月8日リリースの7THアルバム「TODAY IS ANOTHER DAY」1曲目に収録。
オリコン週間チャートでは見事に1位を記録した。
何故だか明るく響く失恋ソング。
アップテンポなピアノによるイントロがはじまった途端、既にブレッツア・ワールドに引き込まれている自分に気付いた。
ザードにはこのようなモンスタークラス傑作が数多く存在しますが、この曲もその中の一つ。
刺激というスパイスが、切なくも淡い青春時代を呼び覚ます。
だからなのか、いつもにも増して、ミサト嬢の初々しきステージングが好感度高し。
胸キュンの度合いも自ずと増してくるよ・・・・。
ちょっと声質が、坂井泉水嬢と森高千里をブレンドしたように聞こえるのも貴重な発見。
一聴しただけで誰もが彼女の虜だ。
コーラスガールのトモちゃんとの息もぴったり。
淡々と刻み込まれるリズムも絶妙のコンビネーションで、阿吽の呼吸だね。
色合いの微妙に異なる2人のハーモニーなんだけど、ほどよいブレンド具合が鉄壁だ。
とにもかくにも、これを2曲目にもってくる大胆不敵な構成には脱帽。
グッと成長した自信の表れか?
装飾音を施しつつも、黙々とミディアムテンポで進行する、ちょっと大人っぽい異色の落ち着いたアレンジ。
激しいアンサンブルが奏でるオブリガードが心地よい。
ブレイク後、ここぞとばかりに弾き込まれるヒコちゃん入魂のエモーショナルなギターソロが更なる高揚感を煽ってくる。
打ち合わせの段階で、練りに練り上げられた結果なのでしょう。
もうこの辺りで、掴みはオーケー。
ポップテイスト溢れる彩もバッチリだよ。

「次は・・・・あの微笑みを忘れないで」
去年の8月、北運河サウンド・エナジーで初のお披露目となったチューン。
1992年9月2日リリースの3rdアルバム「ホールド・ミー(オリコン週間チャートでは2位)」4曲目に収録。
タイミングを見計らっての、軽快なるステック・カウントから。
いきなりツインリードヴォーカルが導入部分を飾る巧みな構成。
一生懸命、誠心誠意、心を込めての熱唱に次ぐ熱唱。
そこに優しく包み込むかのようなkeyboardサウンドが憎いほどさ。
一気にヘヴィーなグルーヴで追随。
何故だかじっくり聞き入ってると、切なくなってきて涙腺が緩んできそうだ。
本当に誰からも永遠に愛される光り輝くほどの名曲が目白押し。
盛大なる手拍子が最初から最後まで絶え間なくも鳴り止まない。
個人的には腰を振りながら両手を左右に揺らして歌うトモちゃんのコケティッシュな振る舞いにキュンときます・・・内緒だぞ!(;^_^A
中間部でのドラマティックな導入部分には目を見張るものがあります。
すこぶる勉強になるなあ・・・・。
エンディングにおけるヒコちゃんのギター・ソロも、心なしか叙情的に訴えかけてくる。
次々と繰り出される、情け容赦なきフィンガリングの絡みは絶好調。
表情豊かなるピッチで豪快に畳みかけるね。
甘くむせび泣く旋律で極上の感動を与えてくれる。
観客が、ネオン・スティックをリズムに合わせて左右に振っているよ。
後方から見ていても綺麗な光景だ。


「ありがとうございました。
(トモちゃんが写真撮影に興じている)
ここからの2曲は、テナーサックス奏者の藤井さんなしではありえないのですよ。
それでは、楽しんでいきましょうよ!((´∀`*))
・・・・・グッドバイ・マイ・ロンリネス!!(1作目のシングル。オリコンチャートでは9位を記録)」
1991年2月10日リリース。
1枚目の同名オリジナルアルバム「GOOD-BYE MY LONELINESS」1曲目に収録。
遥か天国の坂井泉水さんにも、ミサト嬢の歌声は間違いなく心地よく届いていることでしょう。
美しいアルペジオによる調べに乗せて、重厚なるボーカルから入るナンバー。
追随する女性陣のハーモニーによる才能は、お見事の一語に尽きます。
それは万雷の拍手が全てを証明しているよ。
力強い極上のメロディ・チューンでは、堂々たるパフォーマンスを繰り広げています。
あまり大きな声では言えないけれども、これは何から何まで、あの伝説のポリスが生んだ傑作「見つめていたい」だね。
ベースラインなんて、そのまんま((´∀`*))
まあ、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、浜田省吾「悲しみは雪のように」もクリソツだけど・・・。
それはともかくも、ブレッツアは、着実にライブ経験を積んできたからなのか、この頃はとてもリラックスしているように見えるよ。
肩の力もほどよく抜けてノリノリで出色の完成度を誇っています。
揺れ動く切ない女ごころをエモーショナルに表現する、はじけたナンバー。
緻密に組み立てられた無駄のないパーフェクトな楽曲。
ザードの細部を十分に知り尽くしリスペクトしていないと、とてもじゃあないけれどもこのような選曲はできないよね。
この辺のパートに対するコダワリ感覚が、音色の随所にも反映されています。
グルービーで琴線を震わされっぱなし。
心の奥底から振り絞るような荘厳なる音絵巻にはゾクゾクしてきちゃうなあ。
緻密で、やや控えめなるバックビートにのせて頑張っています。
更に厚みを増していく音壁の底辺を、ドラムアクセントのタイトでストレートなリズム刻みが正確無比なところも感心しきり。
縦横無尽に華麗で印象的なギター・ソロが「ギュウイーン!!」と歌メロの間を駆け巡る。
ヒコちゃん、伝家の宝刀ともいえるワウペダル奏法が鮮やかに飛び出した。
ここぞというエンディング場面で、藤井さんのサックスが咽び泣くように吹き込まれた。
ジャジーなテイストが加味されて、効果覿面さ。

早くも数人のオーディエンス達は我慢ができずに椅子から立ち上がって客席の通路でノリノリに踊りまくり。
マサが勢いよく最前列で写真撮影をしていたら、メンバーたちが快く反応してくれてポージング。

「ありがとうございます。
次の曲は・・・」
常にMCはミサト嬢が兼任。
「とても綺麗な曲です。
・・・・あなたを感じていたい・・・・」
スティック4カウントがけたたましく鳴り響く。
1995年3月10日リリースの6枚目のオリジナルアルバム「フォーエヴァー・ユー」5曲目に収録。
13作目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を獲得。
色香漂う、聡明な母性を感じさせるストーリーが秀逸だ。
壮大な王道のBREZZAワールド。
流麗なるキーボードが先導しながら、ツインギターのダウン刻みが持ち味をフル稼働です。
アコとエレキの淡々とした透明感のあるアンサンブルが絶品。
それでいて決してでしゃばり過ぎず、程好く溶け込んでいるところが癒される。
ヒーリング効果が自然と湧いてくる。
はじけた歌姫達による絶妙のハーモニー・コラボレ―ションはすでにアートの領域に達した感あり。
爽やかながらも情感溢れる覚えやすい儚げな歌声が絡んで一気に突っ走る。
真骨頂だね・・・・う~~~む・・・不覚にもグッときちゃうなあ・・・・。
美味しいところは独り占めの状態。
ちょっと寂しい気分が見え隠れする情景のイメージで新境地開拓。
ありとあらゆる角度から貪欲なまでに検証しつつも、ライブでの盛り上げの可能性を求め続けるのだ。
オリジナル音源では打ち込みのところを、繊細なハイハットによるバッキングで表現しているところが実は肝。
大人っぽさが垣間見れる、比較的ソフトなミディアム・バラード路線。
流麗なオーケストレーション・パートに雪崩れ込むアレンジが美しい。
ここでもサックスが、震えあがるほどロマンチックに嘶いている。
切実に燃え上がるような情念の炎を巧みに表現しているのか。
そして最後の仕上げとばかり、ジャストなタイミングを見計らったかのように、ややエフェクターのコーラスが深めにかけられた泣きのギター炸裂で切り込む。
シリアスな雰囲気など、ありとあらゆる様々なエッセンスを贅沢に注ぎ込んだ実験的だけど安全印な展開。

「え~それではメンバー紹介をしたいと思います」
ミサト嬢が一人一人を、懇切丁寧愛情タップリに心込めて紹介。
彼女の秘めたる優しさが滲み出ています。
ヘルプのヒコちゃんとはギャラの交渉で揉めたそうです(ジョーク)
「1500円で主張したんだけどで出来高払いなんだとか・・・」
「300円?・・・250円!!??・・・・・
まあ、そんなもんだよねえ・・・・((´∀`*))」

そんな中でも、フロントセンターにて、満面の笑顔で応援に駆けつけてくれたファン達に手を振るサーヴィスは決して忘れないミサト嬢。

「ありがとうございました!
段々と涼しく、過ごしやすくなってきましたね。
今日のブレッツァを見て気に入ってもらえたなら、是非これからも私達のライブに足を運んでください。
ブレッツァでした!
じゃあいよいよ最後の曲です。」
「ええ~~~!!??」
「(笑)皆さんにエールを送りたいと思います。
よくご存じの曲で・・・・・
思いっきり盛り上がっていきましょう!
・・・負けないで!!
(1993年の1月27日発表の6作目のシングル。
3分49秒。
オリコン週間1位。
4THアルバム・揺れる想いの6曲目に収録)」
遂に飛び出したお約束。
やはりラストを飾るのは、この熱きアンセムしかないですよね。
これをやらずにステージを降りることは絶対に許されない。
ザード流の応援歌。
会場全員が一体となっての手拍子大会。
まだまだ足りないわ、とばかりにトモちゃんは更なるリアクションを要求。
心ウキウキ、明日からもまた明るく生きていけそうな気がしてきたよ。
幸せと喜びのエキスを、この勝負曲から大量に注入していただきました。
元気一杯、前向きでリフレッシュした気持ちになれる歌詞の一言一言が、皆のハートにも届けられたことでしょう。
大いなる励みの讃歌となって・・・・。
こうやって次の世代へ延々と歌い継がれていくことでしょう。
オーラ振りまきのカリスマ・ヒコちゃんも本家顔負けな豪快無比で、伸びやかなるギター・サウンドをステージ中央にまで歩み寄って紡ぎ出していました。
涼しい顔してハイポジションで、次々にフレーズを奏でる堂々たる男っぷりには、ただただ圧倒されっぱなしで惚れ惚れしちゃいます(本人曰く結構事故ってしまった…と反省の弁を述べていたけど何ら気にならなかったよ。
己に厳しき完璧主義なんだね)。
オーディエンス達は一心不乱に手拍子を打ち続けて応える。
ホップ・ステップで熱狂の渦状態。
これこそライブならではの醍醐味と一体感。
コール&レスポンスの応酬で大合唱の様相を呈している。

沈着冷静なる燻し銀のシンジ氏ベースライン・セクションは、常に安定したボトムを支えて貫禄を醸し出しています。
屋台骨TAMOくんとのコンビネーションもピッタリとフィット。
良い仕事をしていますなあ。

エキサイトして熱気ムンムンの観客から絶え間なくピーピーと口笛が吹き鳴らされる。

「どうもありがとうございました。
ブレッツアでした。
また会いましょう!」

無事に大団円。
皆さん、心地よい疲労感に包まれて満足気な表情を浮かべている。
本当にお疲れさまでした!

あっという間に、夢のようなブレッツア・ショーの30分が過ぎ去ってしまいました。

心残りだけど、格別なるヒトトキは次回のためにとっておきましょうよ。


シーちゃんからのアナウンス。
「ブレッツアの皆さんに、もう一度大きな拍手をお願いします!」
今後もアクティブにライブを展開していく所存とのこと。
相変わらずアグレッシブだなあ。
こっちも負けてはいられないぞ。((´∀`*))

カメラマンの要望にお応えしてステージ中央でブレッツア全員の記念撮影パチリ!!
ライブ後のBREZZAはステージでの緊張感から解放されて朗らかにふるまっていたよ。

ちなみに私の密かな楽しみはサカエくんのローウェル・ジョージばりに唸りをあげる秘密兵器スライド・バー。
これを聞けなかったことを直談判したら苦笑いしていたよ((´∀`*))

会場内に流れるBGMはスティーリーダン。
そしてエルトン・ジョン「クロコダイル・ロック」
ペット・ショップ・ボーイズ「ゴー・ウエスト」
キャプテン&テニール「愛ある限り」

 

****はい!ライブ・レポートBREZZA編はこれにて終了。
なに!?
続きを早く読みたい?

まだまだ威勢の良いバンドが続々と登場しますからね~。
休む間もなくセカンドアクトへと突入しますよ!!****














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