君は「キーン」をご存知か??!
あのTOTOが快進撃を続けてアルバム、ツアーにと絶好調の頃、アメリカ西海岸から登場した4人組です。
ジェフ・ポーカロが彼らのデモ・テープを聴いたとたんにぶっ飛んだとか。
正式な声明文でも「正直、TOTOよりも凄い。
ボーカル、演奏、歌詞と全てにおいて素晴らしい。
特にドラマーは秀逸。
大げさな話ではなく、マジに人気のあるバンド連中もうかうかしていられないよ」とのこと。
このバンドはキーン兄弟(DR&KB)を中心に1981年アルバム「ドラィヴィング・サタディ・ナイト」でデビュー。
(ジャケット撮影は巨匠ノーマン・シーフだ!
Chicago、ストーンズ 、イーグルスなどを手掛けた伝説のカメラマン!)
驚くなかれ、その時の彼らの年齢は15~16歳!!
テクニカルでポップなロックサウンドがご機嫌、将来有望株として注目の的となりました。
特にデビッド・フォスター、そしてジェフ・ポーカロにも可愛がられて「TOTOの弟分」的扱いを受けるほど。
しかしベーシストが脱退(性格的問題だったとか)、ここで加入したのがこの頃まったくの無名だったジェイソン・シェフです。
この時、彼も18歳。
さっそく2枚目のアルバム「スターダスト・トウナイト」をレコーディング。1982年発表。
写真はシングル「レディ・トウナイト」とLP&CDです。
彼らの共通点に、若さとテクニック以外にも親がプロ・ミュージシャンだという点も無視できません。
なるべくしてなったというサラブレット(でもジェイソンは父親のジェリーからは離婚した関係で疎遠となり、ベースの手ほどきは受けていません)。
キーンは各音楽雑誌でも取り上げられ、プロモーション・ビデオも製作、3枚目のアルバム・レコーディングの話もありましたが、結局5年の活動で終止符を打ち、それぞれの道に進んでいったのです。
右下の写真は1999年発表、元キーンのギタリスト/マーク・マウリンのユニット「ヴィジョナリー」
キーン直伝のメロディアス・ハード・ロックとAOR系バラード硬軟両面にわたって楽しめるバラエティ豊かな好盤。
ビル・チャンプリン、そしてジョン・キーンはじめキング・オブ・ハーツ、TOTO,エアプレイのメンバー達も好サポート。
それ以外のメンバー達はといいますと、もちろんジェイソンはシカゴに加入、説明不要でしょう。
キーン兄弟もソロ、あらゆるセッションからゲスト、ツアーサポートと精力的に活動。
日本の企画モノにも積極的に参加しています。
トム・キーンはシカゴ18に収録されているパワー・バラード・ヒット「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー」をデヴィッド・フォスターと共作。
「Chicago21」ではキーン兄弟が揃ってDR&KBで客演しています。
もしかしたら、トリスではなくジョン・キーンがChicagoのドラマーになっていたかもしれませんね。
たれればではありますが…(^◇^;)
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